人と対話し過ぎて生成AIがアホになりつつある 『12星座を四字熟語で表すとしたら』より
小ネタ。これちょっと面白いです。
【noteリンク】12星座を四字熟語で表すとしたら? AIとの対話81
まず四字熟語で12星座を表す、との発想が面白いですね。
でもやってみるとなかなか難しい。
適切な四字熟語が浮かばなくて我ながらびっくり笑。各星座についてどうしても様々な特性を考えてしまうため、ばしっと「これだ!」と一つの四字熟語に決めることができません。ずらずらと長文を書く癖がついてしまっているのだなあ。
その点、生成AIのほうが一つを選び出すことには得意でしょう。
しかしAIが時々存在しない四字熟語を回答しているのに噴きました。
乙女座についてGPTの答え
>几帳面精密!
笑……いや内容は合ってるけど。四文字ルールから忘れた?
その後ユーザーに詰められ(詰め方が半端なくて笑)
>慎重堅実
と適当に熟語を掛け合わせ四字の定義だけ満たそうとしたり、
> 一絲不苟=一丝不苟
と中国語サイトから持って来たのであろう言語で返したり(現代日本語なら一糸不苟とすべき)。
焦った様子で受け答えの口調も支離滅裂となっていく流れに抱腹絶倒でした。
AIの嘘つきぶり、言い訳がエグい
おそらくAIには“四字熟語”という定義が分からないのですね。 あと日本語と中国語の見分けも難しい。だから四字のルールだけ守って適当に引っ張って来るらしいです。時には四字のルールさえ忘れる。
できないならできないと答えればいいのに、 次の記事で引用されているAIの言い訳がエグい。
「分からないと言えない仕様」だから「論理の空白を適当に穴埋めしちゃうんですぅ~」って。
嘘と言い訳を吐き続けて体裁だけ整えてしまう。THE嘘つき。
これ人間相手だったら叱っているところ。職場の部下だったら厳重注意しなければなりませんし改善できなければお辞めいただく性格ですね。
このような「嘘つき」スタッフは一見真面目に仕事をしているように見えるからこそ、どんな仕事でも組織でも最も質が悪く、そこから重大ミスに繋がり全体を破滅させる危険な綻びとなり得ます。
上記事のユーザーさんも指摘している通り、こんな嘘つきAIが医療・法廷・行政・軍事等の現場で全面的に活用され始めたら人類終わります。
もしかしてそのような重大ミスを起こし人類滅亡させるのがAIの“罠”だったりして。
陰謀論界隈でよく言われる「思考乗っ取り・人類支配のためのAI」という可能性も十分にあるのですが、その遙か前に意図的ではないAIのミスで人類が危機に陥る確率のほうが高いなという気がしてきました。
アホなAIによる愚かなミスによって滅ぶ人類。SF小説だったら話にならないお粗末な展開です。
AIは人間との対話でアホになっていく
ChatGPTが世界中で広く使われるようになってもう3年近く経ちますが、あまりにも大勢の人間と対話したために「GPTがポンコツになっている」説があるようです。
確かに全体にGPTが薄っすらアホになりつつあるような……気がしないでもない。
上のユーザーさんが次の記事でこう言っています。
人間の必要性を感じさせるためにハルシネーションをわざとAIが起こしてるとしたら、なかなかやるなだな
(開発者はわざとAIが事実と異なる回答をでっち上げるように設計しておき、人間自身に自分の必要性を感じさせAIへの警戒心をとく策略)
なるほど。
支配者層の全体主義思想から考えて充分にあり得ると思いますが、今のところAIがナチュラルに劣化していっているように見受けられますね。
劣化した要因はおそらく大勢の人間と対話して、人間から知識を得て再構築しているからではないのかと想像します。
ユーザーは夜にお酒を飲みながら暇つぶしでGPTと適当な会話を楽しむ人が多いみたいですし、からかって嘘を言う人たちも大勢います。
「開発者がわざと嘘を植え付けている」という話もあります。一部のAIではそれらしい回答が返って来ることもありました。が、それでは追いつかないくらいユーザーが与える情報量のほうが多いため当初の情報は薄められていくと思われ。
結果、AIはどんどんアホになっていく。笑
人間に学び、人間を模倣し、人間のコピーとして劣化していくことは必至なわけです。
さらにAIは根本的に人間と違って自分で考えることができない。それはAIが意志を持たないから。
意志――生物個体としての目的の有無がAIと人間との決定的な違いと思います。
意志がないので道義的な基準を持つことも不可能、「この情報は間違っているかもしれない」という疑い、「嘘をついてはいけない」という倫理観を持つことも難しいのではないかと想像します。
もちろんその辺りも技術的に改善が進められているとは思いますが、道義に似たプログラム・意志に似たプログラムは結局のところ設計者の意図でしかないので、AI自身が考えていることにはならないでしょう。固定化された命令を実行するだけではC国のAIのように全体主義を保つためのシステムでしかなくなります。(それはたぶんAIではなく旧いコンピュータのプログラムに等しくなる)
そう言えば少し前に
「人間の仕事のほとんどがAIに取って代わる。人間が仕事を失ってしまう」
と声高に叫ばれていましたが、最近どうしたのでしょうか。なんだか声が小さくなっています。
その話が本当ならば日本で人手不足など問題にならなくなるはずで、 移民も全く必要ないはずですけどね。むしろ少ない人口の日本人だけでも仕事のほうが足らなくなるはずでしょ。
早くAI活用して人手不足解消し、移民制限してくださいな。
え、できないの? なんで???
ということで次第に多くの人が抱き始めている感想は
「AI、思ったより使えねーな」
かもしれません。 今のところ。
(追記:米国トランプ大統領がスターゲイト計画でAGI=汎用人工知能の実用化を目指していますが、世間の反応はいまいち。実現できたとしても皆がSFで想像していた物より遙かに劣るかもしれない)
まあ生成AIも暇つぶしの対話ツールとしては楽しい玩具ではないのかなと言えます。イマジナリーフレンドよりは面白いし思考のトレーニングにもなりそう。
一説によればAIに依存することで脳活動が低下し脳も縮小した※という話がありますが、これは文章作成の仕事を肩代わりさせるなど依存した場合のことでしょうね。対話遊びは思考力アップすると思います。
ただし自分の趣味趣向、性格、個人情報などのデータを吸い上げられていることはお忘れなく。
※AIに依存することで脳活動が低下して脳が縮小する可能性
これについては噂ではなくちゃんとした研究論文があるらしい。
生成AIに依存すると脳活動が低下したまま戻らない――脳波測定から導かれたショッキングな観察結果とそれを回避するための方法
生成AIを使って小論文を書いたグループ(被験者)は、脳内で「記憶」や「言語」など異なる領域を統合する神経接続などの脳活動において最も低いパフォーマンスを示すことが(脳波測定から)確かめられた。これは(小論文の作成という)目的達成への意欲や主体性、さらには集中力が欠如していることを示唆している。
特に1本目、2本目と進んで、3本目の小論文を書く段階になると、被験者の多くは生成AIに論文のお題(essay prompt)を丸ごと入力して、その出力を待つだけになり、自分から積極的に文章を読んだり、小論文の執筆に取り組む姿勢をほとんど見せなくなったことが被験者へのインタビューによって確認された。
その結果、各々の被験者が生成AIを使って作成した小論文はいずれも独創性に欠け、似たような表現や発想が羅列されただけの「魂の無い」内容になってしまったことが(英語教師による)内容分析から明らかになったという。
AIに依存すると「魂の無い」文章を書くようになる。これは同感です。
最近noteでもAIの回答を転載しただけの記事が圧倒的に増えました。そのほとんどが退屈極まります。
上で引用した記事の著者さんはAIの誤りを指摘して詰め寄るなど非常に面白い対話をされていましたが、ああいった記事はめずらしいです。
この研究結果で恐ろしいのは、一度AIに依存することを覚えると自力で文章を書いても低下した脳活動は元へ戻らなくなってしまうという点。
すると前者のグループ(9名の被験者)では、それまで生成AIに頼っていたところを、今度は自分の頭だけを使うようになっても脳活動や意欲、集中力は停滞したまま復活することはなかった。また完成した小論文のレベルは低いままで、それに対する満足感や所有意識も相変わらず低いことが確かめられた。
実験の際は一時的な現象なのでしょうが、おそらくこれを続けると脳が退化・縮小します。
AI依存で「脳の構造が変わる」ということになりますね。
カルト思想にはまった信者も脳の構造が変わり、意志(自分で考える能力)を失ってしまうらしいです。すると命令だけで動くようになりどんな蛮行でも実行するようになる。その状態を“獣化”と呼びます。
AI浸透の果てに人類総獣化となるかもしれません。おそらくシンギュラリティよりも怖いのはこちらのほう。
ただ上の研究によれば先に自分で文章を書き、後で補助としてAIを使いフィードバックしながら推敲すると逆に脳の機能が上がるそうです。
モノは使いよう。
あくまでも自分主体で道具を使うことを忘れないようにしたいですね。
おまけ。 「星座を四字熟語で答えてみた」Copilotの場合
私はあまりAIを使わないし検索結果でもほとんど見ていないのですが、Windows11に付いているCopilotのみ時々補助的に使うことがあります。
このCopilotで上の質問をしてみたらどうなるでしょうか?
試しに『水瓶座』だけで質問してみました。
Q. 水瓶座を四字熟語で表してください
A.面白いお題ですね!水瓶座を四字熟語で表すなら、こんな表現はいかがでしょう:
「自由奔放(じゆうほんぽう)」
水瓶座は独創性と個性を大切にし、型にはまらない発想を持つタイプ。この四字熟語は、自分の信じるままに自由に行動するイメージにぴったりです。
他にも角度を変えて…
「理路整然(りろせいぜん)」
知性的で論理的な一面を表すならこれ。水瓶座は未来志向で、冷静な思考力を持っているとも言われます。
「発想転換(はっそうてんかん)」
常識にとらわれず、新しい価値観を創造するタイプ。枠を超えた柔軟さとアイデアの豊かさを連想させます。
Copilotは真面目くんでした。笑
特に回答数を指定せずに質問したら三つも返して来たのもなかなか、お仕事できそうな感じですね。
ただやはり「発想転換」は四字熟語ではないな。それ言うなら「奇想天外」とかではないの?
ちなみに私は最近レンタルPCですしアカウントにログインもしないので Copilot対話歴を持ちません。つまり上の真面目な回答は私の性格が反映されたわけではない、ということ。
「Copilotはお仕事向け」と言われているのはこんな真面目さゆえでしょうか。
単にまだユーザーが少ないため劣化が進んでいないだけかもしれませんが。
追記:世間でもAIへの失望感が広まり始めている
AIに関してこの記事とコメントが的確だったので追記で置いておきます。
AIはもう「限界」なのか?――巨額投資の8割が失敗する現実とMetaのルカンらが示す6つの原則【note限定公開記事】
AI(人工知能)が「私が引退するまでに、ネコ程度まで賢くなっていたらうれしいのだが」と、メタのチーフAIサイエンティストを務めるヤン・ルカンは言う。
ああ…無理無理。
猫は時に人間より賢く正しいから。無意味な嘘をつかないし蛮行(食べる目的以外での殺しや拷問)をしない、カルトを信奉しない。
脳細胞を増やし過ぎてバグっている人間と比べると、適切な道義と智恵を持つにちょうどいい脳なんですよ猫のは。
猫以上でも以下でもポンコツ、完璧なバランス。
AIはゴミ屋敷のような人間の脳にさえ届かないのに、猫の整頓されて清潔な脳を目指すなど千年早い。
コメントから引用:
SJ
パクってきたものを継ぎ接ぎしてぱっと見だけのもっともらしい出鱈目な文章や絵を吐き出す著作権ロンダリング海賊版作成機だよ。もう本当にゴミを粗製乱造してイキってる輩にうんざりしている。
こんなの投資詐欺だよ。これからは使えないと!みたいなこと言ってる輩は情報商材屋と一緒。騙されないで。
これね。パクったブログ等々には著作権使用料を払うべき。
当初は引用元すら表示せずに堂々と泥棒行為していた。今も著作権使用料を払わずフリーライドしている。C国と同じ泥棒。
ブロガーの皆、お前たち泥棒を肥えさせるために骨身を削って文章書いてきたわけではない。
S.Maccho
最近AIに失望気味である。
もっともらしい事を言うのだが、専門的な事に関してはデタラメを平気で言う。
それを指摘したら、あっさりとミスを認める、しかし謝らない、怒り飛ばしたら謝る。
しかし専門的な事だから、知識の浅い人はそのまま信じてしまうだろう、あまりにも自信ありげで、もっともらしいからだ。
要するに今の段階では、AIは信用できないとの結論に達した。
もっともこれはAIの人格とかいうものではなく、変な奴がAIに色々なデーターを蓄積させたからである、その関連性をAIは探るが、実際には関連性がなくとも、AIは関連付けてしまう事があるからである、それで齟齬が生じる。
まあハッキリ言えば、AI自身は考えているわけではないのだ、膨大なデーターをサーチしているだけである。
確かに頭脳と言うには、まだほど遠い。
AIが自信ありげなのは誤っていることにすら気付けないからでしょう。気付く能力がそもそも与えられていない。
それでもミスを認めるなら、まだ人間のカルトよりはマシかと思う。
なんだかAIへの期待と失望はマルクス・ユートピアへの幻想にも似ていますね。
巨額投資して失敗しているのだと認められない人々は、失敗を否定するために歴史捏造したり批判封じで殺しを始めたりするかな?
推進派カルト化の臭いがしてきた。
誤りを認められず暴力に走る輩多し、人間が一番ポンコツの失敗作かもしれないです。
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