占星術で自分の死期(弱い季節)を知る

 


 今年も早いもので、8月に入りました。

8月は私にとって特別な月です。
毎年、また今年もこの月が来たな……と少し憂鬱になります。

もちろん自分の誕生月だから意識しているのですが。
子供の頃はただ楽しみだっただけの誕生月の訪れが、
「また一つ無駄に年を取るのか」
と憂鬱に思うようになったのは自分でも意外ですね。
それだけ自分も年を取ったということで、こんな年齢まで生きて来られただけでも感謝したいです。


しかし私がこの時期に憂鬱になるのは、実は「年を取るから」だけではなかったと近年気付きました。

まずこの月に入ると怒涛のごとく放送される、戦争特集番組。戦争ドラマ、戦争映画。
不可抗力で戦争の映像に触れてしまうことが憂鬱の原因ではあります。

さらに、……それだけではなく、自分自身の死をも連想してしまうのだと思います。

8月は私の誕生月であると同時に、前世で死の原因を作った月だからです。
ただし命を失ったのは8月ではなくて9月後半の秋口のはずですが。
※注 こう言うのは、他人の記録を見て妄想しているわけではなく、私自身の記憶によります。私の記憶は、あらゆる文献やフィクション=他人の世界と完全に切り離されています)

真夏に生まれた私は子供の頃からよく、
「夏に強くて夏バテなんてしないでしょ?」
などと言われるのですが、そうでもありません。
先日も軽い熱中症で頭痛が止まりませんでした。
水分補給などに気を付けているのですが、どうも夏には弱いようで、いつも秋口になると体力を消耗しています。
それで、
「夏生まれの人ほど意外と夏に弱いんだね」
と周りの人たちに笑われ、そうなのかなと漠然と信じてきました。
他の夏生まれの人もそうなんだろうと思ったり。

でも占星術的によく考えてみれば、そうではないということになります。

自分の出生ホロスコープを見ると、「死の領域」である第8ハウスは乙女座後半~天秤座に当たります。
この第8ハウス上を太陽が通過するのは、毎年9月半ば~10月ということになります。
つまり一年に一回、私の場合は9月半ば~10月に体調の危機を迎えることになるわけです。

「夏生まれの人ほど夏に弱い」
と言うのは誤りだったことになります。
同じ月日生まれでも出生時間が違えば、危機となる季節は全く異なる。
代わりに他の季節生まれであっても、私と同じ8室に乙女座~天秤座の来る方は秋口に弱い、ということになるでしょうか。

なおこれは「死期」というほどには強い意味を持たず、毎年その季節に体調を崩しやすいだろうという予測になります。

皆様も同様に、第8ハウスに来る星座の月は体調を崩しやすいと言えるでしょう。
怯える必要など全くないのですが、体調管理にはお気を付けください。

【占星術知識ある人へ、補足】

他人の死の時期を占うのは公序良俗に反するため、占い師の方は依頼されても断らなければなりません。
(ケースによっては法律に引っ掛かる場合がありますのでご注意を)
ただもし「体調管理を重視すべき時」ということで大まかな占断を出すなら、冥王星に着目すると答えが出やすいと思います。

この公転周期の遅い冥王星が出生太陽のサインに入る年があり、なおかつその年のトランジット太陽が第8ハウスに入る季節は充分に気を付けなければならないでしょう。⇒完全例としてのホロスコープ『古代人で冥王星クリーンヒット→死、の事例 』
ただそれはあくまでも病気など、
「非常に体調を崩しやすい時」
と考えるのが正しいです。

寿命という意味で言えば、やはり人の寿命に最も近い天王星が、ネイタルの天王星に合となる時なのではないでしょうか。当たり前な考え方ですがね。

他にも、天王星×火星などの「不慮の事故」、トランジット冥王星または土星のネイタル8ハウス上通過の「不運」等、人の死期は一概に言えません。

私は特別な天命を持つ人でない限り、人の死期は定まっていないものと考えています。
ホロスコープに表れる死期はあくまでも「可能性」で、気を付けるべき時としか言えません。
通常は定められた運命などないので、避けられる死期もあるはずです。

 

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土星が表す晩年


 

占い好きの皆様には大変長らくお待たせしました。
占い館更新しております。
西洋占星術初級講座6 土星で読む晩年と障害

これを書いていて気付きましたが、孔明の出生時刻は推測通りでほぼ正解ですね。
第6ハウス土星の解釈――これは私個人の考えではなくてオーソドックスなテキストを参考にしたものですが――がぴたりと符号します。


第6ハウス土星:
仕事は地味ながら責任ある職務に就きます。重役にも抜擢されやすいでしょう。しかし厳格過ぎて職場での不和を招きやすく、部下の裏切りに遭いやすくなります。 困難アスペクトがある場合は健康面に不安があります。

 

ご存知の通り、史実として大々正解です。
孔明がこれを読んだら傷口に大量の塩を塗りこまれる感覚になるだろうと思います。
(「だろう」と言うか……)
恐ろしや占星術。
当時は知られておらず何ら影響力のなかったはずの古代東洋人の人生まで正確に当ててくるところが、恐ろしい。

※ちなみに孔明の出生時刻は土星など詳細を見ての判断ではなく、木星カルミネート(合)=大出世と六芒星の特殊アスペクトを根拠としたものです。なお孔明の土星/獅子座11度「宵の芝パーティ(セレブリティたちの気楽な集い)」は、晩年を生きなかったため実現していないものと思われますがどうでしょう? 人物イメージとして気楽なセレブリティの印象はありますでしょうか? 私にはよく分かりません。

 
また私は現在、第5ハウスに土星があるのですがこれも非常に当たっています。 

 

第5ハウス土星:
幼い頃から遊びが苦手で、消極的な人格となります。恋愛でも奥手。困難アスペクトがあると子供に不幸が起きやすくなります。 安易アスペクトがあれば慎重さや真面目さが目上に買われて成功するでしょう。

はい、まさに地味で奥手で、非常に消極的な人間でございます。苦笑
ジョークを解するのは苦手ですし、幼い頃から遊ぶことより勉強のほうが好きだったな。
今もゲームはやらず特に浮かれた趣味もなく、「リア充」の真逆の人間です。
恋愛は受け身のため、おかげさまで婚期は早くなったけどね。
慎重さを認められ、てはいるのかもしれない。でも非常に地味な感じで高収入にはつながらず(これは第2ハウスに惑星がないためでもある)。


これだけ見ていても分かる通り、西洋占星術は恐ろしく当たります。
現実の事象から出生日時を推測できるほどにです。

最近のプロの占星術師たちは、
「当たる・当たらないに一喜一憂するな。当たる・当たらないなんて関係ない」
などと言うのが口癖ですが、それは太陽星座で性格を見る占いが当たらないとのクレームに対する言い訳かもしれません。

私は思うのです。
当たらない占いや心理分析には何の意味もない。と。

やはり占いでも心理分析でも、その人の状況を正確に言葉で説明出来なければ、今を生きる助けにはなりません。
(医療で喩えれば、「正確な診断」があってこそ初めて治す手がかりが得られるということです)

だからこそ経験や思考を駆使して、教室の講師に植え付けられた思い込みさえ排除し、「当たる」という手法を自ら選択していく必要があるのだと思います。

私もまだまだ正確に当てるまで能力が及びませんが、いつか辿り着けるようにせめて誠実に学んでいきたいものです。
そのためには何のしがらみにも囚われない自由が必要です。
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