文章で天下を取れるか? Web診断テストで“文章力”を調べてみた

 昨夜、家族が某局の『歴史探偵-情報戦 関ケ原』を観ていました。
私はまた歴史修正にイライラすることが分かっていたから観ていなかったのですが、


文章には人物の性格が表れる。…石田三成は自分の言いたいことを詰め込むタイプで、文章が長かった。このため交渉に失敗した


という話だけ耳に入ってきて唸りました。
なるほど、そういうことはあるかもしれません。

私もご存知の通り終わりの見えない長い文章を書くほう。読者様にはご迷惑おかけしています。

やはり自分の性格は石田三成に近い部分もあるのかもなと考えていました。
(現実の性格タイプはだいぶ違うと思うのですけどね。こちら別館記事は孔明と三成を比較した記事ですが、私と三成でも同じ感じに差が出るかと)



今はなき文章で性格診断するテストを探して


そんな話で思い出したのが、以前やった「文章で性格診断するテスト」です。今はもうサービス終了で無くなってしまいました。

他に似たようなサービスは無いかな? と思って検索していたところ、性格診断テストは見当たらなかったのですが文章そのものを評価してくれるプログラムを幾つか見つけました。

私はプロの文章書きを目指したことはないので、今までこの手の診断はスルーしてきました。
でも公開で文を書いている者として性格診断より大事なテストでしたよね。(先に受けるべき)

反省し、今さらですが受けてみました。



文章力診断テストご紹介


実際にやってみてお奨めだと思った文章力テストを、筆者サンプル付きでご紹介していきます。

なお、全て日本語の原文対象の診断テストです。翻訳文では正確に診断できないかと思います、ご了解ください。

あなたの文は、どんな文豪に似ている? 診断


文体診断ロゴーン

一番の有名どころのようです。
自分の文がどんな著名人(日本人のみ)の名文に似ているか? その相似率とともに診断してくれます。

お遊びの要素もありますので、気楽に楽しめるかと思います。プロのライターや小説家を目指しているわけではない日記書きさんにもお奨めです。

〔筆者サンプル〕
画像で引用しておきます。
一般ブログ記事で頻出した結果:

硬い文章ということですかね。偉人の先生方にはとうてい及びませんが、類型としては近いのかもしれない。

小説も調べてみました。
短編小説『空蝉』



『空蝉』には漱石へのリスペクトを含めたので狙い通りではあります。遥かに及ばずですが、嬉しく思いました。

(略)


下に表示される文章評価はだいたいこのように出ます。

ブログの一般記事:



小説:


 

一般記事では一文が長くて読みづらいと。
小説だと読みやすくなるのか。ふむふむ。
確かに、無意識にそうしているかもしれません。

ブログの一文が長いことは自覚しています。と言うより、あえて長めに書く時が多いです。
解説などの記事で短い文を乱発すると少し幼い印象になるというか。ロボットが量産する無味乾燥なマニュアル記事のようになってしまう。

でも、読みづらくてご迷惑をかけているようです。
もう少し一文を短めにするよう心がけましょう。
(そんなことより話があちこち飛び、まとまりないことのほうが問題だと思いますが…)


日本語としての基本的な文章力を分析


jWriter 学習者作文評価システム

これは外国の方が日本語の習熟度を調べるためのテストですが、日本人の基本的な文章力を調べるのにも使えるだろうと思います。

結果は入門~超級まで。
それ以下または以上の場合「測定不能」と出ます。
 
〔筆者サンプル〕

最近書いた記事のなかで、一般向けのエッセイっぽい記事を選び送信してみました。

※この当時は詳細エラーで表示されなかったため2023年8月23日 最新エッセイで再測定
『トリリオンゲーム』面白いです。現代版だからハッタリ設定も無責任に楽しめた  

 


いきなり「超級以上」と出て慄きました。
「測定不可」と出たのでエラーかと思いましたら、プログラムが判定できる範囲を超えているのだそうで。
全員天才と出るジョーク・テストみたいですね。笑

詳細結果。論文ではないので論理性は関係ないと言えますが、表現力は高かったようです。
「易しい表現と難しい表現をバランス良く使っている」とのことで心がけ通りの評価でした。


 

自信をつけるにはとても良い結果。
でも日本語圏以外の人向けテストですから、日本人の大学生以上ならばここが及第点かもしれません。

論理性は「中」とのことで低めに出ました。エッセイですから当然なのですが、接続詞が少ないことでも低めに出るそうです。
あまり接続詞を乱発するとやはり幼稚な文になってしまうため意識して控えてきたもの。しかしこのAI診断を見ると、SEO的には接続詞が多めのほうが「論理的」と判断され有利となる可能性があります。


論理が成立しているかを診断する


●森リン 作文小論文の自動採点テスト

※何故か当ブログから繋がりにくくなっているようなので、URLコピペ入力でどうぞ。
https://www.mori7.net/moririn/moririn1200.php

論理性に焦点を当てて分析するなら、こちらのテストのほうが向いているようです。
内容で総合的に文章を診断するプログラムです。
個人的に、“文章力”という観点で総合的な評価を得たいならこのテストが最も優れていると感じました。

〔筆者結果〕
始め上と同じ『批判と悪口の違い』を入力したところ97点だったのですが、ランキングで拒絶されたので他の文を入れ直しました。

『「正義は勝つ」のか? 改めて考察』のうち、余分な文(他記事に関する話)をカットして入力:

 

なかなかの高得点で嬉しく思いました。

今のところランキング一位を取っています。思考力が高めなのが嬉しいですね。(トップページ、ランキング表内の数値と個別ページの数値が異なるのは謎)



※その後、秒速で削除されました。何故スパム認定されたのか理由は不明。文章が何かご不満な内容だったのかもしれません。または生徒さん限定のランキングだった?(だとすれば公開すべきではない)



2023/4/11
その後、ランキングそのものを撤去したようです。

確かに公開の基準をもうけていないのは危険で、営業スパム文の温床になるから管理すべきと私も感じました。しかし営業目的ではない一般人の文章を排除したのは不可解過ぎる。
どうやら自分たちにとって都合のいい人の文章だけをランキング上位に掲げておきたかったらしい。
つまり検閲をされている様子。
あまり良いサイトではないかもしれません、入力する文に個人情報を含めないようご注意を。

 

【他に診断サイトを利用する際の注意】


感想


というわけで、文章力テストを受けてみたら意外と自信を持てる結果となり安心しています。

私は子供の頃から文章を大変に褒められてきました。
読者様からもたくさんのお褒めの言葉をいただいてきましたね。ありがとうございます。
しかし実は、自分では雑然とした汚い文だと感じており見直すのも嫌になるときがあります。実際に誤字誤記が多く雑然としていることは事実ですから、その点は本当に反省し修正しなければなりません。

ただし今回、機械の客観的な診断を受けて「そこまで貶めるほどの文ではない」と分かりました。
特に、何の気負いもなく気楽に書いた文が高得点を出すと分かったことは意義ある気付きだったと思います。
(ベースの力を活かせば良かったと分かった)

本当に今さらですがもう少し気合いを入れて文筆がんばってみますか。


ちなみに冒頭の歴史話について――
私は文章では天下(トップ)を取れる可能性があったようですが、「文章によって天下を取れる」かどうかは疑問です。
たとえ文章力が高くてもそれだけで人を動かせるとは限りません。
徳川家康が勝ったのはもちろん文章だけの力ではありませんね。
"正義は勝つ"の理論と同じように、前提としての軍事力学の考察、政治力も必要です。「心」が差となるのは人事を尽くした後の話。

〔追記〕ただし矛盾するようですが、「心」も「正義」もスタートの第一にあるべきもので、すべての根幹です。心が無ければ行動は発動しませんから。それでも物理次元の勝利を得るためには、物理の準備をしなければならないということ。民主主義が正しく機能している世界では、「心」が人の支援を呼び物理次元でも有利にさせます。これが最後の差となります。
つまり、心スタート → 物理準備(人事を尽くす) →最終段階で心が差となる ということでしょうか。現代では心を失っている人が多いので、支援を得てこの方程式を叶えるのは難しいかもしれませんが。
物理だけ整っていればどのような蛮行をしても永久に栄えていけると考えるのは明らかに誤りですが、逆に心さえ正しければ物理など関係ないと言って現実をおろそかにするのも怠慢です。
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批判と悪口の違い。“素人の批判(感想)”でも、誠実なら役に立つ

 

 

 前回少し緊張する話を上げましたので、今日は肩の力を抜いた雑談です。

遅ればせながらサッカーW杯・決勝行きの試合を見て感想を書きました。別館で上げています。

祝サッカーW杯、スペイン勝利。森保監督は韓信か?【背水の陣】

軽めの雑談ですから始め当ブログに書いていたのですが、韓信を出したあたりから
「ハッ… ここに書くべき話ではない」
と気付き別館へ移動しました。笑

まあそれを言ったら“歴史の話”全てがここ向きの話ではないですけどね。約一名については、しょうがない。私自身がプライベートで抱える問題でもあるため。

ニワカファン=通り魔の悪質な誹謗中傷


少しだけその歴史の件に関係し、ここでしか書けない話を補足しておきます。

別館記事から転載:
批判はいいが、個人攻撃の誹謗中傷はアウト

今回の大会では良い話ばかりではなく、悪い話も報道されていました。

日本人の「手のひら返し」についてです。

大会が始まる前は森保監督を「無能」と呼び、ドイツ戦で勝利したら手のひら返しで「ごめんなさい」「感動した」と称賛、次のコスタリカ戦で敗北すると再び手のひら返しで誹謗中傷……。

特にコスタリカ戦後の誹謗中傷は醜いものでした。選手への個人攻撃だけではなく、選手の家族にまで突撃して暴言を吐く人もいたとか。最低過ぎる。心の底から軽蔑、人間性を疑います。
ご存知ない方もいると思うので一応説明しておくと、サッカーワールドカップの試合で日本代表が勝ったら称賛の嵐、負けたら誹謗中傷という世間の「手のひら返し」が酷過ぎて話題となっていたのです。

スポーツ観戦で自分が応援しているチームの勝敗に一喜一憂するのは当然なのですが、今回は選手への個人攻撃の内容が目も当てられないえげつなさでした。
捻じ曲げた噂話で選手の人格を貶めるだけではなく。
家族まで攻撃するという醜さ、おぞましさには呆れ果てます。

まるで三国志で蜀貶めをしている者たちのよう、吊るし上げを悦ぶおぞましい性質がそっくりだなと感じました。
あれは政治イデオロギーによる文化破壊なので、さらに悪質ですが。

サッカーで噴出する誹謗中傷はおそらくニワカによる犯罪。日ごろスポーツチームを応援したことはなく、何の思い入れもないからこそ選手を人間扱いせずに叩くのでしょう。
むしろ嗜虐な快楽を得る餌食として敗北という負い目を持つ相手を見つけ、サンドバッグにしているのだと考えられます。ソーカツ・リンチ!というやつ。

相手が弱ければいい、叩ける材料がありさえすればいいと思っている。人を殴ることで快楽を得たいだけ。
まるで通り魔のような犯罪者ですね。
野球と違って、サッカーW杯のときはニワカファンがどっと増えるのでこのような犯罪者も紛れており、目立ってしまうのでしょう。

そんな歪んだ犯罪者たちの最大の被害者が選手であることは言うまでもありません。
でも実は、一生懸命に応援してきたファンたちも被害者なのではないか? と私は思います。

真剣なファンがチームの悪いところを指摘するのは当然。
怠慢に怒るのも当然のことです。
人生を捧げかねないほど応援しているファンだからこそ、次からは改善して勝ってもらうために厳しく批判するのでしょう。

人を叩きたいだけという歪んだ欲望を持つニワカがいるから、そんな真剣なファンたちの真っ当な批判さえも巻き込まれて「悪口」と一括りにされる。そして口を封じられてしまいますね。

私は彼ら本物ファンの口が封じられることこそが最も問題だと思います。

上の別館記事でも書いていますが、適切な批判ならしてもいいのですよ。
むしろすべきだと思います。
曹操ファンのように明らかに間違っていることまで許容したり無かったことに歴史修正して、歪んだ賛辞をばらまくのは本物のファンではないと思いますね。

「甘やかすな」とはそういうこと。
歪んだ賛辞を飛ばすことが本人のためにならないのは当然のことですが、すでに存在していない歴史人物に対してもやってはいけないことです。
事実捻じ曲げは自分へ還って来ます。健全な議論という言論を封じることで思考停止の道へまっしぐら。それは自分自身の思考も潰して、奴隷への坂道をまっしぐらに転がり落ちることを意味します。

たとえば現代の曹操ファンなどはそのような奴隷の思考停止状態に堕ちていると言えます。
史実を捻じ曲げ気持ち良くなっている様子は、傍から見たら完全に頭のおかしいカルトです。

批判と悪口(誹謗中傷)との違い


なお、批判と悪口の違いは
ちゃんと現実のその人を見たうえで言っているか否か
でしょう。

私も当ブログに対して、ほぼ一見さんのニワカが何らかの思い込みで石を投げて来るときは
“かっちーん”
と来て怒る場合があります。


相手が自分を表面的にしか見ていない、浅いレッテルを貼っているなということはすぐに分かります。
ろくに知りもしない人に石を投げる行為は無礼極まると思います。よくニワカでメールを送って来られるものだなと、その勇気だけには感心しますが。

あとは私の場合は特殊なのでしょうが、標榜している(と言うのか?)人物のフィクションや、歪んだ歴史家の解釈をそのまま悪口としてぶつけて来られると
「この人、アホなのかな…?」
と知能を疑ってしまいます。(すみません)
かつて他者創作マンガのイメージで本気の非難をぶつけられときは失笑しました。
メッセージを送る前にまず、本人自身の記事くらい読みましょうよと思います。せめて基本の記事くらいは読んで。

――この訴えの裏を返せば、きちんと真剣に観てくださっている方からのご指摘は全く不快ではないということです。それどころか、ありがたいと感じます。

あくまで私の場合ですが。ちゃんと見てくださっているのだなあ、私のためを想って言ってくださっているのだなということが伝わってくるメッセージは、たとえ耳に痛いような言葉でも宝物となっています。

なお、仰る通りに動けるかどうかは別問題です。
(申し訳ないです。私は確信犯として行動していることがよくありますので、方向転換できないこともあります)

まとめ。真摯なマニアの意見は、経験がない素人からであっても役に立つ


記事のポイントを短くまとめます。

今回の件で何よりもお伝えしたかったのは
「素人の批判・感想は役に立たない、ということは無い」
という話です。

ニワカが浅い知識で投げつける悪口は、何の役にも立ちません。
それは有害なので無視して良い、無視すべきノイズです。
ただ中には本当に真摯なファンで、よく見ているために本人たち以上に知識を持つディープなマニアの方がいます。
そんな誠実なマニアの話は、忖度した専門家のアドバイス以上に役に立つのではないかと思います。

私も実は自分についての的確なご意見を参考にして、反省しているのですよ。
経験のない素人ならではの着眼点だからこそ参考になる場合もあります。

だからサッカーでも本物マニアたちの声は必ず選手たちに届いていると思いますね。
ニワカ以外のファンの方々は遠慮せずに応援し、真心から生まれた批判(指摘)を発信し続けていただきたいです。

〔追記〕
ただし批判はしても冒頭アイキャッチ画像の言葉を忘れずに、プロを称える謙虚な気持ちは持ちましょう。

サッカー日本代表選の後、案の定
Twitter大荒れ(手のひら返し、戦犯などなど)
ネガティブな意見を見ると心が擦れて疲れる。

相田みつを氏の今日の言葉をお届けする。
「批判はしたけれど
自分にできるだろうか」
相田みつを

https://twitter.com/0228andmore/status/1596866250663075840より

 

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