テキスト文でAIが性格診断~Personality Insights

 


 AIが自動で性格診断してくれるサイトがあり、自分の文を入れて調べてみました。

 ⇒診断テストはこちら。Personality Insights
※2020年サービス終了(リンク先はアーカイブ)

テキストから筆者の性格を推定してみましょう。Personality Insightsは、言語学的分析とパーソナリティ理論を応用し、テキストデータから、その筆者の特徴を推測します。

分析方法の詳細は不明。使われている単語のニュアンスが加味されているようですので、日ごろの考えに近いテキスト文を入れると良いとのことです。

自分のテキスト結果(ブログ)


「日ごろの考えに近いテキスト文を入れると良い」ということで……
私が日ごろ考えている内容に最も近い記事は何だろうと考え、とりあえず『「法治」とは何か。法の適用とリーガルマインド』の前半(「フレキシブルに~」の手前まで)を入れてみました。



筆者結果。

鋭敏なタイプであり、また情に厚いタイプです.

哲学的なタイプです: 新しいアイディアに興味をそそられ、進んで受け入れ、探求することを好みます. 自己主張が強いタイプです: 遠慮なく発言し、その場をリードする傾向があります。また、集団を統率できます. また、現状に満足しているタイプです: 概してあなた自身に満足しています.

組織への帰属を意識して意思決定するタイプです.

自主性と伝統の両方にあまりこだわりません. 他人が自分の行動の指揮をとることを受け入れます. また人が通った道よりもわが道を行くことを大切にします.

 

なんと。
法律に関する話なので硬いなどと言われるかな、と思ったのですが、意外にも
「情に厚く」
「知的好奇心が高い」
と出ました。
これが人間だったら、「硬い文!」という感想を持つだけでしょう。人間との判断の違いが面白いですね。

「自己主張が強い」は、意外です。現実では自己主張がないと言われますので、文章だけで主張できるということか……。情けないな。(その後、色々な文で試してみて、これは日本語ニュアンスとしての「自己主張」ではなく「率直性」や「リーダーシップ」を表すのだと分かりました) 
「組織への帰属を意識して意思決定するタイプ」、これは当たっていますね。ただし組織や伝統の言うなりというわけではなく、自分自身の敬愛という感情・信念に基いて動いているだけですが。
「人が通った道よりもわが道を行く」これは正解です。
「協調性」が圧倒で低いのは笑いました……、それはそうだろうな。

※同じ人でも入力する文章の種類により結果はかなり変動するようなので注意してください。幾つか違うジャンルの文を入れて頻出するワードを見るのがコツです。次項参照


結果の変動について(平均結果を見ること。例:筆者Twitter・他記事)


その後、色々と文を入れて試してみたところ、同じ人でもかなり結果が異なるようだと分かりました。
たとえば筆者の場合、占星術サイトの文では「安定性」が飛び抜けて高くなり、「協調性」も「誠実性」も高くなります。
つまり公の目を意識して、サービス精神をもって書くと安定性と協調性が高まるということ。当たり前。だから下に出る数値は、あまり強くこだわらないほうが良さそうです。

ただ、いくつか内容の違うテキスト文を入れてみて、共通の結果文が何度も出てきたらそれが自分の特徴ということになるのかな。
筆者の場合は
「率直で場をリード、集団を統率できます」
「哲学的なタイプです(アイディア、探求を好む)」
「わが道を行く」
が何度も出ました。この辺りが性格特徴ということになるのでしょうか。

下に出る数値では「知的好奇心」が常に高いようです。
(このパーセントは偏差値で、100人中何番目かで決まる。100%の時は一位ということ)

他に特徴として、常に「商品を購入するときは家族の影響を受けない」と出るのが笑えます。ゴーイングマイウエー。

ところで毎回「楽器演奏の経験がある」と出るのが謎。楽器は苦手ですけどね。
以前、文章にリズムがあると言われたことがありますが、そのせいでしょうか。

参考。筆者のブログ記事より結果をもう一例
『漢王室復興という不可解なテーゼ』(要パス。本心の吐露に近い文)
表現に富むタイプです.

哲学的なタイプです: 新しいアイディアに興味をそ そられ、進んで受け⼊れ、探求することを好みま す. ⾃⼰主張が強いタイプです: 遠慮なく発⾔し その場をリードする傾向があります。また、集団を 統率できます. また、⾃分に⾃信があるタイプです: 始めたことを成し遂げる能⼒があると思っています.

組織への帰属を意識して意思決定するタイプです.

伝統と成功することの両⽅にあまりこだわりませ ん. ⼈が通った道よりもわが道を⾏くことを⼤切にします. また⾃分の才能を誇⽰することにあまり拘 らず意思決定します.


★Twitterは三ヶ月以上続けると結果が安定してくるようです。
→以下2020/8/15結果、最後の受診となったのでチャートともに貼っておきます。
「思考力100%」は嬉しかった。「哲学性」「我が道を行く」などベースの評価はブログと共通。Twitterではキャラ変して、無遠慮にガツガツと攻めたつもりだったのですが「忠実さ93%、謙虚さ79%、秩序性99%」と出たのが意外でした。呟きが冷静だったのか? 「感情起伏2%」の結果にも笑う。
確かにブログ文では感情表現を心がけていますが、日常・無意識での応答はこちらのほうかも。なるほどロボット的と言われる理由が分かった気がします(笑)




サンプル、夏目漱石や『出師表』


サンプルの夏目漱石らと比べてみるとかなり違うことに少し落ち込みました。

漱石:
表現に富むタイプです.

自制心があるタイプです: 自分の欲望をコントロールできますし、強烈な欲望を持ちません. 哲学的なタイプです: 新しいアイディアに興味をそそられ、進んで受け入れ、探求することを好みます. また、精力的なタイプです: ペースが速く、多様な活動でスケジュールを埋めることを好みます.…


ふと思い立ち、『出師表』(日本語訳)でも行ってみました。余計な括弧内の言葉はカットして入力しています。
結果。

 

表現に富むタイプであり、また社会的なタイプです.

自己主張が強いタイプです: 遠慮なく発言し、その場をリードする傾向があります。また、集団を統率できます. 自分に自信があるタイプです: 始めたことを成し遂げる能力があると思っています. また、哲学的なタイプです: 新しいアイディアに興味をそそられ、進んで受け入れ、探求することを好みます.

帰属につながる体験を好みます.

成功することと伝統の両方にあまりこだわりません. 自分の才能を誇示することにあまり拘らず意思決定します. また人が通った道よりもわが道を行くことを大切にします.

 

うーむ?
なんとなく自分と似ていますが、翻訳文のせいなのでしょうか? (句読点の打ち方で診断される?)
「社会性の高さ」や「親密度」が私より遥かに高いのが気になります。現実そんな感じはしませんが……。笑

次項で他の人の翻訳文でも試してみました



11/25 追加報告


『出師表』は自分の翻訳文を入れたので似通った結果が出るのかなと思い、他の方の翻訳文で入れてみたところ概ね同じ。特に中段以下の診断
「率直さで場をリード、集団を統率できる」
「哲学的なタイプ、アイディアに興味、探求を好む」
「わが道を行く」
は共通して出ます。するとこれらが原文の特徴であるようです。
少々驚きました。なんだか怖い。
だけど意外にも彼にはリーダーシップがあったのですね……。
かなり現代的な意味でのリーダーシップ(精神的な統率力)ですが。

 ★諸葛亮の文について詳細分析はこちらへ移動しました
【別館】諸葛亮の性格をテキスト分析プログラムで診断した結果


重ねてご注意


前述の通りこのAI診断はまだ研究途上です。
表面上の結果で、単に違う語句が出たというだけで別人が書いたと断定することはできないこと、その逆も言えること強調しておきます。
文書から著者の推測ができるくらいになるには、AIがもう少し学習して精度を高める必要があると思います。

Share:

筆者ネイタルホロスコープ、前世が反映された箇所まとめ(公開版)


前世に着目した「筆者ネイタル 公開版(抜粋)」です。

今回は他記事へのリンク多めとなっております。
目次のような記事となってしまいましたが、各記事のほうが詳しいのでクリックして読んでみてください。

※2024/9/6 引っ越し後リンク先は概ね過去記事倉庫です。追々転載作業していきます。

 ★ホロスコープ全図はこちらです。 小説読者様限定。

宿と月の比較


ここは占星術サイト消失時のために書きます。内容重複していますがご容赦を。

昔から月サインは前世を表すとされていました。試しに月そのものをピンポイントで見てみます。
筆者の月は水瓶座24度です。サビアンシンボルは一度足しなので
25度 「右の羽がより完全に形成されている蝶」
となります。
感情を抑制した冷静な判断力を表します。すたくろさん解釈はまた少し違います

しかしこれだけでは曖昧過ぎて、前世の職業や生き方をイメージするには役立たずでしょう。

サインそのもので占ってみても、私の場合は当たらずも遠からずといったところでした。
あるサイトの前世占い結果(月サインで占う):
宇宙の真理を解き明かそうとした、天才科学者
あなたの前世は斬新な発想で世間を驚かせた学者でした。天才であり才能豊かでしたが、あまりに社交性がないために、なかなか就職ができませんでした。…(そして孤独のうちに世を去る。死後、論文が認められ大きな評価を得た)
「他人から見て天才風」「人付き合い苦手な変人」等、概ね当たっていますが表面を掠る程度です。

いっぽう宿曜占星術で見たとき、前世の職務まで的中させていたので驚きました。
このため、私は「前世占いとしては宿曜占星術の精度が最も高い」と言っているわけです。

重複になりますが、こちらでも筆者の宿【壁宿】解釈を載せておきます。
・代表的な参謀星
・補佐役、女房役に適する
・君主に可愛がられ出世する
・絶望的にコミュニケーション下手
・隠遁癖あり、自分の殻に引き篭もりがち
・情にもろい、おだてに弱く利用されやすい
・自己犠牲に徹する
・一人で責任を抱え込みがち
※上の箇条書きはオーソドックスな解釈より引用。こちら、→筆者サイトの壁宿解釈は前世占いとして書いているため、代表例として自分をモデルとした解釈になっています。
オーソドックスな解釈は書籍を購入して学んでください。ネット検索で出て来る解釈は嘘もあります、ご注意を。

お薦め:『本流 宿曜占星術』
『秘伝 密教宿曜占星術』 等々。

多重YOD


YOD(ヨッド)は逃れられない宿命という苦労を表すとともに、天才性も表すアスペクトとして知られています。
筆者はこのYODが上下に二つ重なり(オーブにより四~六重)、しかも奇妙な複合アスペクトを成しています。

 解説 →YODとは

自分が現状として天才だと言っているわけではありません。
このアスペクトは過去の、「天才」と呼ばれて苦しんだ経験を表しているのではないかと思います。


2021/4/9 ごめんなさい、打消し線の箇所は世間体を考えて若干の嘘(謙遜)をついていました。と言うより自分でも自分のことを誤解していたようです。
幼い頃は、学力において確かに他の子より優れていたところはあったと感じます。これは前世の実務経験のおかげでしょう。今は研鑽していないので退化していると思いますが…。
なおYODを単なる「宿命的な苦悩」とだけ解釈する場合なら、現世では今のところ何も苦労を負っていないため「前世の経験記録」と解釈するのは間違っていなかったと思います。

過去語り(要パス):私は何故、「天才」と呼ばれたのか


バーテクス、アンチバーテクス


この感受点も宿命を表しますが、今の人生では説明がつきませんので前世の表れだと感じます。

 このシンボルについて詳細→集団から求められる生き方(アンチバーテクス)と、それに対する自己の反応(バーテクス)

軍神オーディン


ヨッドの一点を成す惑星は、サビアンシンボル
蟹座2度 『吊るされた男』
です。
これは比較的に分かりやすいシンボルで、タロットカードそのままと思われます。一般的には「逆転の発想」や「広い視野を持つ」ことを意味しますが、元々は北欧の神オーディンを表しています。

オーディンは智慧の神で、軍神です。

そのものズバリなシンボルで背筋が寒くなります。
自分をオーディンになぞらえるほど図々しいつもりはないのですが、確かに西洋ではこのシンボルが妥当。言い得て妙だと思ってしまいました。

 このサビアンシンボルについての解説はこちら。→吊るされた男

すたくろさん解釈も引用しました。(以下同じ)

ASC ラブバード


ASCサビアンシンボルは
水瓶座15度 『フェンスにとまる二羽のラブバード』
です。
これは司令塔的で俗抜けした性格とともに、ソウルメイトのような伴侶が存在することをも表してもいます。

 このシンボルの詳細はこちら。→ラブバード


MC チェス


私にとって、「MC=名刺として差し出せる生き方」は
射手座3度 『チェスをする二人の男』
であるようです。
松村潔氏によれば、射手座の前半は戦争を表し、特にこの度数は「戦場には出ずに室内において作戦を考える人を表す。机上にて作戦能力が磨かれる」とのことです。まるで私が記憶している前世の日常そのものです。

この度数はもちろん、全ての人にとって戦争を意味するわけではありません。
私は特に戦争ゲームにも関わりませんし、コンサルティング業をしているわけでもありません。このため前世のことでしかあり得ないだろうと思った次第です。

 このシンボルについて。→チェス、筆者の現在も加味した話


IC テューレリー庭園


21/4/10追加。

「ルーツ」を表すICは『テューレリー庭園』。
計画性や企画力、戦略戦術を表します。

この度数も状況によって様々な解釈のしかたがありますが、筆者の場合は露骨に前世職務を表していると思います。
 詳細→テューレリー庭園


フクロウ


筆者ネイタルの中で、最も重要な意味を持つ惑星のサビアンシンボルは、
射手座5度 『木の高いところにいる老いたフクロウ』
です。
射手座前半なので『チェス』と同じく戦争を表します。特にこれは「高度な作戦能力を表す(松村解釈)」そうです。

筆者に長いこと絡んでいた年配の読者の方が、
「射手座5度のフクロウは、ミネルヴァの梟のことでは? あなたには哲学の素養があるということです。(作戦能力なんかじゃないよ)」
と仰っていました。
自分で本を買って解釈を勉強することもせず、ただ筆者の記憶を否定するためだけに独自解釈でこのようなことを仰った。全体を見ずに枝葉さえ否定すれば全てを否定できると思っていた。
最低の人だなと思いましたが、この度数を哲学性と解釈するのは一部、正しい面もあります。
松村潔氏もこの度数を「稀に哲学性を表すこともある」と言っていますし、筆者の過去世でもアテナイで哲学に縁を持ったことがあるから一理あるのです。
しかし現在の私の状況を考えると、哲学と言うよりは軍事のほうで解釈したほうが妥当に思います。
なお、ミネルヴァ(アテナ)も智慧の神であるとともに、軍事の神です。残念ながら。


海王星カルミネート


出生図全体に、まず何よりも強い意味合いの海王星カルミネートであることが特徴です。
海王星カルミは場合によって、「神話的人物の扱いを受ける」または「ファンタジーを現実化する」と読み解けます。

海王星は、空想世界と現実との境界を溶かしてしまう意味を持ちます。
このことから一般に海王星カルミネートの出生チャートは、「現実が空想に浸食される」すなわち妄想に翻弄される人、自分の未来が定まらない人という不安定な意味に解釈されます。

しかし実感としてはむしろ逆で、「空想が現実に浸食され」ています。
(現実が空想に浸食されることがあるなら、その逆もありということ。私の海王星カルミは後者のパターンらしい)

それまで空想だと思っていた世界が突如、現実として襲って来たという経験をしました。
自分一人の空想だと信じて愉しんでいた安らぎのファンタジーが、確固たる裏付けのある現実に侵されてしまった。
このことによってファンタジーは永久にファンタジー性を失ってしまいました。「ファンタジーが現実に喰われ」てしまったのです。
そして私の場合、現実の記憶さえも自分一人だけのものではなく、他者に踏みにじられ汚されていた。それが今の現状であり、悲しく辛い結末です。
※2020年追記:ただし今は「悲しく辛い」だけではなく、現実にあの過去が長期にわたって人々から愛されてきたことを心から感謝しています。膨大な称賛を今の自分と結びつけて考えるのは不可能なのですが、皆さん史実ではないことも分かってらっしゃる。そのうえで、史実も愛してくださる。そんな本物の愛を感じれば感謝の念が湧いてきます。

なお他者から見ると、私はもしかしたらファンタジー人物が現実化したかのように思えるかもしれません。現実化の結果、ガッカリさせるだけなのではありますが。

これが海王星カルミネートの実証です。



公開は以上です。
他に、最も特徴的なのは「奇妙な複合アスペクト」ですが、あまりにも危険過ぎるため公開は不可能。
冒頭パスワード記事にてご確認ください。



余談


〔冒頭より移動〕

今の状況でこれを公開するのは墓穴を掘ることになりそうです。
どうも私は自ら危険に身を投げるのが好きなようです。それが宿命なのだとも言えますが。

私を羨ましく思ったり必死で否定したがる人は、状況をご存知ないのだと思います。皆様が世の中の現状を知れば、この前世証明が何の得もなく不利益でしかないと分かるでしょう。憎悪の的になり、悪魔の餌食になると分かっていて、他人であれば誰がこんな負の遺産を負うのだろう?

なお、筆者は「サビアンシンボルで自分の前世物語を作り上げた者」ではありません。
自分の記憶が先・記録での裏付けは後、ホロスコープとの一致を知ったのはそれより遥かに後です。
この件について経緯を説明:前世記憶とサビアンシンボル、どちらが先か? と、誰のためにサイトを始めたのか
Share:

創作家さんやライターさんへ、お願い

限定公開 『漫画家さんにブログをパクられた疑惑について考察。霊感か?(お詫び)』より。
ここは公開すべき項目だなと思ったので別記事にて、改めて掲載します。

創作家さんやライターさんへ、お願い


実は前記事のマンガ以外にも当ブログが素材にされたのでは?と疑っている記事などありますが、今のところ訴えるつもりはありません。
ただ今後は描き方によって、あるいは剽窃の分量などによっては訴えることもあります。

私のブログを参考にされるのはいっこうに構いませんので、どうか一言ご連絡ください。
それと当ブログを参考にしたことを、作品の後書きなどに表示してください。
「プロは一般人の書いた物を勝手に使っていい。素人は使ってやれば喜ぶだろう」という傲慢な考えは棄てていただきたいと思います。
一般人の書いた物にも著作権はあるし、肖像権やプライバシー権もあるのですから。

ルールを守れば他人の著作を参考にすることは構わないのです。
フェアな精神でお願いします。
Share:

読者様より補足情報。冥王星を「再生」とした例

 先日も少し触れた、「トランジット冥王星がネイタル太陽ヒットで死亡した例」について読者様より補足情報をいただきました。
詳細で具体的な情報のご提供ありがとうございます。
とても重要かつ役立つ例と思いましたので、個人情報を除いて引用させていただきます。


今回メールを差し上げたのは、「トランジット冥王星」の件で、補足的な情報を提供したいと思ったためです。
著名人のホロスコープの感受点(太陽、ascなど)とトランジット冥王星の配置を見ると、確かに大きな変化を体験している人が多いように思います。
例えば、吉野様もご存知のヘルマン・ヘッセは太陽に蟹座を持ちます。蟹座が冥王星入りした時代には第一次世界大戦が起こりましたが、この時期(ネイタル太陽と合の時期)に彼は苦難に遭い、精神を病んでいました。この体験が後の「デミアン」などの名作に繋がる訳ですが。
他にも太陽・天秤座をお持ちの高橋留美子さんもそうだと思います。高橋さんはトランジット冥王星・天秤座の時期に漫画家デビューしています。実際、若い頃の一時期は漫画家になるのを諦めていたこともあったそうですが、その葛藤を克服した例だと思います。
ヘッセは当時にしてはかなり長命まで生きているし、高橋さんもご存命でおられるので、冥王星の「再生」が上手く働いた例とも言えると思うのです。

……(略)……

以上をもって、ネイタル太陽とトランジット冥王星が合の時期に必ずしも死ぬわけではない、ということで、これからネイタル太陽とトランジット冥王星が合となり不安でおられる方の為に、例を示したいと思います。

 

>ネイタル太陽とトランジット冥王星が合の時期に必ずしも死ぬわけではない

仰る通りです。
私も、そのように単純に解釈されるとまずいなと思い、上記事にて
「トランジット冥王星が、ネイタル太陽にヒットする時期に100%誰もが死ぬわけではありません」
「その時期のそのアスペクトは、ある事象が起きる条件が整っているというだけに過ぎず、実際にそれが起きる計画があるかどうかは地球人類には分からないこと」
と書いたのですが、掲示板かどこかで「必ず死ぬ」ということで大げさに語られていたでしょうか?
不安に思われている方がいたら申し訳ありません。

本来ならこのように具体例をもって説明すべきだったと思います。
至らなかった点、補足いただいて深く感謝です。

なお、上の記事は古代でも冥王星が影響していたことを証明するために(また、上ホロスコープ推測の正しさを裏付けるために)とても重要と考えていますので、掲載を続けさせてください。この補足記事にもリンクを張っておきます。


それにしてもネイタル太陽・ASC上のトランジット冥王星通過は、誰にとっても人生の節目となることは確かですね。
肉体の寿命となるか「再生」となるかも結局、本人の意思次第と言えるでしょう。

※意思次第: 何度も書いてきたように、運命は過去の自分の行いをもとに自分で選択します。神様が決めるわけではありません。

Share:

トランジット冥王星がASC上を通過するときは、何に注意すべきか?

 


 いただいたメールにアイディアをいただきまして、ようやく占星術の話です。
「ネイタルASC上をトランジット冥王星が通過し、心境の変化が起きた」というお話について。

トランジット冥王星がもたらすもの


以前、
「ネイタル太陽上をトランジット冥王星が通過する時は体調に注意」
と書きました。
根拠としては、ご存知の通り冥王星が「死と再生」を象徴する星であるからです。

この現在最大のマレフィック(凶)とされる星が、たとえば太陽など生命力を表す星の上を通過する時は、極端な話「死ぬこともある」と言われているわけです。

再び奴の話となって恐縮ですが、これほど見事な例はあまりないのでしつこく掲げておきます。
 ⇒冥王星クリーンヒットで死の事例
これは占星術を学ぶ人間として、不謹慎ながら「美しい……」と呟いてしまう典型例です。
(そもそも私が彼の出生日と推測ASCを正しいと最終的に確信したのは、このトランジット冥王星ヒットの見事さが理由)

ただ、死亡する事例はネイタル第8ハウスのサインにトランジット太陽が来た(=第8は死の象徴。生来として弱い季節)うえに、ネイタル太陽へ冥王星がヒットすることが重なるなどの、特殊なケース。
このような場合は高次霊タイムキーパー(マスター)の高度な計算に基づく「寿命」だと言えるのです。
ネイタル太陽上を、トランジット冥王星が通過しただけで全員が確実に死ぬなら、多くの人の寿命を単純な人間ごときの計算で予知できることになってしまいます。現実そのようなことはありませんので、恐れないでくださいと言っています。

冥王星は風変りな星で、「死」とともに「再生」の意味もあります。
つまり、マレフィックでありながら希望をも表すのです。
ネイタルの重要な星の上をこの冥王星が通過するとき、何らか大きな変化をもたらすことが多い。と言うことは大躍進も有り得るので、注意しつつ期待しても良いと言えます。

上の事例でも分かる通り、ネイタル太陽上を冥王星が通過する時は、肉体の変化に注意をしなければなりません。
大きな病気をしたりすることがあるかも。ただしその病は重要な学びをもたらすはずです。
不吉な言い方かもしれませんが、たとえ死んだとしても、そのことによって新たな意味・新たな生がもたらされます。




ASCとトランジット冥王星


では、ネイタルのASCをトランジット冥王星が通過する時は何が起きるか?
「心」あるいは「魂」の変化だろう、と読み解けます。
何故ならASCは自分自身。魂の象徴とも言われています。
このため、自分の根本が変わるのではないかと思えるほどの大きな心境の変化が起きる可能性が高くなります。
(メールでいただいたお話でも、「心境の変化があった」とのこと。星が示す通りですね)

この心境の変化が新しい生き方へ導くことがあるでしょう。
あるいは決定的なダメージとなることも……。

ASC上をトランジット冥王星が通る時は、海上を漂っていた心を、嵐が襲うようなものと考えてみてください。
激しい波に揺られて右往左往する心。
その波は新たな大地に送り届けてくれるかもしれないし、海底へ自分を沈めてしまうかもしれない。
過剰に恐れる必要はないのですが、とにかく落ち着いて目の前の波に対処することです。あるいは波に我を委ねるといいかもしれません。

人によっては太陽と同じく、アセンダント上の冥王星通過も「寿命」となる場合があるようです。
ただその終わりは、きっと重要な意味を持つはずです。




自分の話


――さて。

自分の場合、今の人生でネイタル太陽上を冥王星が通過する可能性はありません。
ただしASC上を冥王星が通過する時はわりと近く、2034年です。(正確にはその前年からだが、ASC上を激しく行き来するのがこの年)

2034年……って。
まるで鏡のように符合し過ぎて笑うしかないですね。
私はもうとっくにこういう符合には慣れっこになっているので、恐怖など通り越して笑ってしまうのです。
必ず死ぬとは限りませんが、何らかの大きな変化を覚悟してはいます。

 >>「符合」について、もう少し詳しい話

誰にでも寿命はあります。
平均より早い・遅いの差はありますが、人生の重要度に大差はありません。

肝心なのは、終わりの時までに何をしたかです。
どれだけ人生を味わったか?
どれだけ他人の幸せを祈ることができたか? 
他人のために何を為せたか?
愛を知ったか? 愛を注げたか?
メッセージを残せたか?

そんなことを自分に問いながら、この無名人生も最後の日々まで一所懸命にやるべきことをするつもりです。


【関連記事】この記事を読んだ方は、こちらもお読みください
 読者様より「ネイタル太陽とトランジット冥王星が合の時期に必ずしも死ぬわけではない」

 

 

Share:

新着

アーカイブ

もっと見る

Blog Archive