“前世のお母さん”に会いたい子供の話。前世の知人に会うべき?

 


一昨日、テレビで「生まれ変わりの記憶を持つ子供の話」が放送されたそうで……家族がわざわざ録画してくれていました。

番組はTBS『爆報THE!フライデー』。いつも週刊誌的な話題を放送していて、私はあまり好きになれない番組です。でもせっかく家族が録画してくれたし、生まれ変わりの話なら勉強しておかなければなと思って観ました。

あまり期待していなかったのですが、内容は意外にも“新ネタ”で興味深い話でした。

今年2月にTwitterで話題となった話だそうです。皆さんご存知でしたか?

“前世のお母さんを探しています”Twitter投稿


私はこの話、全く知りませんでした。前世に関するブログを運営しておきながら不勉強で申し訳ないです。

当時はコロナや東アジア情勢など現実の危機で忙しくて、前世の話題どころではありませんでしたね。実は誰よりも「今」を生きている私です。笑

どんなツイートだったのか?


番組で放送された話の具体的な内容をご紹介します。

きっかけは今年2月、Twitterにこんな投稿がされたこと。この投稿は話題となり3万件リツイートされたそうです。
★前世のお母さんを探しています★

3歳より前世の記憶を語り始め、現在7歳になる息子が「前のお母さんに会いたい」
と言っています。お母さんが今も悲しみの中にいるかもしれず、ご存命のうちに会わせてあげたいと思っています。

前世を信じていらっしゃらない方、こういった呼びかけ・ご依頼を不愉快に感じられる方もいらっしゃるかと存じます。そのような方々にはあらかじめお詫び申し上げます。また、その場合はどうぞ本件はスルーしていただきますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。

本件に関し、お心当たりのある方、何かご存知で情報提供等ご協力いただける方は、お手数ですが以下のメールアドレスより是非ともよろしくお願い申し上げます。

******@aol.com

現在40代中盤〜後半位の方で高校時代にバイク事故で亡くなったクラスメイトなど心当たりのある方はいらっしゃいませんか?息子が発した言葉から情報を絞り、これまでにわかっていることは、以下の通り。

●17歳の男子高校生のとき、バイク事故で死亡。
●バイクで走行中、右から来た車と衝突した。過失は車にあり。
●右足が開放骨折で裂け、救急車で大病院に運ばれ、手術は成功したものの、感染症により病院で死亡した。
●事故は通学途中ではなく、休日に買い物に行った時に起きた。
●バイクは赤色で、ヤマハのJOGやホンダのライブDIOに近い。
●バイクは、母親から「もうこの年齢なら乗れるしバイク買ったら?」と勧められて買ったもの。
●場所は日本で通学にバイクが必要な地域。
●死亡したのはおそらく90年代あたりで、生きていたら現在40代中盤から後半くらいと思われる(バイクやファミコンから考えて、1970~1978年生まれの可能性あり)
●鹿児島県鹿児島市石谷町である可能性がある。(これは本人ではなく、見える系の人に見てもらった情報なので、確証はありません)
●一人息子だった。
●お母さんのことは「母さん」と呼んでいた。
●お母さんは専業主婦で、髪が長く、声が可愛い人。
●お父さんは医療関係者で、薬剤師など医者看護師以外のコメディカルで、中規模病院で働いていた。
●ゲームはファミコン世代で、初代スーパーマリオで遊んでいた。

息子に関する不思議な話は、月刊『ムー』3月号(2020年2月9日発売号)でも詳しく記事にしています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

長くなりましたが、情報等は記載のメールアドレスまでお願い致します。

togetterより引用 https://togetter.com/li/1467002

アカウント(現在は削除されている):前世捜索アカウント @5xavfYOTub4r5zw

※本名で投稿されていたようなのですが、当ブログ引用では伏せました

 

幼い息子さんの身が心配


私は始め、この話を批判的に聞いていました。

もちろん前世の話を信じないという理由からではありません。私自身が前世の記憶を持つのだから当たり前ですが。

仮に一から全てテレビ局の作り話でないなら、話の内容からも3歳の幼児が構成できるものではないでしょう。

退行催眠でここまで詳細な記憶を植え付けるのも、3歳では幼な過ぎて無理です。

投稿者さんが何故、「(前世の話を信じない人へ)あらかじめお詫び申し上げます」などと詫びなければならないのかも分かりません。信じるかどうかはその人次第。誰が何の体験を話そうとも他人に迷惑をかけるわけではない。それより体験や何かの事実を語る人を、暴力を使ってまで黙らせようとする人々のほうが異常者で反社会的なのではないでしょうか?

 

ただ私が気になったのは息子さんが7歳と非常に幼いことと、相手方のご家族が存命である可能性が高いことでした。

「お母さんどうしてこういう投稿したかな? まだ幼い子供にはきちんと意思確認できないから、本人が公開されることを本当に望んでいるかどうかも分からない。個人情報特定などすぐにできる。騒ぎとなれば子供が好奇の目で見られ、追い回されるというのに考えなかったのか。場合によっては相手方のご家族にも迷惑が……」

と思っていました。

上の投稿を見ると、投稿時点で既に雑誌記事への掲載が決まっていたらしい。ということは雑誌社から「Twitterに投稿して」との指示があったのかもしれない。雑誌売上のため? 良くないことです。

実際、ネットで公開したことによって心ない誹謗中傷も届いたそうだから、こういう手法はまずかったのでは?

息子さんはかなり具体的に前世情報を記憶しているので、Twitterに投稿する前にまずは自力で探すべきだったのでは…等と思いました。

しかし投稿者のお母さんは乳がんで手術してから死生観が変わり、「人間いつ死ぬか分からないから、生きているうちに息子を前世のお母さんに会わせてあげたい」と思うようになったそう。

そういうことならば(…どうにか)納得です。親心であり人間としての優しさからだと思えば共感できます。

確かに息子さんは、前世のお母さんに会ってメッセージを伝えるために同じ日本へ・早い転生を果たしたのかもしれません。そんな彼の悲願を叶えるためにどのような手段でも講じたいと思うのは人情でしょう。

 

直近の時代・同じ国・近い地域へ転生するのはイレギュラー


前世記憶を思い出した人々の体験談によれば、このように亡くなってから数十年という短期、しかも同じ国に生まれるケースはめずらしいようです。まして近所に生まれる確率は非常に低い。

親族に生まれる確率はもっと低く、「同じ血統に生まれることは100%絶対に無い」と述べる人もいます。

何故なら似たような環境に生まれたら学習にならないから。

したがって上の話のように数十年で、同じ日本に生まれたのはイレギュラーだと言えるでしょう。

もしかしたら人生計画の途中で不慮の事故に遭い亡くなった方は、「似た人生計画のやり直し」という意味で再び近くに生まれるのかもしれません。

そしてこの場合、前世の言語を話せるケース(同じ国でも、たとえば知らない地方の方言などを完璧に再現する等)、前世の住所氏名を記憶しているケースもあります。

 

「魂に時間は関係ない」と言いますが、どうも肉体次元に近い場で起きている転生現象は地上の時間に影響されるようです。

転生までの時間が短ければ記憶がよく保存されていて、長ければ長いほど記憶曖昧になっていくものらしい。たとえば私などは前世の数字記憶・言語記憶を失っています。映像と感情の記憶しか無いため細かい話ができません。仲の良かった人たちの名はおろか、自分の名すらはっきりとは思い出せないのです。現世で名前を見た時に「これが自分のイメージに合うかも」という感覚はありましたが。

【関連記事】前世に関して、どのくらい記憶があるのか? 私の場合

(前世が遥か古代であっても、人によって名前くらいは思い出すことがあるようです。私は自分の名前に興味が無かったらしい。いずれの場合も、名前よりも「その前世で何があったか」と感情を思い出すことが重要)

あまり直近の転生で、亡くなった時の年齢のまま記憶を受け継いでいるようなら、「憑依(ひょうい。浮遊している他者の霊にとり憑かれること)」の可能性も残ると思います。憑依か前世記憶かは、記憶を思い出して以降に人格の変化あるなしで判断します。

参照:
自分で前世を思い出す方法。安全な対抗催眠のやり方と、注意


結果… 前世の親御さんの反応


上の番組の話に戻ります。

投稿後、Twitterを通じてたくさんの情報が寄せられたそうです。

彼は1990年代に亡くなったそうなので、当時の友人たちが事故のことを鮮明に記憶していたようです。それらの情報によって該当する過去の交通事故が判明し、前世で住んでいた土地や前世の家まで特定できたとのこと。凄い! なんだか羨ましい!笑 Twitterの力も凄まじいなと改めて思います。

そのようにして息子さんの前世実家が特定された後。

投稿者さんはお一人で前世の息子さんが生きていた地へ旅立ちました。これはまだ幼い息子さんが前世で死んだ地へ降り立って、衝撃を受けてはまずいという配慮からだそうです。先に母親が下見をして、報告をして大丈夫そうなら息子さんを連れていく予定だったようです。

番組は投稿者さんの旅の様子を取材。

息子さんが前世で自分が亡くなった道路の絵を書いていたのですが、道幅や視覚障碍者向けの信号機が「ピヨピヨ」鳴っていることなど細かいところまで一致していました。これは鳥肌ものの前世照合です。

しかし息子さんの前世の実家を訪ねたところ、寂しい結果に……。

先方のお父様が対応され
「死んだ息子のことは思い出したくない。そっとしておいて欲しい」
と回答されたのことで、息子さんから託された手紙さえ渡すことができませんでした。

それはそうでしょう。とても真っ当な対応だと思います。

いきなり訪れた人から“前世”云々という話をされても信じられないでしょうし、信じたのであればなおさら、会って心がかき乱されることを避けるだろうと思います。


これはこれで良い結末です。断った前世の息子さんの親御さんの態度は立派でした。

おそらく欧米なら何のこだわりもなく前世の息子さんに会って抱きしめているのでしょう。観ている側の我々もそういった奇跡のドラマが実現し、感動シーンを眺めることを心待ちにしてしまうのですが、これはフィクションではなく現実の話。

心乱れる過剰な奇跡を求めるより、「今ある現実を大切にする」ことに踏みとどまる態度のほうが賢明と思います。

前世の家族に会うという過剰な奇跡


上のtogetterで
仮に事実だとして、事故後何十年かして子供の死を受け入れて穏やかにやってるところに 「あなたの子供の生まれ変わりですよ」ってやってきて 失われた時間を取り戻せるでもなく別人格として別の親のもとで育つのを見せられるの地獄では?

@ekitai_peropero


というコメントがあり、その通りだなと思いました。

欧米など外国の方々はわりとタブー意識が低く、奇跡を歓迎する大らかさを持ちます。例えばイアン・スティーブンソン『前世を記憶する子供たち』などの研究では前世家族との再会が基本でした。しかし繊細で情の深い日本人には難しいでしょうか。

特に、相手方の家で新たな人生を歩むかつての我が子を眺めることを嫌がるかも。

理屈では「過去に戻れない」「あの子は今新しい人生を歩んでいる」とは分かっていても、嫉妬や理不尽を恨む感情で苦しむことになるかもしれません。攫われた子供を別家庭で発見したように感じてしまうか。

当事者たちが心かき乱されるくらいなら、奇跡など無いほうがいいと思うのが普通でしょう。


いずれお互いの気持ちが落ち着いて、息子さん本人が大きくなり意思決定もできるようになってから「会いたい」と願うなら別。

それより前に息子さんの前世記憶が消えてしまう可能性のほうが高いですが……。その時は、ネット等に記録されたこの奇跡と息子さんが7歳時に書いた手紙が役立つのではないでしょうか?


自分の場合は会える人がいないことが幸運なのだと思う


私は17歳と、かなり大きくなってから前世記憶を思い出した者。

幼い子供ではなかったからこそ、かえって素直に記憶を受け入れられず苦しみました。

「前世などあり得ない。霊魂は存在しない、そんなの迷信でしかない」という現代の教育を信じていたために、自分で前世記憶を否定することになりました。それでいて前世の感情だけは容赦なく襲って来たので心が引き裂かれる想いでした。現代教育のせいで大変な苦しみを味わったと言えるでしょう。

【前世記憶を思い出して以降の苦しみ、経緯はこちらの小説で表現しています

【当ブログ内の公開記事はこちら。経緯1.退行催眠で見た「前世イメージ」と当初の考え

ただ自分が幸運だったなと思うのは、前世の知り合いに出会う可能性が低いことです。

遥かに遠く離れた昔から転生してきたので、同時代に存命の家族など当然いません。したがって、「会いたい。でも会おうかどうしようか」などと迷ったり、前世の家族の姿に心かき乱されることもありません。

それはそれで孤独であり、寂しいことではあるのですが……。

前世の人間関係で新しい人生が乱される葛藤を思えば、寂しいほうがマシなのではないかと思えます。


もちろん現世で、前世の知り合いの“生まれ変わり”に出会う可能性はまだ残されています。

でも私は個人的には、前世知人の生まれ変わりにも今世では会わないほうがいいなと思っています。

特に敵には遭遇したくありませんね。地獄の主のような相手ですから。またバトルが始まっても困ります。

主人には、本音を言えば熱烈に会いたいです……。会いたいという感情は嘘をつけません。もし存在しているならば我慢できずに一目お姿だけでも拝見しに行くかもしれない。

ただ、対面して会話するのは「怖い」という気持ちもあります。相手がこちらのことを思い出せば、なおさら。

前世の情けなさや現在の体たらくを怒られるのではないか、嫌われるのではないか、過去の良かった思い出が打ち消されてしまうのでは? などと小心者の恐れが湧いて足がすくんでしまいそうです。


私の場合、ただでさえ前世の話を見聞きすることの多い環境。不可抗力で記憶を刺激されて苦しむことが頻繁にあります。特に最近は増えています、何故か。

だから知人に会う可能性が低いことは私にとって、せめてもの救いだったと言えます。

穏やかな今世に感謝。この平和な環境もまた今の人生で与えられた恵みと思っています。



余談。日本って変わらないよね


最後にどうでもいいかもしれない余談。

Twitter“前世のお母さんを捜しています”によれば、投稿者さんの息子さんがかつて生きていたのはファミコン初期時代、初代スーパーマリオで遊んだとのこと。

また、亡くなったのは17歳で1990年代。

と言うことは、筆者と同世代の可能性が高いな!と思っていました。どうやら正解で、ほぼ同じくらいの年の人のようです。

それで気になったのは、息子さんが描いた「前世で事故に遭った道路」の絵が、現在完全にその通り残っていたこと。道幅や点字ブロックだけではなく、“視覚障碍者向けのピヨピヨ鳴る信号”まで完璧に当時のままであったことでした。
「なんと。あの頃から、日本の町はほぼ変わっていないのか……!」
と改めて知って軽くショックを受けました。

自分が過ごしてきた17歳からの長い年月を思うと、かなり衝撃です。日本の停滞もどうかと思います。

(もちろん変わり果てた街もあります。私の住んでいた関東圏の街などは激しく変わりました。しかし地方の停滞は想像以上なのでしょうか)

本筋とは関係ないところで衝撃を受けたという話です。不謹慎でごめんなさい。

 

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自律神経のタイプを四分類! バランスチェックやってみた

 『自律神経バランスチェック』というものを知りました。
簡単なテストで自律神経のタイプが分かるそうです。

以前から当ブログでも
「自分の体の不調の原因は“自律神経の乱れ”なのでは?」という話をしてきました。
私はかなり重い症状が出たので病院で検査を受けることになりましたが、「なんとなく不調」くらいでは検査してもらえないことがほとんどです。
でも自律神経の乱れを放置するとアレルギーやパニック障害につながることがありますので、けっこう重要。

こちらは簡単なチェックテストで分かるのでお勧めです。
下ページでは比較的に詳しいテストだから正確に出ると思います。(ただし症状が重い方は病院へ行ってください)


1.睡眠について

1 布団で横になれば、ほぼすぐに眠れる
2 夜にしっかり寝ていても、昼間なんとなく眠い
3 なかなか寝つけない
4 寝つきが悪く、眠れても途中で目が覚める

2.仕事や家事、勉強について

1 やりがいを感じ、それを結果に結びつけられると感じている
2 おっくうになって眠くなったり、なかなかやる気がおきない
3 できなかったときのことを考えると不安なので、集中して取り組む
4 やれないことに対して不安を感じるが、なかなか取り組めない

3.食欲について

1 時間がくればお腹が減り、おいしく食べることができる
2 すぐにお腹が減って、お腹がなる
3 仕事などで集中していると空腹感を覚えない
4 食べたくない、あるいはお腹が空いていないのにずっと食べてしまう

4.食後について

1 胃もたれなどは、ほとんどしない
2 食べてもすぐにお腹が減る
3 食後に、よく胃もたれする
4 食事の前後に、胃が痛くなることが多い

…以下略。続きはこちらで⇒あなたの自律神経バランスをチェック

※リンク先がアクセスできなくなっている場合はこちら
https://mainichigahakken.net/future/article/410.php

筆者結果


私は前に病院で精密検査をした通り(副交感神経優位・鬱傾向あり・統合失調症なし)の結果で、この診断テストの正確さに驚きました。

のんびり型 ~副交感神経が高く、交感神経は低い


副交感神経が高すぎる状態が続くと免疫過剰となって、花粉症や喘息、アトピーなどのアレルギーが発症しやすくなります。また、エネルギーの代謝量が減少し、肥満になりやすいのも特徴です。
心臓の血液を押し出す力が弱く、血液がうまく流れないので細胞まで栄養が行きづらい状態。つねにのんびり気味、なかなかモチベーションが上がらないなど、やる気が起こりにくく、うつ状態になる恐れもあります。

他の結果引用:http://holistic-wellness.jp/check/autonomic_nerves.html より


 

今のところ肥満だけはないのですが、あとはほぼ完璧に当たっています。

概ねテンションが低い。
アレルギー体質。
うつ状態になりやすい等々、嫌になるくらいその通りで参りますね。

番組に出演していた医師の先生によれば、このタイプは冷静沈着でもあるそうです。
(また出ました冷静沈着……笑。「肉体の性質は性格が作る」説、きっと当たっているのでしょう)
このタイプはいざというときでも冷静に危機に対応できる。たとえば野球のピンチヒッター、抑えの選手にはこのタイプを起用すると良い。希少で重宝されるタイプなのだとか。
そう言われると嬉しいのだけど、テンションが低過ぎていつも怠い・鬱傾向は辛いものがありますね。重症になると動けなくなります。

このタイプの改善方法は、なんと「筋トレ」だとか。
素人の私が考えた改善方法が当たっていたようで笑いました。

でも分かっていながら筋トレできない……。
いつも始めてはみるのですが、三日坊主に終わる。
体のことにはどうしても意識を向けられず、筋トレを始めてもすぐ挫折します。肉体に関しては本当に駄目人間です。
これはもう性格。だからこそ「肉体は性格が作る」と言えるのでしょう。


タイプ別 対処法


参考までに。某テレビ番組で紹介された各タイプ別の対処法を引用しておきます。

Aタイプ 交感神経も副交感神経も高い:
理想型。特に対処の必要なし

Bタイプ 交感神経が高く、副交感神経は低い:
・童謡などゆったりした音楽を聴いてリラックスする

Cタイプ 副交感神経が高く、交感神経は低い:
・筋トレする
・お風呂で手足に冷たい水をかける

Dタイプ 交感神経も副交感神経も低い:
・家で集中できること、塗り絵などをやってみる

(順天堂大学医学部教授・小林弘幸氏監修)


いずれにしても症状が重い方は病院へ行って検査を受けてください。
放置した場合、様々な病につながるほか、パニック障害(BタイプDタイプ)などのリスクもあるそうです。

なお、全タイプにとって良いことは

・規則正しい生活
・たっぷりの睡眠
・腸活(朝に一杯の水を飲む)
・呼吸法(鼻から吸って、口から吐く。吐くときは二倍の長さで)

など基本的なことのようです。
私も「規則正しい生活」などあまり実行できていませんので、反省して改善していこうと思います。とにかく寝ないとなあ…。


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「平成の孔明」鈴木星翔さんの宿占い(無料版)。結果 /参考記事など追加

 このオンライン占い、面白かったです。

⇒平成の諸葛孔明こと、鈴木星翔氏の宿曜占い
https://web.archive.org/web/20100418163015/http://www.nifty.com/taisei_zap/index.html(閉鎖のためアーカイブ)

天才軍師の玄孫に弟子入りした「平成の諸葛亮孔明」が、あなたの人生を占います! 最終的には必ず成功する、という秘策を持って、あなたの明日を占います。明日はどんな事が起こるでしょうか?

その“天才軍師”が誰なのか気になるし(清帝国の参謀ですか?)、玄孫さんも気になって仕方ない。
もしその人が占い師なのだとしたら、「軍師」という言葉を正しく使われていない可能性もあるねえ。用語は正しく使っていただきたいな。

【現実知識(別館)】 軍師とは何か

【質問回答】 どうやって占いを戦争で使ったんですか? (作戦家は占い師とイコールではないという話)


それと個人的事情にて、「平成の諸葛孔明からの助言」という文言にどうしても引っ掛かる。
孔明先生、助言ありがとうございます。笑

嫌味はこのへんでやめて。オンライン占いとしては当たっているほうで面白かったです。

参考までに引用しておきます。

何かのゲームキャラのグラフに見えるね、これ…


筆者の結果。

決断力:87
行動力:69
智恵力:95
魅力:76
対人力:88
財力:85

【一部無料の人生鑑定より人格評価】とても世話好きな人物です。温厚で気取りがなく、飾らない素朴さが魅力です。表に立つことはあまり好まず、どちらかというと縁の下の力持ちとしての役割を引き受けるでしょう。だからといって人の顔色をうかがったり、媚びたりすることはなく、どこかひょうひょうとしています。普段は目立たない存在ですが、本質的には参謀型……

おー。
智力が高いですね。
まるでゲームで見る某人物の戦闘力グラフのよう。笑

行動力と魅力が低めで、笑った。
まあそんなものでしょう。

財力が意外に高めですね。確かに壁宿だとそのように解釈するのが正しいのですが、現状はいまいち反映されていないかな。

壁宿の皆さん、いかがです?
同じ宿だと全員同じ値が出るようになっているのかな。


運勢解釈はメッセージのようだった


無論、私も占星術サイトで宿曜のページを持っているので解釈は知っていますが、同じ解釈でも表現次第で上等・下等と分かれます。鈴木先生は、表現のしかたがお上手で的確だと思いました。

個人的には下に表示された『明日の運勢』が現状へのメッセージのように感じられ、参考になりました。

【平成の諸葛亮孔明が無料で占う】明日のあなたの運勢と実際に起こる事

明日、Kさんは新しいチャンスをいろいろと与えられることになります。それに対してあなたは、少し躊躇(ちゅうちょ)した気持ちを抱えてしまいます。「自分なんかに無理では?」、「新しいことをやるのは怖い」などの弱気な部分を顔が見せるからです。しかしそれなら、自分の現状のことを考えてみましょう。Kさんは自分の現状に満足していますか? 「今いる場所ではないところにいきたい」と考えていると思います。あなたは昔、「自分がなりたかった自分」になれていないのです。それなら目の前のチャンスには、チャレンジをするべきなのです。万が一失敗をしてもいいではないですか。やり直せない出来事も、やり直せない年齢も存在しません。そのようなものは社会の常識が作った幻想です。明日は自分をちょっとだけレボリューションしてみましょう。毎日のちょっとの挑戦が、未来の驚くべき奇跡へとつながっていくのですから。


>あなたは、少し躊躇(ちゅうちょ)した気持ちを抱えてしまいます。
>「自分なんかに無理では?」

ここの箇所は、まるで前記事で私が書いたことへのオーディエンスからのメッセージのようです。
“明日”と言うよりは近未来でしょう。

>あなたは昔、「自分がなりたかった自分」になれていない

なりたかった自分って、何だろうなあと考えてみました。
少なくとも羽を持ったりするのは「なりたかった自分」では無いですよ! 絶対に!笑

本音を言えば普通に暮らしたかったですね。
いわゆる昔で言うところの「中流家庭」をつくり、平凡を堪能して生きていく。そんな人生に憧れていた。子供も二人は欲しかったな…。

>やり直せない出来事も、やり直せない年齢も存在しません。そのようなものは社会の常識が作った幻想

まあ年齢で絶対的に無理なこともありますよね。今から「普通の」家庭をつくるのは不可能です、物理的にも。
夢を叶えるのはまた、来世に持ち越しとなるかな。(他の星へ行ったりして)

とにかくも前半部分はシンクロのメッセージとして受け取っておきます。

 


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初めて「自分スゲー」と思った話(ただし過去形)。皆が思う頭の良さ、って何なの?


 〔常体記事です〕

三国志フィクションの感想を聴いて色々思った


最近、上司がGyaoで配信している『三国志TK』にはまり毎日のように感想を言ってくるので、面白いけど内心動揺することが多い。

この間は、ちょうど赤壁のフィクション全開のあたりを観ていたようで、少し興奮気味に
「孔明って奴は凄いな!! 一回聞いただけで長文を暗記してスラスラ言うんだ。あれって本当なのか?」
と言ってきた。

なんだその阿呆設定…… と内心笑っていたのだが、初心者さんに無粋なことは言えず。
「本当のわけないでしょう。頼むから、“あれって本当”とか聞かないでくださいな。三国志フィクションで史実のことはあまり無いから。特に、赤壁あたりの孔明の設定は」
と答えておいたのだけど、相変わらず翌日からも「あれって本当!?」攻撃がやまなかった。笑

(マニアックな話は略)

【今のところの関連記事】 史実の孔明についてマニアの意見。 孔明ファンそして孔明本人を勇気づける、かもしれないネット書き込み

以下本題。


記憶力の高さを「頭の良さ」と定義する価値観、浅過ぎるでしょう


上司のエピソードで考えたのは、「皆が思う頭の良さって何なんだろうか?」ということだった。

『三国志TK』で諸葛孔明が賢いということを表現するのに、長文を一瞬見ただけで覚え、滔々と語るなどという設定を用意する。

え、ただ長文を記憶するだけで賢い?
それって表現としても、価値観としても浅くないか!? …と思って脱力してしまった。

日本の漫画家や小説家などは、こんな設定は恥ずかしいから避けるだろう。
たとえばノースコリア工作員の、フォトリーディング(写真のように文書を記憶する)技能習得者として描くならまだしも。
あるいは、サヴァン症候群など障碍を持つ方の特殊な才能として表現するなら現実的で、避けられない設定でもある。たとえば『レインマン』、『ATARU』等。

逆に言えば、特殊訓練・もしくはサヴァンという前提が無い限りは非現実的となってストーリーに齟齬が生じるので、現代のフィクションでは禁忌と思う。

大昔の『三國演義』(14世紀頃、明の時代)にそういう設定があるのだろうから仕方ない……と思ってみたのだが、問題はあれが2010年の現代創作として放送されたことだ。
例の国の「賢さ」という基準、大丈夫か? と心配になった。

さらに私の上司のように単純に「スゴイ!」と思ってしまう日本人がいることも心配になる。
彼は本気で記憶力が良いだけの人を「賢い」と呼んで崇めるようなタイプではないのだが(単純に特殊技能としてスゲーと思っただけ)、一般日本人でただ記憶力だけを崇める人が多いだろうと想像した。

中華で言えば科挙の弊害、日本もかつての詰め込み教育・受験戦争の弊害から抜け切れていないと思った。

〔追記〕
ちなみに三国時代には「一瞬見ただけの長文を暗記してスラスラ再生する」人も実在したし、速読できる人も実在した。それは確かに凄い特殊技能で称賛されるべきだったが、ただその特殊技能だけで引き立てられたり史書で称賛されることはなかったようだ。


自分の場合


一応ここは私のプライベートブログなので自分語りをしておく。

きっと孔明自身もそうだったろうが、幼い頃に「頭イイ」とチヤホヤされた私・吉野も、上のフィクション孔明のようなフォトリーディングはできない。
だって、ノースコリアで特殊訓練を受けたことはないのでね。
フラッシュ暗算もできない。その種の塾に通ったことは無いし。

それでも「賢い子」とチヤホヤされたのが何故なのか、はっきりした理由は分からない。
(今となっては幼い頃さえまるで前世のよう)

ただ、他記事の繰り返しになるが、アイディアがあることはよく褒められたな。「君には何でも工夫がある」と言われた。特許を目指すほどの発明はしないが、笑。実用新案くらいは日常。
それと、「理解力が高い」とは頻繁に言われた。確かにポイントを掴むことが得意だった。
文書などを正確に記憶する必要は無いと思っていたので、長文の暗記などをやろうと思ったことは無い。と言うか、そもそも私は暗記じたいに興味が無い。

いつも書いている通り
「暗記などノートかPCに任せておけば充分だろ。必要なら後で調べればよろし」
そう考えるタイプなので、細部の単語記憶が荒い――適当なことは自分で欠点と思う。
だから、受験戦争を経た人たちからは「山川も読んでいないのか」と責められるほど記憶の穴が多いはず。

それでも記憶力が低いかと言うとたぶんそうでもなく、勉強は授業で一回聞けば充分、懸命に学習した覚えが無くてもテストになれば回答が浮かんで来た。
だから、よほど重要な試験(受験など)でない限り、家で予習・復習したことはない。中学以降は家に教科書を持って帰らなかった。

こういうことを書くと子供たちが「それでいいんだ」と思ってしまって勉強をおろそかにする可能性がある。親御さんたちからクレームが来そうなのでここでも改めて注意しておくと、態度だけ真似しても駄目だからね。
家へ教科書を持って帰らない、復習しないなどの態度だけ真似していると本当にただ勉強できないだけの人になるから注意。笑

ポイントを掴むこと。
骨格を理解して重要度を判断することが、まず大事。

諸葛亮の記録で
「テキストを一回読んだ限りで後で読み返すこともしなかった」
とはアンチが誹謗中傷しているように、「孔明は勉強嫌いで勉強しなかったんだ」という意味ではないし、一回読んでテキストを全て覚えたわけでもない。
そう言う人はよほど勉強ができないのだろうなと想像する。
「テキストざっと一読」の勉強法で充分という感覚は確かに、同じタイプでなければ分からないことかもしれない。

意外に自分はスゴイのかも、と知った件(過去形)


私も諸葛亮も、たぶん『ギフテッド』の定義に当てはまるほうのタイプなのだろうな、とは最近気付いた話。

・記憶よりも推測、分析、アイディアに興味を持つ
・学校で優等生というよりは突飛で孤独を好む
・授業は真面目に聞かない、退屈してしまう

というあたりが完全に当てはまる。
あとは、「自分の能力を隠しがち」との定義が胸に突き刺さるな。もし同じギフテッドの人が読んでいたら必ず目に涙が浮かんでしまう箇所だろう。

だいたい私がこういう話を始めたのも人生を半分以上過ぎて、今からなら逃げ切れると思ったため。日本では、前世などの電波な話よりも「自分は勉強ができた」というカミングアウトのほうが社会生活に支障が出る。
ここ数年の私はようやく、人生残り少ないから何でも書こうキャンペーン開始という感じだ。


もう一つ、恥ずかしながら最近ようやく知ったこと――かつての自分の偏差値。

私は子供時代、偏差値というものに全く興味が無かったため、自分の偏差値を知らないまま生きてきた。
こう言うとよく驚かれるのだが、そもそも自分の望み通りの学校を受験できる可能性がゼロだったのだから、知る必要のない情報だった。

ただ高校受験の頃に教師から
「あなたの偏差値だと学区内の全ての高校に、余裕で入れます」
と言われたことだけ覚えている。
(でも金が無かったので、交通費がかからない範囲の学校ということで自動的に決まった。選択肢は初めから無かった)

最近になって検索し調べてみたところ、当時の自分の学区内(公立学校)で最も難関だった学校の偏差値は70。
「余裕」と言われたということは、70を少し超えていたのか…? 60くらいだと思っていた。
ふむ。
周りからは当時さんざん言われたが、確かに大人目線だともったいなかったのだな。

実は当時、ほとんど勉強していなかった。
それどころか目立つことの恐怖がピークとなっていた時期。だから中学の三年間は特に成績コントロールに必死だった。
テストでも適宜(わざと)回答を間違えていたし、授業もほとんど内職をして聞かないよう心掛けていた。
最重要なテストの時だけ少し勉強したのだが、あとは今振り返っても教育内容の記憶が無いくらい学業を放棄していた。
それで偏差値70が取れたのは、なかなかだったのでは? 自分で言うのも痛いが初めて「スゴイのかも」と思った。

もし本気になっていたら、そして学校へ行く金があったなら、行きたい世界へ行けたのだろう……社会のお役にも立てていたのだろう。
今さらながら悔いている。

もちろん全て過去形
こんなことは、過去にスポーツ万能だった人が「オリンピック選手になれたかも」と思うのと同じようなもの。結果が無いのだから何の意味もない。
こんな今の自分でも認めてくれる人たちには感謝している。


才能を求めるのは構わないが、本質を見極めて欲しい


最初のテーマに戻る。

記憶力だけが良い人を「頭イイ」と定義する価値観は浅過ぎて、お話にならない。
そのような価値観の人々と私は絶対に話が合わない。話をする時間が無駄。
その浅い価値観に基づき、マウントを取ろうと絡んでくる人たちも未だに後を絶たないが、本当にいい加減うっとおしいからやめて欲しい。無視して良いかな?

偏差値で判断することもそれと同様、浅いとは思う。
そもそも学校の成績が良い=頭イイ とは限らない。
ただ今回調べて知った偏差値は、自分が学業をがんばらずに獲得していた値なので「ポイントを掴むのがうまい」という基礎能力を表していたとは言える。この場合はたぶん、個性の表れでもある。

私はそんな自分を分かってくれる少数の人さえいればいい、と思っている。
死ぬまでに世間の人々全員から理解してもらえるなどと期待していない。


しかし今は少しずつギフテッドの話なども語られるようになったから、若い子たちの未来は明るいのでは。

これからの未来、もし私のようなタイプの子を理解し認める人がいたとするなら、そういう人は世間一般の「頭の良さ」などという基準を持っていないはずだ。
本質だけを見て、何が重要か・どのような素質がどこで役に立つのかを考えている。
社会を良くしていくのはそのような価値観を持つ人々だろう。

日本も含めて中華も、東アジアの人たちは上のような浅薄な設定を信じるのをやめて、そろそろ本当の価値基準に目覚めたらどうだろうか?
高い才能を求めるのは別に構わないのだが、記憶力や計算力などではなく本質を見ることが必要だ。

【関連記事】
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グランドクインタイル(五芒星形アスペクト)はどう解釈する? 他、占星術以外の五芒星シンボルの意味

 


 占星術の話。
複合アスペクトであるクインタイル/キンタイルについてご質問をいただきました。ありがとうございます。

✔はじめに注意喚起。
某カルト団体が五芒星や太陽など自然界の全てのシンボルへ「悪魔」のレッテルを貼り攻撃対象としています。この者たちの攻撃に注意してください。また、このようなカルト宗教を信じてついていかないでください。
【参照】 陰謀論カルトに気を付けて。都市伝説に仕掛けられた罠



ご質問の内容


役立つ話としてメールから引用させていただきますが、個人情報を伏せるためこちらで質問文を作ります。

Q.クインタイルは創造性を表すアスペクトですが、「五芒星(グランドクインタイル)になると守りの作用を持つ」という話が不思議です。知人にグランドクインタイルの一つ欠け(四つ角)のネイタルを持つ人がいて、その人は守られていないハードな人生を送っています。

はい。回答は後に。
以下は個人情報に関わらないと思うので引用。
それで何度か五芒星について調べたのですよ。
ただグランドセクスタイルってネットで検索するとかなりのサイトが出てくるのですが、ホームベースではない五芒星(グランドクインタイル)って検索しても詳しい情報ってそんなにないんです。(略)
ですから今のところ、五芒星を取り上げてきちんと説明しているのは、先生の鍵付きホロスコープブログぐらいではないかな?と思うくらいです。笑

先生は五芒星と縁深いですし、掘り下げた見解を勉強させてもらえたら幸いです。


>五芒星を取り上げてきちんと説明しているのは、先生の鍵付きホロスコープブログぐらい

そうなんですか。私のアスペクトは正五芒星ではないのでちょっと違うかもしれませんが…。笑

実は私も、今まで六芒星・五芒星の意味について書きたいとは思っていました。占星術に限定せずシンボルとしても興味深いテーマです。
しかしなにしろ「五芒星・六芒星は悪魔教シンボル」などと叫ぶ危険なカルト宗教団体がネット上を跋扈していたから、書けなかったのです。最近は信者も減ってきたようだから※警戒を解いて書きますが。また危険な情勢になったらここにも鍵をかけることにします。
※「信者が減った」のではなく宗教団体として先鋭化したため拡散されなくなってきただけらしい。本格的な「信者」は増えているとのこと。冒頭リンク参照

(五芒星と六芒星は、古代から「神秘」「天使」や神々の奇跡を表す最大吉のシンボルとして知られています。植物の形状・惑星の軌道など、宇宙法則でも頻繁に表れてくる形状であることが、真理に関わる証。
あれらを「悪魔のシンボル」などと呼ぶのは、善悪を反転させて暴力を貪り、世界を破壊したいと望んでいる者たち。さてさて…、宇宙法則に適った者と宇宙法則を呪う者、どちらが悪魔だと思いますか?

複合アスペクトは事例自体が少ないため、実際どういう人生結果となるのか検証されていないのだと思います。
私自身は、今のところ鑑定をしていて正五芒星を見たことはありませんね。歴史人物などでご存知でしょうか?

六芒星(グランドセクスタイル)も「奇跡」と呼ばれているくらいですから、たぶん体現した人は少ないのでしょう。
おそらくこれらは現実に発生はするものの、巨大なエネルギーを持つだけに実人生で活かすことが難しいのではないかと想像します。
たとえば六芒星は現実化してしまうと良くも悪くも、嵐の中に放り投げられ回されている感覚になります。本人は「嵐の中心にいるようで何がなんだか分からない」状態。けっこう大変です。




五芒星アスペクト、プロの解釈


いつも通り、私の考えを書くより先にプロの解釈を書いておきます。お馴染み、松村潔氏の解釈を引用。ハーモニックの説明は省きます。
(…は略、青地・太字は当ブログ筆者による)

…このハーモニック図の中では、ハーモニック・ナンバー5の図が、キンタイル(クインタイル)に対応します。…
ハーモニックナンバー5の図は、個人の生命力、活動衝動、人生に対する種つけ衝動、子供的な遊び心の爆発などを意味します。…

安倍晴明のセーマンに限らず、世の中には五角形の図形が非常に頻繁に出てきます。これは異物を廃して、個人としての人間性を防衛し、純粋な個人としての可能性を拡張する図形です。人のことに構う気はなく、単独の個人としての夢を広げるのです。
たとえば、牡羊座0度の春分点を起点にしてキンタイルのアスペクトを作ると、その先は獅子座の12・00度になります。獅子座の12・00度は、表現の揺れやダイナミックさ、受ける脚色をするという意味です。さらに、体に埋め込まれた資質の発芽を示す、牡牛座の0度を起点にしてキンタイルのアスペクトを作り出すと、その先は乙女座の12・00度になります。乙女座の12・00度は、個人の資質の力強さで状況の混乱を抑え、個人の力のすごさを派手に見せつける度数です。また、すべてのサインの12・00~12・99度は、スタンドプレーやちょっとした危険を楽しむ度数になっています。そこから、キンタイルのアスペクトをスタンドプレー、個人の可能性の強力な押しと考えてもよいでしょう。この解釈だと、ハーモニック5の意味と同一です。
『完全マスター西洋占星術』P298-299


いかが?
太字の箇所など、知人の方の生き方にもきっと通じるところがあるはず。

「スタンドプレー」と表現するのは少し偏見強めですよね。松村氏は個性の強い人が苦手で時々悪口めいたことを書くのです、笑。五芒星持ちの方は気分を害されませんように。
ここは
「雑音など意に介さず、ぶれずに自分の想いを貫く。我が道を行く」
という堂々たる態度と考えれば正しいでしょう。
個性を貫けるのでアーティストに多いと言われているのかも。

アスペクトは性格ではなく活動力とその性質を表しますから、魂の人格(ASC他)によって良く出る場合と悪く出る場合とあります。

ただ、この複合アスペクトの持主は、我が道を行き過ぎて他人と歩調を合わせようとしない点で共通しているはず。そのために周囲とトラブルを起こしやすいかもしれません。
そんな理由からも組織を抜けて独立し、独特の生き方をしやすい。
知人の方も他者のアスペクトで四つ角の欠けが補われたら、おそらくそんな生き方が増すのでしょう。


筆者の場合。「封印」と言っている事情


私が自分のネイタル・アスペクトを「封印」と称しているのは若干の自虐もありまして……。
守られているのと同時に“身動きできない人生”であることを表現しています。

実際、クインタイルではなくヨッドが主の変形五芒星なので、創造性とは無縁なのでしょう。縛り付けられたように身動きができない状態です。
(ヨッドは惑星の動きを縛り付けた緊張状態、張りつめた矢に似ている)
これが多重なのでまさに「封印」状態と言えるでしょう。
おそらく本当に封印されているのでしょうが。

ただ、
「一切の余計なもの(魔)が廃され、個人性(私人としての生活)が守られている」
という意味ではクインタイルと同じと言えます。

あのアスペクトを「護符」と表現してくださったのは、当ブログの読者様です。
私がいつも「封印されている」と自虐していたために、「護符としても読めます」と仰ってくださった。
それで私も自虐してばかりではいけないなと気付き、以降「護符」と前向きに表現させていただくことにしました。

あとは私の場合、プログレスの守護もあると思います。
多数の事例で検証してはいませんが、三重円でプログレスのほうがトランジットより強く(遠い惑星で形成されたアスペクトがある)吉角で支援されている場合、トランジットの凶角が作用せずに現象として「守護を受けている・凪」状態となることがあるようです。
私の幼少期から今まではそんな感じ。
だからやはり全体的に自分は守られているのかなあ。と思っています。ありがたし。


世界で五芒星が護符として使われる理由


ここからは占星術ではなく古代幾何学・シンボル学の話。
古代シンボル学は当然のことながら占星術にも影響していると思われます。

古来、五芒星は護符として使われているシンボルです。
安倍晴明の五芒星は中華道教の五行図――のはずなのですが、何故か西洋魔術的な“護符”として使われている気がします。
日本という島国には遠く西の果てから直接に流れ着いた人々が多かったのかもしれません。


五芒星は
「守護」
「魔術」(※冒頭のイメージ図は魔法陣)
の意味があることから、魔術的な守りの技術が必要とされる「軍事」のシンボルとしてよく使われます。



五芒星を使った軍事施設として有名なのは、アメリカの国防省本庁舎ペンタゴン。
日本の五稜郭も有名ですね。984788_s.jpgACより。五稜郭を模したマンホール

これらは欧州の城が元となっており、守備に最も適した形状の建物だとされています。
※芒に当たる箇所に見張り兵を配置。これで死角なく、敵に攻撃された時も反撃しやすい。城として最も理にかなった形

そのように力学的に完璧な形であることからも、五芒星がお守りとして崇められ軍人が身に付けることが多かったのだと思います。

これは余談ですが、以前『八陣図』の記事でも書いた通り古代のシンボルは力を発揮しやすい形であるため、軍事から現代宇宙工学まで現実に活かすことができるのです。このようなことからも、古代シンボルを「悪魔」と呼んで破壊を叫ぶのは天に唾吐く行為だと分かるでしょう。


プラトン「アカデメイア」基礎の紋章


それから元々、西洋で五芒星が「魔術」として認識されていたのはプラトン幾何学によるところが大きいのではないでしょうか?
プラトンは自らが建てた大学校アカデメイアの門に
「幾何学を修めぬ者は、この門を潜ってはならない」
という宣言を掲げました。

プラトンが傾倒し、アカデメイアの教えの基礎ともなったのがピタゴラスの幾何学。
そのピタゴラス学派の紋章こそが五芒星だったとか。

https://seijimania.blog.fc2.com/blog-entry-57.html(リンク切れ)より引用。感銘を受けたので長め。
さて、プラトンはアカデメイア学園を開設する前、40歳頃、
イタリア、シケリア島、エジプトを遍歴しています。
その時に、イタリアのシケリア島でピタゴラス学派に影響を受け
のちに、アカデメイア学園に算術、幾何学、天文学といった研究を取り入れました。
特に幾何学を重視しており、学校の入り口の門には
「幾何学を知らぬ者、くぐるべからず」との額が掲げられていたといいます。

ピタゴラス学派とは、古代ギリシアにおいて哲学者のピタゴラスによって創設されたとされる
一種の秘密結社であり、数学、音楽、哲学の研究を重んじていました。

ピタゴラス自身も古代オリエント世界の各地を旅し、エジプトで幾何学と宗教の密儀を学び、
フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだといわれています。

ピタゴラス学派が宗教秘密結社と言われるのは、
古代ギリシャからあるオルペウス教の影響であり、
オルペウス教とは、魂と肉体の二元論、転生、輪廻からの最終解脱(終末論)を教義とし、
秘儀的な入信儀式や禁欲的道徳律を定めていました。
これはマニ教、ゾロアスター教や道教と同じく二元論が基礎となっています。

わたしが考えるには、プラトンはピタゴラスに影響を受けたものの
彼が重視したのは幾何学であった。
つまり、多面的であり立体的思想であった。

しかし、ピタゴラスは二元論にあまりにも集中してしまい、
宇宙のすべては人間の主観ではなく数の法則に従うのであり、
数字と計算によって解明できるという思想を確立してしまった。
そしてその思想は宗教的になってしまい、
彼の思想を否定する無理数を見つけてしまった教団のメンバーは
死刑になったほどだそうです。

ちなみに、ピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となり、
この学派は当時信じられていた宇宙の五元素を示す、五芒星を紋章としたそうです。
「宇宙の全ては数から成り立つ」と宣言したピタゴラス。
多分、ユダヤ密教である「カバラ」はこういったところから
アイデアを受けたのだと思います。
また、陰謀論でよく言われる数字の関係も五芒星を悪魔に仕立てたのも
こうしたものがオカルト的に発展していったのだと思います。


六芒星と五芒星は、対極同士である


最後に六芒星と五芒星のシンボル学的な意味をまとめると、こうなります。
鍵付きの記事より転載。

六芒星 … 解放、拡散、活動
五芒星 … 集約、集中、凝縮


これどこで読んだのか忘れましたが、理に適っていると思ったので載せていました。結論に相応しいと思います。

六芒星はダブル・グランドトラインが基礎。
活動的で、「拡大・拡散」していく形ですので、必然的に多くの人に恩恵を与えます。無私の奉仕です。
良くも悪くも拡散力が絶大ですから、ネイタルにこの複合アスペクトを持つ人はスケールの大きな有名人ともなりやすいでしょう。

いっぽうの五芒星は、プラトンらが“完全な人間の形”と呼ぶように完成を表します。
外側に向かう力ではなく内側に向かう力のほうが強まるため、「集中・凝縮」を意味します。そのため護符となる。
また、五芒星は「永遠」を表すともされます。五芒星のなかに五芒星が生まれ… 永遠に続く。何ごとかを永遠へ固定する。
私がよく「永遠」「固定」と書いているのはこの辺りのシンボル学を意識しています。

この通り、六と五は正反対の極を表すシンボルです。
二極を経験した自分の人生においては、「始まり×終わり=永遠」を意味するのかな、と想像しています。

今は五のほうなので、多くの方へ影響を与える有名な人生とはならないでしょう。実際、なっていませんし。
その代わり、永遠のなかへ物語を固定するために生きていくことになるのかもしれません。

今のところの解釈は以上です。

〔この記事の画像はACよりお借りしています。再利用はできませんので、必要な方はACへ登録してダウンロードしてください:魔法陣 封印の護符
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【運命論まとめ】「幸せ」って何ですか? 因果応報、カルマの受け取りも自分で選んだ道


長文です。
この記事はメール返信ですが運命に関するまとめとして書くため、神秘・運命ラベルも付けておきます。

6/11 投稿後、文章推敲。関連記事追加。



吉野は魂の優等生だから人生計画できた?


まずは公開可のご承諾を得ているメール文から引用です。
le_chat_noir_1207様より。(後でブログ記事へリンクするため、IDで表示)
青字は当ブログ筆者による。

メール内容は、「吉野と自分との信条の違いについて」とのことです。
(吉野と自分との)信条の違いがあります。
それは、「人生の計画は、自分で決めて生まれてくる」というもの。

私の説だと、人生の計画を自分で決められる範囲が大きいのは、吉野さんのような「魂的に優等生な人」だけの特権であり、他の大勢の人たちはみな自分の作ったカルマに苦しんでいるはずだと思っています。
つまり、悪のカルマだけは強制であると。
なぜなら、人生を自分で決めて生まれて来られるなら、皆幸せになっているはずだからです。

ただこれは単なる一説であって、私も吉野さんの説は可能性として考えていますので、自分の説だけを頑なに信じているわけではありません。

私の人生を例にとってみると、「あの時、直感に従っておけば良かった」という後悔がありました(今は全然後悔していませんが)。
私のブログで述べたように、8年間片思いした人とは未来透視というオカルト現象まで起きているので、あの時、唯物論を信じずに、直感に従ってさえいれば、あの人と恋愛や結婚が出来たのではないだろうかと思うこともあります。
そういうソウルメイト的なものは、失恋するということまでが人生計画に組み込まれているのか、もしくはお互いが過ちを犯して恋愛するはずだった未来を打ち消してしまったのか、そこら辺が謎なのです。
後者の場合でも、「人生は自分で計画を立てて生まれてくる」というのが成り立ちます。
つまり、「計画を自分で立てても、計画通りに行かないことが多くある」という説です。
しかしその説も、可能性の一つに過ぎません。

ただ、自分で計画を立てて生まれてくるにしては、残虐行為をしでかす人たちは魂的に幼稚すぎます。
そんな人たちが、「魂の勉強のためにこういう不幸を自分に課す」なんてことが考えらえるでしょうか?
誰だって、不幸はあるのに。
勝ち組になりたい残虐者が自分で人生を決めたなら、必ずずっと勝ち組の人生を決めると思うからです。
そんなわけで私は、罪のカルマは強制だと思っています。
で、残虐な人たちの何割かは、地獄(残虐な者同士が学び合うための、一つ下の階層の世)に落ちているんだと思います。
それと、地獄よりも下の階層があるのかどうかは恐らく人間では知覚できませんが、なければ魂の解体、つまりは処刑されているものと思われます。
なぜ処刑があるのかというと、魂も要らなくなれば捨てなければなりません。
モーゼスは「高次霊によって解体(処刑)される」と言いますが、「神によって解体される」の方が正しいと思います。
悪い魂だけがどんどん溜まっていくような「無限に増え続ける」現象など、世の中に一つもないからです。

>吉野さんのような「魂的に優等生な人」だけの特権

いやあ……「優等生」と仰ってくださるのは嬉しいのですが。
たとえ死後世界での評判が上がったからといって、その魂に特権など与えられませんよ。
人間界と違って、誰かが都合の良い権力を得ることがある世界ではないのです。
むしろ先輩格になればなるほど仕事も増えて大変になるはずです。

人間だって幼稚園生より大学生のほうが勉強することが増えるし、社会人になったらもっと大変でしょう? それと同じです。大人になるって、子供が夢見ているほどラクなものではありませんよね。
その代わり大人にとっては、責任を果たしたときの充実感がご褒美となります。
人間界で言うところの「精神的なご褒美」が先輩格の霊には最大級の幸福であり、糧となるでしょう。

>人生の計画を自分で決められる範囲が大きい

私が「自分で計画を決めてここに生まれてきた」などとお話ししたこと、ありましたっけ? 笑

むしろ私はイレギュラーであるらしく自計画の割合が少ないのです。選択の余地が限りなくゼロに近かった、と覚えています。選択する意識も無かったのですが。

 ここへ来るまでの経緯: 『死の後、数日間の話』

何かお仕事を手伝うスタッフとして生まれたのか、それとも私自身の解消すべきカルマがまだ残っているのか?
(人生前半は明らかに休むために用意された時間でした。おかげで充分に休むことができました)
具体的なことは記憶からカットされているため不明です。まあ、そのうち分かる時が来るのでしょう。死ぬ直前になるかもしれないけど。

「幸せ」の定義が魂視点ではないと思います


>人生を自分で決めて生まれて来られるなら、皆幸せになっているはずだからです。

何かもの凄い誤解がありますね…。根本的な定義が違っているので話が噛み合っていないような。

あなたが思う、「幸せ」って何ですか?

地上で好きな人に愛されたり、大金持ちになって安穏と暮らすことでしょうか。
それは確かに地上的な概念では「幸せ」と言えますね。
でも魂の話をするときにそういったことは「幸せ」と定義されません。
地上で安穏と暮らすことは、あくまでも肉体にとっての幸せです。場合によっては魂の「不幸」ともなります。

もちろん穏やかな暮らしに愛があるなら、魂にとっても幸福でしょう。時にはそんな平和暮らしの転生も必要です。
(私は物欲を全否定する者ではありません。適度ならけっこう。肉体維持、健康のためにも物資や休息は不可欠)
でも魂は地上で成長するために来ているので、全ての転生で安穏と富を貪って生きることは無意味と言えます。そんなことを魂は「幸せ」とは呼びません。

魂が「不幸」と感じるのはカルマ解消もせず、何ら成長もできずに人生を終えたときです。それこそ死後に激しく後悔することになります。
反対に魂にとっての「幸せ」は無事にカルマを解消し、成長カリキュラムを果たすことです。
先輩霊ではなく修行中の一般霊にとっては、自己自身の成長がいちばんの幸福なのです。

【関連記事】 波乱万丈な生き方を望むかどうか。人それぞれの人生計画

そもそも、ですね。
はっきり言えば
「人生の計画は、自分で決めて生まれてくる」
という私の文に関してあなたは誤読されています。

私は、具体的な手続きの意味で
「どれほど未熟な魂でも一から人生計画を立てて生まれる」
などと言ったことはありません。そんな想像をしたこともありません。
無理ですよ、未熟な魂が一から自分で人生計画を立てるなんて。(人生プログラムの因を作ったのは本人ですが。私はその意味で「人生は自分で計画する」と言っている。承諾するのも自分)

手続きとしては後で書くように先輩格の高次霊が計画を作成し、提案するようです。
本人はそのなかから人生計画を自分で選び、承諾して生まれます。
でもその計画作成のためにはカルマの縛りがあります。

つまり究極には、
「人生計画はカルマによってほぼ自動的に決まる」
と言えます。
そしてそのカルマを作ったのは本人自身。それは「自分で未来を創造した」ことになります。

魂の未来は、過去の行動が全て。
行動(※カルマ。カルマとは行動の意味の言葉)が計画作成のためのプログラム言語です。


引き寄せ法則の真実


カルマ(行動)が未来創造のプログラム言語だということを、漢語の仏教用語で翻訳するなら
“自業自得”
“因果応報”
となります。
これら仏教用語は一般に悪い意味だけで用いられることの多い言葉ですが、良い意味も含まれます。「報い」には良い意味も悪い意味もあるでしょう。

因果応報こそ、人生創造の真相です。
過去の行いが未来に還る。その厳然たる計算法則で導き出されるのが運命です。人生計画です。

実はこれこそ本当の「引き寄せの法則」なのですよ。
人間が信じているように、地上の欲望を得ることが「引き寄せ」なのではありません。
その意味を理解した人に対してだけ、私は「究極の世界(あの世)では、引き寄せ法則は真実」と言うことができます。
でも現世の俗物的な「幸せ」を求める引き寄せセミナーは完全嘘。嘘どころか悪業を増すだけであって有害と言えます。だからセミナーへ通うのはやめておけ、と何度も書いています。

運命エネルギーの足し算・引き算は絶対的。理由なく消滅させることは不可能ですので、人間界のように「借金をチャラにする」免責システムはないのです。
引き寄せセミナーでも、宗教団体でもあなたを幸福にすることはできません。宗教団体へ入って狂信すれば心を麻痺させることができるので、幸せになったと錯覚するでしょうが、実際には不幸になるだけ。今世のカリキュラムも果たせず、悪業を積んで来世以降では不幸になります(人間界の価値観で言っても)。

神々へ敬意をはらい感謝するのは大事なこと。我々のことを絶大なる愛でサポートしてくださっているのは彼らですから。
でも貢物をして尻尾を振れば、自分の罪をチャラにしてもらえると思うのは浅はかなことです。神々へ人間界の世辞が通用するはずないでしょう。

そもそも神々・高次霊にも、あなたのカルマをどうにかする力はないのです。彼らは魂が成長できるようサポートしてくださるだけ。
当たり前、自分の足で立たなければこの世に生まれて来る意味はありません。
前記事で「地平線」※が大事だと私が言ったのはこういう意味。

※占星術で言えば、ASC(東)-DSC(西)

【参考】「行動=プログラム」について、オンラインゲームでの喩え: 未来は計画通りか、選択の余地はあるのか? 運命 VS 自由意志まとめ

実際、生まれる前はどのような手続きを経るのか

同じ話で、誤解されている点をお答え。

>他の大勢の人たちはみな自分の作ったカルマに苦しんでいるはずだと思っています。
>つまり、悪のカルマだけは強制であると。

違いますよ!
「悪のカルマだけ」ではなく「良いカルマ」も絶対です。
絶対と言っても神様という権力者に押し付けられるのではなく、良いも悪いも全て必ず還って来る法則ということ。
過去のカルマ(行動)というプログラムが消滅することはあり得ないのです。

ただ個々の魂のガイドとして付き添う先輩霊は存在するし、具体的な人生計画を作成している高次霊はたしかに存在するようです。

魂が地上へ生まれてくるまでの手続きは、簡単に書けば次の通り。

(繰り返しの話)
カルマは絶対ですから、過去のカルマに従い、未来の「報い」の量はほぼ自動的に決まります。
しかし清算の期限が決まっているわけではないので、一つの人生でどのくらい清算するかは具体的な計画次第です。

――ここまでは実体験による私の考え。以下はニュートン氏のテキストに拠ります。

言わば“返済計画”を立てるサポートをするのが地上を卒業して久しい高次霊たち、だそうです。
若く未熟な魂(地上に生まれる魂は全てこれに該当して未熟)は自分だけで人生計画を立てる力がありませんので、運命計算に長けたマスターが幾つかの計画を作成して提案します。
この計画のなかからどれを選んで生まれるか、高次のガイドたちの指導のもとで本人(魂)自身が考えます。
そして承諾して生まれて来る。

先輩霊たちは決して人生計画を強制しません。あくまでも本人の意思が全て。
もし生まれることが嫌ならずっと拒否することもできますが、そうすると永久に同じレベルに留まってしまうのでほとんどの魂は自ら進んで人生計画を選ぶようです。

生まれる前の魂は「必ず成長する」との意気込みでヤル気になっていますので、どのような過酷な運命でも自ら喜んで選択します。なるべく早く成長したいという願望を抱いているからです。

しかし実際、生まれた後は苦しみを感じて放り出してしまう魂も多い……ようですね。
以前と同じような欲に溺れて失敗してしまう魂も多いことでしょう。
だから、暴力の欲に負けて何度も同じ失敗をし、悪いカルマを積み重ねてしまう魂もけっこう多いと言えるのです。

ニュートン氏の被験者たちによれば、暴力が癖となってしまい改善・成長の可能性が全くない魂は「解体される」とのこと。
※この話はニュートンであってモーゼスではありません

私が思うに、この解体を免れて先輩霊たちの庇護から抜け出した魂もいるのでは……と思います。
それが「暴力を愉しむ目的で何度も地上へ生まれて来る悪霊」。
地獄に閉じ籠もっていてくれないから、やっかいです。

モーゼスはどちらかと言えばこの「悪霊が存在する」という真理を語っているし、
ファーニス『死後世界地図』には、地獄に相当する次元に悪霊たちが集まって世界を構成しており、まさに悪魔と呼ばれるほど究極の(ゼロ地点から離れている)霊が悪霊集団を取り仕切っている様子が描かれています。

私はこちらの説、「地獄に相当する次元がある」とする説のほうが真理ではないかと思います。地上をゼロ次元と見立てたときのマイナス側です。(我々の成長をサポートする善良な高次霊がいるのはプラス側。いわゆる天国)
地獄という名の場所では無いのですが。

「地獄は無い。悪霊も一切いない」と言っているのはニュートン氏。
しかしニュートン氏のもとに集まって来る被験者たちは善良な魂ばかりですから、どうなのでしょう。地獄という次元を見聞きしたこともない魂が多いのかもしれません。

【関連記事】※ニュートン説へ疑問を呈した記事 
犯罪の責任は「魄(肉体)」に押し付けられるのか?  
性善説オンリーではバランスが悪い

人生計画は完全に実行されるのか


人生計画について。

>あの時、唯物論を信じずに、直感に従ってさえいれば、あの人と恋愛や結婚が出来たのではないだろうか

そうかもしれませんね。
直観はだいたい、生まれる前に自分で選んだ人生計画に基づきますから。
(性欲や感情ではなく)直観に突き動かされた衝動に従っていると、たいてい人生計画は正しく実行されます。
私の前世がそうであったように。参考:『我傍に立つ』 

※夢やインスピレーションでありありと未来の映像を観た場合、「引き寄せの法則」が起きているのではなく、生まれる前に観た人生計画を思い出しています。魂は生まれる前、必ずその人生を映像などで体験してから選択するからです。ニュートン本参照

でも後悔する必要はありませんよ。後悔なさってはいないとのことですが念のため。
他の計画が実行されるかもしれませんし、叶えることのできなかった計画は必ず来世以降に繰り返されます。もう、しつこいくらいに。

私が良い例です。
前世では手を握ることができて運命を実現しましたが、あれは何千年もかけてようやくのこと。
それまで、彼はずっと約束を守るために追いかけて来てくれましたね……。私が逃げ回っていたというのに。

>失恋するということまでが人生計画に組み込まれているのか

それは無い… と思いますよ。詳しいことは分かりませんが、直観が降りて来たのでしょ?
もちろん、失恋も重要な試練ですが。それは成長の糧として魂に刻まれるはずです。
(でも今世ではもう諦めましょう。時機を逃して叶わなかった計画はスルーされ無効になりますので、無理に時を戻そうとすると悲劇に繋がりカルマをこじらせます)

>「計画を自分で立てても、計画通りに行かないことが多くある」という説

はい、ご名答。
一生における計画は計画であって、絶対ではないのです。(一生のうちに実現されない場合もあるという意味。カルマは残る)
実行されない場合も多々あります。
その場合でもカルマが消えたわけではありませんから、上に書いた通り実行まで繰り返されます。

だから実際、地上では嫌な運命を回避することができるんですよ。
暴力を繰り返す魂が多いのもそういうこと。
その代わり、借りはいつか必ず返さなければならないので自分で自分を苦しめることになります。

風水や、地上的な「引き寄せ」の魔術で富を得ることなど、もってのほか。
カリキュラムから逃れるだけではなく、さらなる莫大な負債を負うことになりますからね。多重債務者、地獄への道まっしぐらです。

【関連記事】 風水に中毒し過ぎてはならない理由

>「魂の勉強のためにこういう不幸を自分に課す」なんてことが考えられるでしょうか?

考えられますよ。
上で書いた通り、魂は皆、生まれる前はヤル気満々ですから。
その代わり生まれると欲望に目が眩んで、計画を忘れ貪ってしまうのでしょうね。

>残虐な人たちの何割かは、地獄(残虐な者同士が学び合うための、一つ下の階層の世)に落ちている

ええ、私もそう感じます。
知覚はできませんが、あまりにも残虐な魂が多過ぎます。故に、理屈で考えて彼らが集まる地獄という次元があることは間違いありません。
(繰り返し。実際は、同じ次元のエネルギー体同士で集まって世界を造っている感じ)
その代わり「地獄に堕ちた者は二度と地上に生まれて来ない」と思うのは間違い。
ここは『モーゼス霊訓』参照。

>なぜ(魂の)処刑があるのかというと、魂も要らなくなれば捨てなければなりません。

要らなくなることはありません。魂エネルギーの総量は全体で同じ。小さな魂となって個々に動いているか、根源へ還っているかの違いだけで、全体のエネルギーが減ることも増えることもないのだそうです。
だから「古代に比べて人間が増えている。魂が存在するとしたら古代と釣り合わない。故に転生なんか嘘」という屁理屈は間違い。(そもそも地球の人間しか魂が無いと考えるとはね、嗤。発想が乏しい)

ただ、悪行を重ねて直る見込みのない者は「処置無し」ということで解体されるらしいですよ。
それは個性が解体されるだけ。魂のエネルギーは消えません。
個性を失ってバラバラになったエネルギーは、他と混ぜられ再構成され再び地上へ生まれることになるようです。
byニュートン被験者。

魂のことを地上の固形物と同じように考えると誤ります。
本来、超物理学的に考えるべきですが……それは難しいので。
せめて個体でイメージすることをやめ、液体・気体などと想像するくらいの想像力が必要です。(それは正確なイメージではありませんが。喩えとして個体よりマシかと)


ブログ記事「信条の違い」について


最後に貴ブログへリンクして言及させていただきます。リンクがご迷惑だったら仰ってください。

 ⇒私と吉野圭さんの信条の違いについて。

ここまで書いてきた話でお分かりかと思いますが、上記事、
「吉野の説」
とされている解釈のほとんどが間違っている(私の説ではない)気がします。笑

le_chat_noirさんの説:
>この世以外にも、天国と地獄がある。
>天国の上は、高次霊となってこの世の人間を見守ったりサポートしたりする。

はい。繰り返しますが、私もそう思います。

>マイケル・ニュートンの説:
>この世以外にも、地球2があったり、
>死んだら、好きな所に転生することができる。

それはニュートン本で読んだ記憶が無いなあ。どこで読まれました?
確かに、地球に似たような星は在るらしいですが。それだけではなく、他にも学習場となる星はたくさん在るそうです。
地球は人生を送るに難しい星だから難易度が高く、スキルアップにはとても良いらしい。

「死後、好きな所に転生できる」とニュートン氏が言うのは少し、おかしいかな。
ニュートン氏の被験者が語る死後世界は、そこまで自由過ぎる環境ではなかったと思います。学生の寮生活のような雰囲気。
同じ段階の魂たちとグループを組んで学び合う感じですね。

>人が残虐になるのは、主にこの世の影響のせい。
>小さい頃から唯物論を信じており、かつ、周りに残虐な人間がいたとすると、自分もそれに適応しようとして道を踏み外すことが多い

うーん?
「この世の影響」って何ですか? 地球の磁場か何かがそうさせるということ?
唯物論なんて、古代からあったわけではないでしょ。
私にはピンと来ない話ですし、そんなことを言っていたら魂が罪を自覚できなくなります。

影響を与えるのは同じ人間。他の魂。
ニュートン氏は完全性善説なので、「悪事の全ては肉体のせい」的なことを述べていてさすがにそれは無いと思いましたが、悪霊が普通の魂に影響を与えることは大いにあるようです。

実際、隣国の例で分かる通り、地上の獣化教育で子供たちが残虐な行いをするようになってしまいますよね。
カルト宗教・思想も残虐性を高めるプログラムと言えます。

しかし影響を受けて行ったことだからと言って魂に残虐行為の責任が無いわけではありません。
あと自らの悪癖で残虐行為を繰り返している魂は存在します。確実に。
なかでも最悪の者たちが地上人を教育するプログラムを組み、自分たち側の暴力欲を植え付ける教育をしているのだと思います。
「地上の影響」と仰いますが、それは地球の影響ではないし肉体のせいでもない。ほぼこの悪霊たちの教育によるでしょう。

>吉野さん自身の「カルマ実体験」を鑑みていない。
>以上の前世記憶照合により、「カルマとは、自分がやってきた罪と同じ報いを受ける」という法則が成立する。

私の幼少期の話はとても単純な例だから出しただけであって、全ての因果応報がこのようにごく簡単な、小学生の算数で導き出せるものではないですよ。もっと遥かに複雑。だからこそ“高次マスター”が必要。
私はイレギュラーなので(概ね解消した後で残っているカルマが少ない)シンプル、ということもあるかもしれません。

運命を単純計算で判断するな、と何度も書いています:
【関連記事】 カルマについて重要な真実。被害に遭った人は「罪」の報いを受けたとは限らない

他に筆者の運命について:
【参考】 特殊な運命は、過去の傷が多い証

>「とんでもなく非道な人間は、必ず不幸な育ちをしていなくてはならなくなる」という説が導き出される。
>しかし現実は、必ずしもそうではない。

当たり前でしょう。
「輪廻転生」がたった一回か二回程度ではないのですから。
誘惑にはまりやすい魂は少し辛いことがあると逃げ出しますので、少しずつの返済ということで普通に育つことが多いのでは。

>松永元死刑囚は、今のこの世の影響で残虐になった可能性があるわけで
>性善説とまではいかないが、生まれたばかりの頃はまだマシ

残念ながら、そのお考えは甘いです。
どうして悪癖を持つ魂が地獄へ行ったきり、二度と地上へ生まれて来ないなどと信じられるのでしょう?

ちなみに「地上」とは肉体を持って活動する教育場のことです。地球とは限りません。
肉体を持つので、天国や地獄へ分かれた魂が再びここで実体を持って留まることができる。
魂はエネルギー体ですから、肉体に縛られない限り別次元に留まることはできません。
だから私は地上を「ハブ空港」と喩えているのです。

>そして、吉野さんが支持するモーゼス霊訓の説によれば…ただ、マイケル・ニュートンの説だけを信条とすると、吉野さんのカルマ体験が書かれておらず、…

この辺りは私のブログではなく、他の方のブログと混同されているのでは?と思えるほど内容が違うし、心当たりが無いのですが(苦笑)。
色々なサイト・本を読まれ過ぎて混同されているのでは?
どうか、私が今書いているこの記事で記憶整理していただきたいです。

>マイケル・ニュートンの説を信じていると、「悪い魂なんていない。本当は皆仲良くしたいんだ」ということを受け入れる必要性が出てくる。

ニュートン氏は確かにそう思っているようですね。
私は残念ながら彼の話で完全性善説だけを信じることができません。

(ん、少し気になったのですが、もしかして私がマイケル・ニュートンの完全なる信者と思われています?笑 私の話は自分の実体験がメインです。死後世界の記憶が無いところだけ書籍を参考にしていますが、全て鵜呑みにしているわけではないです)

私は、どこまでも中庸の人間であるらしいです。
「善悪どちらも存在する、天国地獄も存在する」
「この世はプラス・マイナス同時存在」
というどっちも有りの定義が真実と私は思いますよ。

>つまりは、我々はいずれ高次霊になるために生まれてくるというもの。

うん、それは正解でしょう。
高次霊になるために、と言うより、地上で学習した末に必然的に高次霊になるといったほうが正しいのでしょうが。

悪癖のとりことなって地獄に留まらない限り、地上卒業の日は誰でも確実に来ます。
焦らず、腐らず。運命を怨まずに。
悪い欲望の誘惑に負けることのないよう、サポーターたちを信じて人生を一歩ずつ歩んでいきましょう。


終わりに


長々と書いてしまいました。

以上の話、ニュートン氏にしろモーゼス氏にしろ、死後世界の話は真実かどうか調べる術が無いことを言っておきます。

私自身の実体験にしても、私は嘘をついていませんが、読者の皆さんは無理に信じる必要はありません。押し付けるつもりは一切ないので。
ご自身の頭で考えて、信じられると思ったことのみ信じてください。

こういった形而上の話は思考の手がかりにするためにあります。
「空想」と思う人はそれでも構わず、イメージの素材とすればいいのだと思います。

それにしても……返信相手はともかく、他の読者の方々はこんな長い記事を読んでくださっているのでしょうか? 汗

しかしle_chat_noir_1207様のおかげで、思いがけず運命に関する記事の振り返りとなりました。
“まとめ”として、後で記事リストにも置いておきます。

それとご自分の信条と異なる点を長々と並べてくださったので、鵜呑みにされていないこと・「自分、教祖になっていない!」(笑)と確認できたことが嬉しかったです。
きちんとご自身で考えてくださり、対等なご意見を送ってくださって感謝。

le_chat_noir_1207様へはいつも色々と反論めいたことを述べてしまいますが、これはこちらも対等だと思っているから。誤解を招く誤りは遠慮なく指摘させていただいているだけ。考えながら読んでくださる読者様に支えられています。

 

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〔ドラゴンヘッドとMCが重なったらどうすれば…?〕 運命計算の難しさ

 

ノード図byWikipedia

 

  私の占星術サイトへ言及してくださった方の疑問と、解決に至られた考え方が的を得ていたため引用させていただきます。
(勝手な引用です。ご迷惑だったらご連絡ください)

エル様 『「人生目標」のMCの隣に過去世を表す「ドラゴンヘッド」がある場合は?』より

“ASCからジャンプした魂は太陽を燃料としてさらに高く飛び、最も高い位置にあるMCを目指します。
このため、MCは「理想」であり「人生目標」であり、「果たすべき使命」とも言えるのです。
by 吉野圭さんの西洋占星術初級講座”

実は、私のネイタルホロスコープでは、このMCのすぐ横にドラゴンヘッドがあるのです。
ドラゴンヘッドは、今世に対応しているいくつか前の過去世。

それと、今世の「人生目標」で、「果たすべき使命」のMCが
並んでいるなんて(コンジャクションです)、どういうことだろう?
とずっと考えていました。

 

おお。本当に矛盾していましたね!

実際は、同じサインや「すぐ横」だけではなく完全合(同じ度数)の場合もあると思います。
私はその場合のホロスコープをお持ちの方へ配慮することなく書いていました。迂闊……。

まったく相変わらずのいい加減さ。どこが緻密※なんだと我ながら思います。

※現代性格分析では意外に「緻密」と出ることが多いのですが、このブログを見ていてお分かりの通り本質は水瓶座通り「いい加減・良い加減」な筆者です。うっかりミスの無い脳が欲しい。(脳と言うより魂の癖だから治りにくいか)


MCとドラゴンヘッドの解釈表現、どうして矛盾してしまったのか


それにしても運命の話は難しいものです。
以前、「運命は人間が考える算数ほどの単純計算では導き出せない。高度な計算が必要」だと書いたことがあります。本来は完全に地上の概念で説明することが不可能な話と思います。

そのため運命の話は「コレ!」と一つの説を掲げてしまうと必ず矛盾が出てしまいます。
特に私は、多面的な話をそれぞれの記事では一角度からの視点に限定して書くので、結果として他の記事と矛盾してしまう率が高いようです。
おかげでモヤモヤされている方が多いかもしれない。

今回の問題、

1.MCが人生目標である。MCを目指せ


2.カルマ解消のためにはテイルを目指さなければならない=ドラゴンヘッド・サインを目指してはならない


について。

何故こういう矛盾した書き方になってしまったかと言うと、MCは松村潔氏など他者のスタンダード解釈ですが、ドラゴンヘッド・テイルの逆転解釈のほうはサイト設立以降の私自身の分析によるからです。

私はあまりスタンダードを鵜呑みにすることがない人間です(占星術以外でも)。そのため多くの場合でテキストに反する手法を採っています。
でも、松村潔氏を始めとする現代スタンダードなMC解釈は筋が通っているように思えたし、私自身の実占でも確かに40代~50代の人がMCを体現していることが多いと分かりました。それで、妥当と判断して取り入れています。

いっぽうドラゴンヘッド・テイルの解釈のほうは、私自身の転生記憶分析と、他の転生記憶をお持ちの方々のホロスコープ分析から導き出した答えです。
(記憶が無い方でも同様。人生のある時点でテイルを実現した人のほうが、社会的価値観を超えたところで満足のいく人生を送っているようです)

そのようなわけで1.は他者のテキストを取り入れた解釈、2.は純粋に観察によるので、上のような表現の矛盾をたいして気にもとめずそのまま書いていました。
混乱する表現で申し訳なかったです。

ヘッドとMCが重なった場合も、他と同じように考える


さてMCとドラゴンヘッド・テイルの矛盾について。
実際どのように考えれば良いかというと、運命時間のポイントが違うのだと見れば正しいかなと思います。

つまり、
1.MCの"社会的役割"は全転生共通で~あるいは最終的に背負う看板・名刺
2.ドラゴンテイルのカルマ解消は今世に限ったもの
と考える。

MCのほうが時間として大枠なのですね。

だから一つの人生だけで考えるなら、

テイルの課題を実現する
 ↓
自然にMCへ至る、いつしかMCの役割を負うことになる


という流れになるのでは。
(この間に太陽の行動をとることになります。と言っても可能なら、です。そんなにガチガチに捉えて頑張らなくて大丈夫です)

エル様の、
テイルに向かっていくことが、(正反対の)山羊座の資質を取り入れることになり、
そうすることで、MCの「人生目標」も達成できるようです。

との解釈で正解と思います。
おそらく16~20度ではないヘッド/MC合の方も同様に、テイルの課題が実現された後にMCへ還る……という流れになるはずです。

MCの時間が“大枠”である理由


何故、MCは“大枠”として考えるべきなのか? 理由をご説明しておきます。

一般に、占星術のネイタルホロスコープは一つの人生限定と考えて読まれます。
このため世間のスタンダードに従い、MCを「その人生での人生目標」と読んでも誤りではありません。上に書いた通り実際に中年以降にMCを体現される方が多いのは確かだからです。

しかしここがホロスコープの不思議さで、今世という一点に表れたMCサインは、どうやら全転生のテーマに等しくなるようです。あたかも一つの細胞が全身の細胞と同じDNAを持つように。

何故こう言えるかというと、
「アセンダントは魂の製造番号」(ルル・ラブァ先生他)
という考えに従うなら、ASCは転生しても度数そのものが変わらないか、少なくともサインは同じだろうからです。
そうであるなら、MCサインもほぼ同じであることになります。
生まれる地の緯度によって多少の変動はあるでしょうが、おおむね同じサインかその周辺を動くことになるのでしょう。

この話は以前にT様という方からご質問いただいて気付いた話。(T様、感謝です)
 参考 『次の転生時のASC、MCなど』

私は上記事を書いた当時、「ASC固定説」ではありませんでしたが、もしかしたらASC固定でも同様なのかもしれません。
同じ度数であってもその時の人生条件(惑星)によって表現は無限に変わるからです。

もしかしたらASC/DSCの地平線に相当するアングルは、魂が地球などの星に生まれて学習を始める=地平線に降り立つ、ことを意味しているのかなと最近思いつつあります。
(地球限定とは限りません)
魂はASC/DSC固定のまま転生を繰り返し、MCのシンボルを体現し尽くして初めて「地上学習卒業」…ということになるのかもしれませんね。


自分の記憶を振り返ってみて


自分の転生記憶を思い返してみても、やはりこの理屈が正しいかなと思います。

どこまで記憶を遡っても金太郎飴のようにキャラクターが同じ
であったというショッキング(?)な結果は、魂の個性は生まれてから消えるまで変わらないという話を裏付けています。

ちなみにお馴染み、マイケル・ニュートン氏の被験者たちも「魂の個性は誕生時からずっと同じ」と言っています。

これが輪廻転生の真相だとすれば人をガッカリさせる情報ですね。私は自分の転生記憶を思い出して本気でガッカリしました。もっと様々なキャラクターで転生したほうが楽しかったのに!
(もちろん肉体によって能力や活動力にかなりの違いがあります。ニュートン氏の被験者たちは多岐にわたる人生を経験しているようです。しかしそれでも、本質の魂個性は変わらないとのこと)

MCに至っては、私の場合、最終的に
射手座3度『チェス』(戦略家)
の最大看板を背負ったまま終わりそうな気がします。
おそらく自分が社会的に背負ったシンボルとして、『チェス』以上のものは今後も無いだろうと感じるのです。


考えるヒントにしてください


2016年に書いた記事(次の転生時のASC~)では、
「アセンダントサインは魂を表わして、固定」という考えにしても、古い時代の占星学に拠る推測でしかないので正しいかどうか。
100年以内に生まれ変わりの記憶を持つ子供たちを調査してみたら、案外ハズレということもあり得ます。
(私はイレギュラーなので、サンプルとしては弱い気もします)
お金持ちで暇がある方に、ぜひこの点を調査していただきたいですね。


などと控えめに書いていますが、やはり理屈で考える限りは「転生後のサインも同じ」とするのが妥当と思います。

まあ結局のところ実証が不可能な話で、真相は分からないですけどね。

私も自分の体験や実占経験からある程度の裏付けはできますが、100%の正解が分からないため考えながら執筆しています。
自説を押し付けるつもりはないので、皆様の考えるヒントにしていただきたいです。

 

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白い羽虫が大量発生。これは吉兆か、それとも?【スピリチュアルな意味】

 

※この写真は花吹雪。ACより

初夏に舞う雪片


先日の昼休み。公園の駐車場に車を停め、弁当箱を開けようとした時でした。目の前の木々の上を飛ぶたくさんの白いものに気付きました。

緑に映える白がひらひらと舞う様は、まるで降り始めの雪のよう。あるいは桜が散る時期の花吹雪のようでした。

始め紋白蝶かと思っていたのですが、近くまで飛んできたその羽虫をよく見れば純白の蛾なのでした。
蛾だと分かってもその飛び交う姿は優雅で美しい。
緑生い茂る初夏に雪が降るような光景はファンタジックで、しばし昼食をとることも忘れ見惚れてしまいました。

後で調べたところ、この蛾は“キアシドクガ”というらしい。
今年は日本全国で大量発生しているそうです。



“ドクガ”という名だが成虫に毒は無く人間に害は及ぼさないとのこと。
(ただし幼虫には毒があるらしい。なかなかグロテスクな毛虫なので、虫が苦手な方は検索されませんように)


白い蛾のスピリチュアル的な意味は?


ここのブログで何回か書いてきた通り、蝶などの虫にはスピリチュアル的な意味があるようです。

【以前書いた記事】
・蝶は高次霊が操る「使い」という話
・鳥居の奥から、黒アゲハが飛来する神秘… とエンジェルナンバー444

と言っても日ごろ見かける虫の全てに高次からのメッセージがあるわけではないと思います。

「何かいつもと違う」というインスピレーションを受けるかどうかが区別するポイントです。
虫らしくない不思議な行動をする虫や、大量発生などに遭遇した場合はオラクル(神託)・オーメン(予兆)の意味が含まれているはず。

たとえば今回のように、この地球における大変革の時期、全国規模で発生する虫などはやはり国家への“天意”の表れでしょう。

では、大量発生する白い蛾にはスピリチュアル的にどのような意味があるのか?
検索してみました。


スピリチュアルな観点で考えると、蛾はよいオーラをもつ人に集まりやすい虫ですが、残念なことに蝶ほど縁起がよいメッセンジャーではありません。一匹ならともかく、わらわらと複数の蛾がいた場合、逆にマイナスのメッセージが指摘されます。アリやハチ、ハエと同様に、運気の悪い虫と呼ばれもします。ちなみに運気がよい虫の代表は蝶やトンボ、セミです。

夏の夜、誘蛾灯などに引き寄せられて身を焦がす哀れな虫、「飛んで火にいる夏の虫」とは蛾のことです。光に向かうこの特性が無謀で思慮が足りないことから、蛾を象徴する言葉には、変容や嫉妬、好奇心、誤解などが使われます。


白い蛾には他の蛾と違い、ポジティブな意味が込められています。

夢に登場する蛾にもさまざまな意味が込められます。白い蛾を夢にみたら、運気が上がり、恋愛をはじめ万事がトントン拍子に運ぶという幸運に恵まれるとされます。まさに吉夢です。


夢の中だけでなく白い蛾は吉兆の証、そもそも白自体が成功や純潔を象徴する神聖な色なのです。


白い蛾は死の前兆を告げるとする言い伝えもありますが、死は魂を解放してくれるもの、だから、蛾のお告げを忌むべきものとは考えませんでした。
https://amaterasu49.media/archives/21814

 

とのことで、やはり一般の蛾はイメージ通り「嫉妬、誤解」などの煩わしいメッセージであるようです。

ただし、白い蛾には美しい見た目そのまま「吉兆」の意味があるそう。これは他のサイト様でも一致していました。
そんな白い羽虫が国規模で大発生しているということは、日本にとって良いメッセージと受け取って良いでしょうか?
……でもこの蛾も、あまりにも大量に発生すると木を枯らしてしまうそうなので吉だけではないと思いますが。



個人的に感じたこと。死者たちが生者を守ろうとしている


私自身の感じたインスピレーションについて。

実は公園で白い蛾に見惚れていたとき、「あれは死者の魂ではないか?」と感じていました。今回の禍で亡くなられた方々の魂。

自粛解除されて浮かれる日本、既に禍など無かったことになりつつあります。この国はいつものこと。
しかし現実には亡くなられた方々がいたのです。
「自粛解除された。良かった、良かった」と言って死者たちをあっさり忘れてしまうのはあまりにも薄情ですし、「良かった」と胸を撫でおろすのは早過ぎです。

“自分たちを忘れないで。
楽観しないで。
これからも第二波、第三波が来るから気を付けて”――

死者たちが生き残った人々へそうメッセージを発してくれているように思えてなりません。

あるいは、上記事でも書かれている伝統的な意味「死の予兆」。
これから日本で大量に死者が出るということかもしれない。(個人的には病だけで死亡するのではなく他の要因も含まれると思いますが)

そうは言っても、幸運の白い蛾。
数年先の未来には希望があると感じます。
もしメッセージを正しく受け取って誠実に対処したなら、苦しい時を乗り越えて再生できるかもしれません。美しい羽虫のように。
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未来は計画通りか、選択の余地はあるのか? 運命 VS 自由意志まとめ

 


年始の占星術予測がいつもより厳しめだったのと、予言の話も書いたので気になっている方が多いのでは。

「未来は予め神の計画で決定しているのか、それとも人間に選択の余地は残っているのか!?」と。

 運命 VS 自由意志論争
私も長年考えてきたテーマです。
何度か記事で書いたこともあったと思います。運命タグを付けた記事で小出しに書いていますので漁ってみてください。

当記事ではまとめとして、今現在の考えを書いておきます。
記事の途中で過去の関連記事にもリンクしていきます。お暇なときに辿っていただければと思います。

(当記事に過去書いた記事と矛盾があったら申し訳ありません。あくまでも「今現在」の考えです)




何度もこのテーマに触れる理由


なぜ長年にわたりこのテーマに触れてきたのかと言うと、やはり占星術サイトなどを運営していると
「人間の運命は予め決まっているのですか? その計画は絶対に動かせないのですか??」
との質問メールを送って来られる方が時々いらっしゃるからです。

また、
「人間の運命が予め決まっているわけない、運命を計画している神なんか存在しない」
「引き寄せの法則で未来は創作できるのだ! 全ては人間の自由意思だけで決定されるのである」
という批判・反論(または攻撃)を受けることもあります。

そのような声にお応えするために私の分かる範囲で考えを書いてきたわけですが、やはりこのテーマに関する悩みは尽きませんね。

この件に解決をつける明解なお答えができず申し訳ないです。
私自身、決定的な表現が分からず回答に迷っているせいでもあるでしょう。

これは人類次元を超えた高度な超数学・超物理学の話であり、魂で言えば地上を卒業して久しい上級マスターだけが知覚できることだと思います。
そのような高次過ぎる魂は決して地上へ降りてきません。また彼らにメッセージを伝えられたとしても人間には理解できないでしょう。次元が違うので。

私が述べることができるのは、自分の輪廻転生の記憶から導き出した答えだけ。
それと若干ながらの占星術・スピリチュアル知識で分かることだけです。
その程度の話ですが参考になれば幸いに思います。


予言を受け止め準備をしてください


運命に縛られたくないと思う人はけっこう多いもの。
特に現代人には「国家にも親にも神にも縛られない、完全なる自由意志」だけが正義と信じている人は多いのではないでしょうか。

何度も書いてきた通り、私は自由意志を完全否定する者ではありません。
もともと私自身、個人の意思を大切に思う自由なタイプでもあるからです。

【関連記事】過剰な自由意志主義が危険なカルトに繋がることがあります。良いイメージの願いを持つことは大事ですが、自分だけの利己主義に陥りがちで騙される。ご注意を。
・引き寄せの法則の是非 ~占星術と輪廻の観点から~
・危険なスピリチュアル、「色即是空」の甘い罠


しかし我々のように占星術を知る人間には、「星々に刻まれた計画(ホロスコープ)通りに運命が実行される」ことを目の当たりにする機会が多々あります。
全てが占い師の予言通り実現する、ということではないのですが、少なくとも大枠の事件はホロスコープで裏付けられると言えるでしょう。

たとえば今年の初めに書いた2020年のシフトチェンジを表す星回りは明白なもので、多くの占星術師が口を揃えて言うように人類の大きな変化は確実にあると思います。具体的にどんなことがあるのか分からないので占星術師によって解釈は様々ですが。
私はなるべく皆さんを怖がらせたくないから、今年初めの記事では最悪想定を表現しませんでした。(あれでも、です)
しかしその後にうっかり呟いてしまったように、現実は私の思い描いた「最悪想定」に向かっている気がします。特に洪水の源となりそうな東アジアが。

先日上げた記事、『2020年大予言「湖北で疫病、東方から救世主が」 伯温先生、本当ですか?』の内容はもっと酷い。
自分の予測ではなく、他人の予言だからと思って無責任に引用してしまいました……。すみません。
関連国にお住まいの方々はショックを受けたことでしょう。
もちろん日本も他人事ではありません。対岸の火事として面白がり眺めているわけではないのでご理解を。我々日本人にとっても切迫した危機です。

予言は天体を読む占星術とは違って、未来視する個人の能力しだい。
ですから全て書かれたままに受け止めなくて良いと思います。たいがいの予言は、はずれています。
ただ伯温先生の碑文はトランジットのホロスコープや世情と照らして一致するので、ある程度は当たるだろうと私は述べました。
残念ながら今回ばかりは覚悟が必要です。そして、早い段階での行動が必要。

そもそも予言をする人たちが何のためにそれを告げるのかと言うと、他者に事前の準備を促すためではないでしょうか?
(これは依頼を受けて行う占星術のホロスコープ読みとは少し違います)

語弊あるかもしれませんが身近な喩えに引き寄せて話をすると、予言はウイルスの到来を警告するようなもの。
去年12月に武漢で新型ウイルスが発生したとき、誠実な隣国人たちは命懸けで
「日本にもウイルスが到達する。準備して!」
と警告していました。
ところが多くの日本人はこれを「デマ」と嘲笑し、「危機感を煽るな」と叩いていました。(呆れることに、こうなった今もまだ叩いています)
警告を無視して何も準備行動しない日本人が払う代償は、これから多大なものとなるでしょう。

警告されたのに何もしないで災難に巻き込まれる。
このことを「自業自得」と呼びます。
ここは仏教用語ではなく、一般用語としてです

悪しき楽観主義は「自由意志で運命を選択する」こととは違うのです。これを勘違いして同一視している人が多い。
ウイルスを無視するだけで病気の無い未来を引き寄せることができたでしょうか? 否ですね。
危機を無視し、楽観的な未来を思い描くことだけで引き寄せられる善き未来などありません。現実は逆なのです。


計画は100%実行されるとは限らない


いっぽう占星術師は予言者と違って、何か大きな事件について危機感にかられて叫ぶのではなく「天体」という公式文を読むだけ。
災害アラートが鳴らなくても読むことができるので事件そのものに縛られず、いつの時代の天体でも好きなときを選んで読めます。
事件があった時期と何事も起きなかった時期を比較することもできます。
だから予言者より、もう少し大きな過去から未来の流れをストーリー的に眺めることができる気がします。

そんな占星術師の視点から述べさせていただくなら(私は近現代の僅かな歴史しか眺めていませんが)――
やはり、
“大枠の未来計画は予め定まっている”
と言えます。

自由に生きたい方々には誠に残念なお知らせですが、どうしても「計画は存在する」としか読めません。
これは私を批判しても怨んでも仕方のないことです。

特に大きな集団、国家や人類・地球上など規模が大きくなると動かし難いシナリオ(舞台設定)があるようです。
個人はその大きな設定のなかで、ある程度の自由意志をもって動いていくことになります。

もちろん個人にも人生全体では大枠のシナリオがあって、動かし難い設定はあるらしい。
ただし他の記事で何度も書いている通り、計画は設定に過ぎず、結末は絶対的に定められたものではありません。
違う未来を選択することは可能なようです。
その裏付けとして究極的なことを言えば、“自殺”です。ホロスコープで読める人生計画に自殺だけは定められていないのですが、それを選ぶ人が実際いるということは、ホロスコープの計画書は実行されない場合があるということになります。

死後世界の記憶を語る人々の話を集めた、ニュートン氏のレポートによれば
「計画通りではなく、若いうちにうっかり事故で死んでしまったので死後パートナーに怒られた」
という笑い話のような事例が出てきます。
と言うことは、人生計画は100%実行されるよう自動的に仕組まれているわけではなく、単なる理想目標としてのゲーム・シナリオ程度のようなものだと分かります。


何故、動かし難い運命があるのか


計画は100%絶対ではない。

それでも何故、時代の大枠に「動かし難い運命」というものがあるのかと言うと、多くの人が生まれる前の計画を果たそうと努めているからだと思います。

根本的なことを勘違いしている人が多いので繰り返し書いておきますが、運命計画は神から与えられる義務ではありません。
全ての人が自分で選ぶシナリオです。
選ぶ=承諾の意味です。カルマを作るのは本人ですが、生まれる直前に未熟な魂が一から具体的な人生計画を作成するわけではありません。参考 【運命論まとめ】 「幸せ」って何ですか? 因果応報、カルマの受け取りも自分で選んだ道

だから本心のところではシナリオを実行したいと願っています。
この魂からの願いは非常に強いので、たいていの人の人生が計画通り実現されます。

そして大勢の人がそのように「計画通り」の人生を生きた結果として時代が創られます。それは多くの魂が集まって動く巨大なエネルギーですから、たった一人の力では反発し難いということになります。

つまり神学(スピリチュアル)の法律によってではなく、人的力学によって動かせないのです。

個人では抗えない集団というものがあります。
一人では巨大国家や権力と戦えない。それと同じで、一人だけで変えられる時代の運命など無いのです。

このことは前に
『個人と集団の責任』
という記事でも書きました。
たった一人の社会計画によって創られる時代など無い。むしろ、そんな社会計画があったら危険。
個人の論文などがきっかけとなり時代が動くことはありますが、一人だけでその時代を創ったわけではなく賛同して実行した多くの人々こそが主人公であり罪を負うべき責任者です。
そのため、時代の参加者は誰か一人に責任を押し付けて罪を逃れることはできないと言えるでしょう。
名のある戦犯だけに責任を押し付けて、自分は蛮行の罪を免れようとするのは狡い態度です。もちろん魂次元では罪を免れることなど不可能ですが。

(だから殺戮の時代のきっかけとなった哲学者が全責任を負う必要はありません。それでも今もまだ弊害が続いているなら、虐殺を終わらせるために自分の過去の論文を撤回していただきたいです。もし生まれ変わったとすれば、悪魔思想を撤回する程度の義務は果たすべきです)

これが記事冒頭で
「運命は人類次元を超えた高度な超数学・超物理学」
と述べた理由。

個人の運命も
「あまたの過去世の選択、行動×生まれる前の計画×今世の自由意志」
という高次元の計算で決まります。
そこに、
「時代に参加する者の全過去×全計画×全自由意志」
が掛け合わされる……。

時代の運命とは、このように想像を絶する計算の末に組まれるプログラムです。
人間レベルで結末を考えるのは不可能ではありませんか?

我々のような人間の星読みができることは、高次元の数学マスターたちの組んだ青写真のほんの一部、「舞台設定」くらいだと言えるでしょう。
それでも一歩先の未来を読み、準備することくらいはできるかもしれません。
ただ回避するためではなく、自分が携えてきた人生のシナリオを最高度に実現するために。


人生をオンラインゲームに喩えると、どう生きるべきか分かりやすい


このように
「動かし難い運命がある」
という話をすると必ず、
「最初から決まっているなら、何やっても無駄。ぜんぶ諦めて、何もしないで生きていこう」
と思ってしまう人がいます。

それは違います。
運命が動かし難いからと諦めるのではなく、ここに生まれたからには行動していかなければなりません。
地上という舞台で行動するために人生計画を携え、自分で今を選び生まれてきたわけですから。

分かりやすく、人生をオンライン・ゲームのようなものと考えてください。
(私は何度かこの喩えを使っていますが、オンライン・ゲームが一番説明しやすい)

予め時代設定がプログラミングされた「ゲーム世界」が用意されていたとします。ちなみにそのゲーム世界は過去にログインしたユーザーが創り上げた設定です。
この「舞台設定」プログラムを一人きりで動かすことは難しい。
でもそんなゲーム世界のなかで、どうプレイしていくか決めるのはログインしたあなた自身です。
あなたも物語の一員ですから、ゲーム内で動くことで新たなゲーム世界をプログラミングしていくことになります。他のログインしたプレイヤーとともに。

どのような結末に辿り着くかは、あなた次第。
ただ、ゲーム内では懸命に動く必要があります。最大限に努力した先に、ゲームクリアが待っています。

クリアできないこともあります。
しかしクリアできなかった場合は、再ログインで同じテーマにチャレンジしなければなりません。(舞台設定は変わりますがテーマは同じ)
何故ならそのステージをクリアしない限り、次のステージにログインして参加することはできないからです。

だから最初から諦めて何も行動しない、ということは駄目。
それではゲーム内で一つ所に留まってタイムアップするだけ。永久にステージクリアのレベルアップは不可能です。

ステージを与えられた限りは、最大限にゲームを行うこと。
それが諺で言うところの
“人事を尽くす”
ということになります。
「人事を尽くさねば天命は無い」、つまり「やるべきことをやらなければゲームクリアは無い」わけです。

『心の病を避けるコツ』で書いたことも同じ。
「最悪を想定して腹をくくるのが心を安定させるコツ」、と書きました。
でもそれは決して、全てを諦めて何もせず運命を受け入れるべきだ、という意味ではありません。
私はこの記事で
最悪を想定して最善を尽くす
とも書いています。
この「最善を尽くす」こそが重要です。

大それた行動に出ろ、と言っているわけではありません。
自分にできる範囲で、身の回りの小さなことをやってみる。これが大事。
一歩、一歩。
小さな歩みがいずれ大きな結果に繋がるはずです。
たとえ今世で計画半ばに終わってしまったとしても、意味のない行動など何も無いのだと言えます。これは本当に。
(本当のことを言えば、自ら人生を途中放棄しない限り努力は経験値として積み重なっていくからです。ログインポイント+経験値ポイントが貯まる)


究極の真理は円かもしれない


また混乱させるかもしれませんが、最後にもう少し踏み込んだ真理(と私が思う話)を述べておきます。

究極の次元では「始まりと終わり」は決まっていると思います。
と言うより、その次元では時というものが無いので、始点と終点が同時に在ります。

個人も全体も最初から終わりまで自由意志で動いていることは確か。
生まれる前の計画も自分で選びます。神様に押し付けられる運命など一つもありません。
ほとんどの人生計画は実行されますが、100%変えられないわけではない。途中放棄さえ可能。
しかし計画に反して途中放棄したなら、次の人生で必ず同じ計画を経験することになります。

この全体の総計が変わらない。
つまり、一が全に等価なのです。
だから表現としては「結は最初から決まっている」と言えます。これは正確な表現ではありませんが、あくまでも時間の存在する地上の感覚で述べるならば。

イメージとして表現した場合、始点と終点が丸く繋がる円、という形は確かに分かりやすい。
『メッセージ』という映画で表現された宇宙字の言語が真理に近いのでは?と思います。

この「運命の輪」が長く延びるか短く終わるかはあなた次第、ということになります。
どれだけ長く延びても全体の総計が変わらないことは言うまでも無いですが。


……我ながら、何のこっちゃ(笑)。
まるで禅問答のよう。
分かりづらくてすみません。表現が難しい。
おそらく伝わらないだろうと思いながら、一応書いてみました。
いつか伝われば幸い。
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2020年大予言「湖北で疫病、東方から救世主が」 伯温先生、本当ですか?〔改稿〕

 

 VTフェイスブックより

 

〔2024/3/7修正。言葉足らずを放置して申し訳ありませんでした〕

『“看中国”ビジョンタイムズ』のツイッター・FBトップ画像に例の人物が使われていました。

日本のファンは少ない……だろうからアピール力が弱い気がしますが、「東洋文化復興のシンボル」として使っていただけることには感謝しています。
(その前にこの団体は某政府と足並み揃えた曹操崇拝イデオロギー※を改めるべきだが)

 孔明のシンボルは、「漢(東洋)文化復興」の旗印として使っていただければ幸いです。



※『“看中国”ビジョンタイムズ』は大**と同じく、某宗教団体が運営しているニュースメディアです。例の国で迫害され政府と戦っており、政府を批判する記事も数多く上げています。…ですが本質的に、反共とは言えない団体ですから注意。サイト記事をよく観察すると曹操崇拝・文化破壊のイデオロギーを掲げていることから、実は共産主義に共鳴している団体であることが読み取れます。
つまりダブスタ団体です。サイトには役立つ情報が多いので参考にして構いませんが、団体に入信しないようご注意を! 
【ご一読ください】大**は共産党の神・曹操を称え、民意のシンボル劉備を貶めている


2020年の予言


本題。ここからはスピリチュアル好きさん向けの話。

『ビジョンタイムズ』のサイトを読んでいて、こんな記事が気になりました。

『予言された2020年』
 中国を含む世界中には多くの予言が存在する。これらの予言を研究すると、全ての予言が共通する結果を示している事に気付く。「2020年に世界規模の大きな災難が発生し、この災難の前、東方に救世主が誕生する!」
たしかに、たしかに。
占星術師なら誰でも気付くほど世界変動の兆しは明白な星回りです。だから「予言」と言うより、占星術の公式で共通回答という感じでしょう。
預言で有名なノストラダムスなども占星術師ですからね。

しかし「東方に救世主が!」とは。
まるで往年のノストラダムス予言ブームのような話。
あの頃(1980年代~90年代末)、「日本から救世主が出る!」とずいぶん騒がれましたっけ。40代以上には懐かしいはず。
結果、1999年に恐怖の大王は降りて来ず、日本人の救世主も行方不明ですが。笑

「我が国から救世主が」という話は愛国心や民族の誇りを掻き立て、人間はつい飛びつき夢中になってしまうようです。だから夢中になり過ぎないよう注意して眺めたいものです。

伯温先生の予言がすごい


劉基・伯温の予言は正確で、驚きます。
 刘伯温※の碑文には、「旧暦の2019年10月から、悲惨な疫病が湖北省と広東省から拡散し、1万人の貧困層のうち1千人、1万人の富裕層のうち2、3人しか残らない。疫病は旧暦の2020年7月13日ピークに至る」と記されている

 2019年12月1日、武漢金銀潭病院の副院長黄朝林は、国際医学学術誌「ランセット」(The Lancet)に論文を発表した。その論文には「新型コロナウイルスに感染した肺炎患者が見つかった」と記されている。この最初の感染患者の初症状が出たのは2019年11月(旧暦2019年10月)であり、刘伯温によって予言された時期と完全に一致する。

※印は一部簡体字なので分かりづらいですが、「劉伯温(りゅう・はくおん)」と読みます。
明代の軍師で優秀な占い師でもありました。
『三国演義』というフィクションで、コウメイの人物像モデルとなった人。

史実では意外にも魔法使いふうの変わり者キャラクターではなく、真面目・優秀で立派な人物です。(孔明のほうが変人)
この人なら「先生」と呼ばれるにふさわしいでしょう。


それにしても劉基の予言は正確で驚きました。

>旧暦の2019年10月から、悲惨な疫病が湖北省と広東省から拡散し

本当ですか、伯温先生??

ウイルス発生時期はぴったり一致していますね。
「湖北」という地域まで当てる。「広東」はもしかしたら鳥インフルでしょうか? 背筋が寒くなります。

でも明代の五行推命だけでここまで正確かつ具体的に当てることは難しいと思います……。
もしかしたらその碑文は誰か、未来視のできる人が刻んだものかもしれません。

「旧暦2020年7月13日ピーク」という言葉がとても現実味あります。
今、C国はウイルスとの戦いで勝利宣言をして封鎖を解除しましたが、いずれ第2波に襲われるでしょう。もう第2波が訪れていると言う人もいます。

私はウイルスの第2波とともに革命の波も予測します。
今年の夏頃、革命の大洪水が起きるのではないかと考えています。(これは占いではなく社会分析の予測です)
〔2021年追記〕その後、革命を企てていたグループは「感染者」ということで連れ去られて行方不明のよう。感染死の名目で生きたまま焼かれた可能性があります。結局、あのウイルスはこういった"反乱分子"を"駆除"するためにも一石二鳥だったようです。

その前に政府が起こす無謀な戦争があるかもしれません。
すでに開戦の兆しがあります。
もし十分の一ほどに人口が減るなら、核戦争の可能性も有り得ます。当然、相手国はどこだか分かりますね?
〔2021年追記〕2020年中に開戦はありませんでしたが某国共産党が台湾へ侵攻するのは確実です。どうやら「アメリカ解体してから」の計画のようです。

ジェニーさんが語る「東方の救世主」


アメリカ人、ジェニーさんの予言も一応気になるので引用しておきましょう。
 アメリカ人の預言者であるジェニーは生涯を通して多くの予言をし、これらの予言は全て当たった。1997年ジェニーは重病にかかり、死ぬ前に彼女は遺言を残した。「東方のどこかに男の子が生まれ、いずれ彼は世界を一変させるだろう。21世紀、人々は彼の偉大な力を感じ、そしてその後の10年間で、世界は新しい構造と新しい外観を伴い、新しい世界へと変わるだろう。その新しい世界には戦争がなく、災難もないだろう。2019年以後、彼の力は更に強くなるだろう。」

 ジェニー・ディクソンはまた、「2020年には、反キリストの人々に悪の一面が表れ、聖書黙示録(ヨハネの黙示録)に記されているハルマゲドンの戦いが始まり、最後に正義が勝利するだろう」と予言した。ハルマゲドンの戦いは、「末世の善と悪の戦い」あるいは「末世の災難」とも翻訳されている。更にこの戦い後に、大審判があり、神様を信じない人と神様を迫害した人を地獄に追いやり、残りの人は新しい紀元に入るとも記されている。

この種の「救世主」予言は世界中でキリスト系の宗教家によって何世紀にもわたり繰り返されているので、あまり信憑性はないと感じます。
預言(予言)と言うよりは宗教的な願望、ほとんどお題目ですね。

>反キリストの人々に悪の一面が

などと言うあたりにキリスト教徒ではない我々は気分を害します。
そのレッテルを貼って殺戮を繰り返してきた犯罪者側が言う台詞ではないよね? と思ってしまう。

ただこれが喩えだと考えるなら、「反キリスト」を「反形而上・反人間文化・反文明」と読むことはできます。
だとすれば、それは唯物思想を掲げる例の者たちのことでしょう。
たしかにあの人たちは「悪魔」と呼ぶにふさわしい集団。

>神様を信じない人と神様を迫害した人を地獄に追いやり

この「神様」を「形而上」と読み替えるなら、キ教徒ではない東洋の我々にも納得できます。
目に見えない存在、神々(高次存在)への畏敬の念を忘れ、道徳心を踏みにじって好きほうだいに殺戮などの蛮行を愉しんでいる。
そのように、喩えとして「神を殺した」者たちが地獄へ堕ちるのは当然のことでしょう。
可哀想だけどここまで徹底して人道を踏みにじったのですから、彼らの魂が救われる道はありません。救われるとすれば永遠に近い闇の底で過ごした後の、遠い遠い来世になります。それも、もし改心したならの話。

90年代の予言者 ポール・ソロモン


改めて「東方の救世主」についてですが、たしか1980年代のニューエイジ予言者も「東方から世界を救う人が出る」と言っていたような。
「日本人が救世主になる!」と日本人が語るのは民族主義でしかないでしょうから眉に唾をつけてしまいます。とは言え20世紀~21世紀の予言で「東方」という言葉がよく出て来るのは確か。

追記…その後 90年代のニューエイジの東方予言を一つだけ思い出しました、ポール・ソロモンです。
彼も日本のテレビ番組に出たとき「日本から光が来る、世界人類が光明に辿り着くのを助ける」と予言したそう。日本へのリップサービスの可能性があるため眉に唾を付けておきましょう。
ただ東方ということでは他の予言と共通しているし、「(その人の教えは)宗教ではない。宗教の壁を破ることが世界に平和をもたらす」との話はとても共鳴します。今の現状にも合っています。

【ポール・ソロモンの予言まとめ】https://tocana.jp/2015/05/post_6404_entry.htmlより
そのほかの予言――やがて救世主となる人物が日本の中で雌伏中?

 さて、実際のリーディングと前後するが、予言によると、こういった宗教が絡む殺し合いが起きる一方で、それを克服しようとする動きもまた活発化するらしい。

 実は、ポール・ソロモンとエドガー・ケイシーの大きな違いは、日本に対する視線にある。よく知られているように、ケイシーは「日本の大半が海没する」などと予言したが、ソロモン氏は『EXテレビ』とは別の機会で行ったリーディングでそれを否定している。そればかりか、この公開リーディングにおいて、なんと日本から世界的な指導者が現れて「愛の法則」と「すべてはひとつ」という教えを説き、宗教間の争い鎮めると予言したのだ。

 トランス状態の彼は、「日本から現れることになっている世界的リーダーとは誰か?」という質問に対して、次のように答えた。

“we have said that a light come from japan, and will help in the enlightenment of the world”
(私たちは日本から光が来ると言いました。そして、世界の啓蒙を助けるだろうと)


■日本の北部生まれ。1991年時点で若い。武術を習う人物が救世主?

 ソロモン氏は「ヒントだけならよい」として、その人物は、今(1991年)はまだ若い男性で、日本の北部におり、準備ができていない。彼には「青木先生」という武術を教える師がいる。その青木氏自身、武術だけでなく、ある種の哲学を説いている、という。

このヒントならけっこう多くの日本人が当てはまるのでは。

実は私もいくつか当てはまります。
日本の北部生まれ、1991年当時で若く、武道※を習っていた。
でも肝心のところが違っていますので(本質では該当するが…笑)、微妙ですね。空手の先生も「青木」と言ったかなあ? 思い出せない。
私を含め1991年に武道を習っていた中高生だった皆さん、少なくとも指導者候補にエントリーしているみたいです。がんばりましょう。笑

※意外に思われるでしょうが当時、私は空手部に入っていたのです。生まれつき運動神経が鈍く体を鍛えたことがなかったので、「これでは駄目だ!」と決心し、自分を変えるために無理して運動部に入りました。そんな感じで素質がなかったため身に付きませんでしたが。懐かしい思い出です。

【関連記事】80年代は蘇るか? 雑談として未来予測。占星術ジャンルの陰謀論に注意

 

 

 

 

 

 

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「勉強で人格は磨けない」対「教養が人格を高める」 矛盾について再考

 

私の記事を読んでいると矛盾に感じる話が多いと思いますが、特にこれは多くの人が「矛盾じゃないか!」と怒る話ではないでしょうか。

1.先日の記事 
『「教養と心の優しさは連動する」 インテリは全員が悪人なのかどうか』

2.少し前に書いた記事
『勉強が好きか、嫌いかで人間の価値は決まらない(勉強嫌いだった劉備について)』

何故ここまで正反対に見えることを言ってしまうのかというと、「1」は主に他人の表現を借りて同意しており、「2」は純粋に自分だけの言葉で表現しているから違って見えるのだと思います。
本当は同じことを言っているのですが、なかなか世間の皆様にはそう受け止めてもらえない。

世間で「知性」「知識」「学力」「学歴」は一緒くたに定義されているので表現が難しいのです。

私が思う「知性(教養)」には、学歴や知識は含まれません。

学歴が低かったり知識の少ない人のなかにも、本物の知性(教養)を持つと感じられる人がいます。それは「知能・心の高さ」という生来の基本スペックを読み取っているだけなのかもしれませんが。

劉備など優れた人格を持つ人こそ「本物の知性を持つ人」と私は思っています。
だから私にとって「知性と人格は連動する」という意見もまた、真実として受け止められるわけです。


学業で人格が磨かれる場合とは


反対の真実を言えば、知識をいくら積み重ねても人格が磨かれることは永久に無いということになります。
前記事でも書いた通り、知識がカルト思想を強化するためだけに使われる場合もあります。知識は使い方によっては狂気にもなり得るということです。
だから知識至上主義・学歴至上主義こそ最も危険だと言えます。

もちろん学業の衰退が人格の荒廃を招くことも現実にあります。
このことは隣のC国で実証されています。
近代C国では古代から続いてきた学問の全てを禁止したところ、人々はたちまち獣化して残虐な殺人集団となってしまいました。
(学問を禁じただけではなく、殺戮集団となるような教育も施されたからなのですが)

今あの国で残虐な指導者となって殺戮を指示している人たちも、若い頃に勉学をせず暴力に勤しんだ世代です。
国民全体も学業の衰退によって民度が落ち、マナーの悪さで世界中から非難を浴びています。

いっぽうで古代思想を学んだ一部世代の人格・マナーは向上しています。
もし彼等がK産主義をやめ、古代からの教養を蘇らせれば、ほんの数十年で獣の国から人間の国へと生まれ変わることができるでしょう。
この実証を見れば「学業は人格に関係ない」とも完全に言い切れません。


東洋と西洋の学業定義は異なる


結局は学ぶことの中身によって人格への影響が決まるのではないかと思います。

そもそもが東洋と西洋の学業定義(学ぶことの中身)は異なります。

東洋では昔から「学業(学問)」と「道徳」は切り離すことができないものでした。
道徳を学ぶことこそが学業であったのです。
だから東洋的な知性・教養と、人格の高潔さは比例しているイメージになります。

しかし西洋では「善なるもの=道徳」はキリスト教会が担うものですから、学業とは切り離されています。
(神学を除く)
古代ギリシャではこれが切り離されることなく語られ学ばれていたわけですが、キリスト教支配が増すとともに神は人間から道徳を奪いました。そのようにして、学業からも次第に「善」「道徳」が切り離されていったと思われます。
一見すると人間の善悪について考える学問のように思える哲学においても、善悪を客観的に観察するのみ。「こうあるべき」という基準がないので、道徳観を身に着ける余地はありません。
むしろ学問に善悪を持ち込むことは禁忌とされているはず。
このことは純粋に思考したり知識を積み重ねるためには優れたやり方ですが、善悪というコンパスをないがしろにするために判断が歪み、知識を暴走させる人が多く出るのでしょう――殺戮を正義と主張するカルト思想が典型です。

現代で言うところの「学業」「教育」とはこの後者、キリスト教化された西洋学を指しています。
だから知識重視の現代学校教育をいくら頑張ったところで人格を磨くことは難しい、と述べるのが正しいと思います。


学ぶべき教養は


もし人格を磨くための教養を身に着けたいのだったら、東西の古代思想がお奨めです。
まだ神が道徳を奪わない時代、人間自身が本気で「善なるもの」を希求し続けた頃の。

ただし何度も言うようですが単なる「知識」には意味がありません。古代思想でも「知識」に留まるなら同じこと。
元も子もないことを言えば、根本の資質も必要です。
教養は本来の資質を磨き活かすために役立つのみ。
磨かれる原石が悪ければ、学びは知識に留まり教養として消化されることはないのかもしれない……。

(劉備のように、学業しなくても原石の輝きが凄まじい人もいる)

大事なことは学業で磨かれる可能性を初めから断つべきではない、ということです。
ほとんどの人の原石は磨けば輝くのだから挑むこと。
国家が学業の機会を奪って、代わりに獣の皮を着せることは最悪の犯罪と言えます。

例:
C国の子は幼い頃からこのような道義心を持っている(祖母をいじめる悪者に命懸けで立ち向かう道義心。祖母がルールを守っていないから警察が来たということはまだ彼には分からないだろう)。
だがこんな強い道義心を持つ人々にまで、かつてC国政府は獣化教育を施し獣の皮を着せた。
この子が将来、原石を輝かせるか獣に成長してしまうかはこれからのC国制度にかかっている。



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「教養と心の優しさは連動する」 インテリは全員が悪人なのかどうか

 自賛エピソード。

このあいだ「人の目を見れば人格が分かる」と豪語する上司と日常会話をしていたとき、不意に彼が笑い出して言いました。

「お前……!
目の奥がホント綺麗で笑えるな。
キラッキラしちゃって。悪いこと全然考えてない、って目。
幼稚園の子みたい。いや今どき、子供でもそんな綺麗な目をしてない」

どうも馬鹿にして笑っていたらしいのですが、馬鹿にされているからこそ本心なのだなと感じ嬉しくはありました。

自分で自分を褒めるみたいなエピソードでお恥ずかしい……。
何故こんなエピソードを掲げるかと言うと、日頃他人に“悪人扱い”されることが多いからです。
前記事の要パス記事リストでも『彼は粛清したのか? 今、私が思うこと』がよく読まれています。
皆さん、「本当は簒奪を狙ってた」とか「本当はたくさん粛清した悪人だった」という話がお好きのようですね。ただそこにしか興味がない。

【一部歴史館で公開中】 
 
 どうしてもお勉強ができるタイプは全員が悪人なのだと思いたい。
なんで? そのほうが楽しい? 気持ちが楽になる?

少なくとも今ここにいる私は上司が言った通りの人間(悪いことは考えていない)です。
私も何らか過ちを犯して誰かを傷付けているはずなので、100%完全なる善人と言えないとしても、現状で私利私欲のための悪事は少しも考えていません。

【関連記事】 自信とは何か? 「相続」は他者が決めること、でも私には自己信頼がある

教養と心の優しさは連動する

 
本題、この件に関連して記事加筆のお知らせ。

以下↓は池上氏の番組を観た後に書いた記事なのですが、その後に得た情報を追記です。
『世界トップ三人を眺めて思う。知性ある人が粛清を行う不可解』
(現在削除)

伏字にして追記分を転載しておきます。
2020/1/6追記 
この時は情報が無かったためあくまでも番組で流された話を信じる体で書いていますが、私は初めから「Sが勉強家だった」という話自体に疑問を抱いていました。K国にはありがちな「指導者崇拝のための捏造話」と思われます。
その後に知った現実的な話を述べると、Sは〇〇時代に悪事の限りを尽くした××兵世代。あの国で出世したということは相当な「猛者(積極的に暴力を推進した人)」だったのでしょう。××兵たちは殺戮に忙しくて勉学に励む機会が無かった。そのため××兵世代は無学・無教養な人が多いという話は有名です。
その前の指導者であったKは確かに読書家で学があったらしい(ただしKも主義者ですから多聞に漏れず少数民族には苛烈、残酷でしたが)。本人はともかく、学業が奨励されたK時代に育った若者たちは今、教養を身に着けあの国のなかでも特殊な世代として成長しています。教養が人格を磨くことは確かであるようです。

この通り、教養と人格の高さはどうも比例するらしい。
先日いただいたメールでもこう書かれていた方がいました。
…問題は世界情勢の核心部分だし、それを分かっているあなたの頭が良いのは知っていますから、こちらとしては教養をもらっている感じです。
何より、教養があって心も綺麗な人って貴重なんです。
教養(もしくは向学心)と心の優しさはどうも連動しているらしくて、どちからが欠けると、たいていは両方ダメになります。
そういう奴はいっぱいいます。

筆者に関して仰っていただいたメール文です。恐縮しましたがとても嬉しかった。
(T様、いつもありがとうございます。本日のメールにも感謝。後ほど返信致します)

特に

>教養(もしくは向学心)と心の優しさはどうも連動しているらしくて、どちからが欠けると、たいていは両方ダメに

という箇所が心に響きました。
本当に仰る通り。それが真実だろうと思います。
だから自分も向学心を失わないようにしなければ、と身を引き締める想いで読みました。

現代人は臣民教育が激し過ぎた昭和世代への反発からか、「教養と人格は関係ない」と思い込んでいます
実際ニュースを眺めていても高学歴の人間が犯した罪のほうが大きく報道されます。
ドラマや映画でも、高学歴インテリが残酷な犯罪を企てる設定ばかりです。

しかし現実の犯罪者データを見ると知性(知能・教養)の低い人が兇悪犯罪を犯す確率のほうが高い。
世間の「インテリ=性悪の犯罪者」というイメージは、そう考えたほうが面白いからでしょう。単純に映画やドラマでは知能犯でなければストーリー性が弱く、誰も観ない作品となるので仕方がないとも言えますが。

それと現代では、知性と学力がごちゃ混ぜに語られているせいでもあります。
学力(知識)は人格と関わりありません
知識で人格を磨くことは不可能などころか、逆に行いを悪いほうへ導いてしまう知識もあります。


自ら牢獄へ歩む学び方

 
「行いを悪いほうへ導く知識」とは、殺人思想(K産思想)やカルト宗教の教義などが良い例でしょう。
自分自身ではたくさん本を読んで頭が良くなっているつもりでも、ただカルト的な主張を強めるための読書をしているだけという場合があります。
教師や教祖に言われるがまま読書をするタイプです。

そのような人は、思考停止の牢獄へ自ら歩むような知識の詰め込み方をしてしまうようです。
他者を見下すため・他者に勝つために学校で良い点を取ろうとするタイプがこうなってしまいがち。
だから現代では、偏差値の高い人がカルトの強固な信奉者となりやすいのでは? 教祖の言うなりに殺人を犯すのも高学歴インテリであることが多い理由。

【関連記事】知識は害毒か? 真理探究で落とし穴にはまらない学習法

現代日本の教育はこの「知識の牢獄に自ら歩むタイプ」を作るためのものだと私には感じられます。
しかし本当に必要なのは「知性」です。これは教養のことです。※もっと正確に言うと、教養・思考の積み重ねが知性へ繋がる
残念ながら現代日本では、心を育てる教養がおろそかになっていますね。
(これもまた獣化計画の一環でしょうが)

私もそんな現代日本の教育を受けて育った一人なので偉そうなことは言えません。
ただ、少なくとも教師の言うなりにはならず抗った者ではあります。そのために救われたのかと思っています。

しかし私などはまだまだ全然足りていませんよ。
本物の教養人に会うと自分の教養の貧しさを心底恥ずかしく思います。
このあいだ恥ずかしく思ったのは、驚くべきことにC国の教養人と言葉を交わしたときでした……。
上記事の追記でも書いた通り、一部の世代のC国人は古代人のような教養を取り戻しています。私も含め、日本人のほうが教養と人格の高さで劣るようになってしまった。

「教養と優しさは連動している」、
今後もこのことを信じて学びを続けていかなければいけません。
死ぬまで勉強とは本当。それもまた楽しいこと。


〔投稿後の重要な改稿点〕 知性・知能の定義が曖昧だったため投稿後に修正しています。私は普段、知識が無くても賢い考え方のできる人のことを「知能が高い」と思って最も尊敬しています。そのような人は知性もあると言えます。おそらく実体験で本物の教養を身に着けてきたのでしょう。



 
 
 
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いよいよ新たな時代の始まりです。2020年の大シフトチェンジを占星術で俯瞰する

 


明けましておめでとうございます。
1日から来てくださった皆様へ感謝。本年もマイペースに発信を続けていくつもりです。宜しくお願い致します。

本年はまず占星術のお話から始めます。興味のない方には、すみません。

怖いので避けてきた2020年の占星術リーディング。
世界的に重大な節目となりそうな年であるため少しだけ星図を眺めてみます。

※詳細マンデーンはプロの方へお任せするとして。ここでは雑談として大枠のみ語ります




本格的な水瓶座の時代へ

占星術マニアの方はご存知かと思いますが、2020年末~2023年はいよいよ世界が「水瓶座の時代」へ本格突入する年です。
スピリチュアル分野の話ではなく占星術における意味で、です。

〔改めて解説〕
オカルト・スピリチュアル界隈では昔から「2000年代は水瓶座の時代」と言われてきました。これは春分点が水瓶座に位置する時代だからです。詳細⇒Wikipedia春分点
西洋占星術では春分点が牡羊座で固定されているためスピ的な「〇〇座の時代」という話は関係ありません。
ただし2020年以降、占星術的に言っても「水瓶座の時代」と呼べるほど水瓶座の影響力が強まります
春分点との一致は偶然に過ぎないのですが、やはり宇宙・高次元の計算では始めから計画されていたように思えます。

では、「水瓶座の影響力が強まる」と言う根拠とは。実際の星図(ホロスコープ)で眺めてみます。

地球物語が展開する。水瓶座サイクルへの大転換

本来マンデーンは春分点の星図で行うのですが飛ばして冬至の星図を眺めてみましょう。
結末から語るようで申し訳ない。しかしこの結末こそが2020年という節目を象徴していますから話が早いはず。

〔図1〕2020年冬至、東京で設定

 
(C)さくっとホロスコープ作成さん

最も着目すべきは冬至に木星・土星の水瓶座0度コンジャンクションが起きることです。
木星と土星の合(コンジャンクションのこと。以下「合」)は時代の総決算と改革を表します。
これが水瓶座ピッタリ0度で起きる、しかも「終わりと始まり」を意味する冬至に

身震いがしますね……。この震えは興奮のせいなのか、それとも恐怖なのか?

木星・土星の合はただでさえ時代の節目を表しており重要なのですが、今回は地から風へエレメントごと転換します。
「地」の時代では富や財産、権力など、地上の価値観で物事が語られてきました。それが一気に「風」へと変わる。地上の価値観が通用しなくなります
しかも風エレメントのなかでも最も地上から離れた水瓶座ですから、なかなか既存の価値観で読むことは難しいでしょう。
このため何が起きるのか? 予測は難しく占星術家たちも解釈に悩んでいるようです。
私もはっきりとは分かりませんが、人間のなかでも水瓶座の性質が強いほう(ネイタルで水瓶座が最も強い)ですから何か言えることがあるかもしれない。自分なりに感じることを書いてみます。

夜明け前のカプリコーン・クライマックス

ここ十数年の我々は山羊座の時代を生きてきました。
2008年に冥王星が山羊座入り。
さらに2017年から土星も山羊座入りをし、今年2020年1月13日には土星・冥王星がタイトな合となります。
そのうえ木星・サウスノードまで山羊座にあり、それぞれ合を繰り返していきます。

これは「カプリコーン・クライマックス」と呼ばれています。つまり、山羊座の極まり。

山羊座の象徴とは何か?
最も成熟した地上の力を持つ山羊座は、「階級/ヒエラルキー」「権力」「統治」「独裁」を象徴します。
※人間個人の性格としてではなく社会の事象として読む場合です。ASC度数にもよりますが、個人の性格として読む場合はクラシカルで品格ある人のイメージになります。こちら参照してください。⇒山羊座の人の性格

2019年の冬至は当然ながら太陽も山羊座0度に入りましたから、「カプリコーン・クライマックス」が最高潮となった時です。

去年“冬至のお祭り”であるクリスマスは現実に世界全体で権力統治が増した時期と言えます。
特に隣国(C国、香港)にて――
「法治」とは名ばかりの国家体制で独裁者が君臨し、ヒエラルキー下位の人々を奴隷化して虐げました。
自由を求める人々の叫びが圧倒の権力によって踏みつぶされました。
おびただしい血が流れ、毎日のように人が殺され、とことんまで人格と精神が蹂躙され、自由への夢は幻として消えかかっています……。
あれはまさに階級の頂点に立つ山羊が喜々として飛び跳ねる悪魔の世界。地獄絵図です。
今、確かに悪魔思想による絶望が世界を覆っています。

カプリコーン・クライマックスの本番はまだこれから。
春分図を眺めると火星~冥王星まで不穏な星が山羊座に集まり、木星が膨張させています。従って、強大な権力による暴虐は2020年中もしばらく続くでしょう。

〔図2〕2020年春分、東京で設定

私が危惧しているのはアメリカ大統領選の時期にちょうど再び山羊座が強くなることです。
次期アメリカ大統領となる人が世界の絶望を後押ししなければ良いのですが。
それともその時こそ狭い山の頂点に立つ山羊が転げ落ち、夜明けが来るのか?

闇は色濃くなり僅かな光さえも闇に呑み込まれそう。
しかし、誰かが言っていた“夜明け前は最も暗い”という言葉を信じて朝の到来を待ちましょう。


水瓶座が意味するものは「ファシズム」でも「全体主義」でもない

2020年末。ホロスコープ上は山羊座の時代が終わり、水瓶座へ大転換する時を迎えます。
これは滅多に起きない星図の壮大なシフトチェンジ。
希望に満ちてはいますが、何度も書くように人類にとって幸せなことばかりではありません。エレメントを移行するシフトチェンジはそれほど簡単ではないからです。

水瓶座のシンボルである美少年は神の召使。
彼が持つ瓶から流れている水は限りなく純粋で、地上を浄化するとされています。
これは人類を滅ぼすために神が起こす洪水をイメージしたシンボルです。

参照:

水は生命を養う恵みですが恐ろしいものでもあります。
洪水は地上にしがみついて生きる全ての者を押し流してしまいます。
救われるのは地上にしがみつかずに生きる鳥たちだけでしょう。

水瓶座はよく「ファシズム」「全体主義」に喩えられているようですがそのイメージは正確ではないと私は思います。
ファシズム・全体主義とは、集団統治のヒエラルキーを前提とした社会体制。地上の階級がなければ実現できないからです。
水瓶座は全てを押し流し拡散させる。と言うことは、国家の階級を保つことは不可能となるでしょう。
もしかしたら国家という概念すら失われるかもしれません。
当然、民族主義などという狭く小さな価値観を保つことも不可能になります。
水平線だけが見える世界で地上のヒエラルキーは消えたも同然になるはずです。
(なにしろ「地上」そのものが失われるのですから)

その水平線しか見えない世界で生存できるのは、個々に飛ぶ者だけです。
つまり全体に囚われない個人の精神性が大切になってくると思います。
個々に飛ぶ鳥たちは、バラバラに見えながらも「風」という空気で繋がっています。心と心の通信、テレパシーのようなものでコミュニケーションを取り合いながら飛ぶことになるでしょう。

もしかしたらグローバリズムは進むのかもしれません。
ただし現代人が想像するような「一つの価値観」のもと、隷従することを求められる今のグローバリズムとは違うと思います。
個性を何よりも大切に思うのが水瓶座です。
洪水後に一度は消え去ったかのように見えても、やがて水が引けば陸地が見えます。その時、もはや高い山は崩れ去っていますが、地域特性や文化・マイノリティの個性などは色とりどりに輝くと思います。

【関連記事】水瓶座の「個人主義」は孤独と異なります…『人は地上でバラバラ? 勘違いの個人主義=孤独感が全体主義を招く 』

具体的に現代へ照らし合わせた予測

もう少し具体的な言葉で2020年末以降の近未来を予測していきましょう。個々の国のマンデーン分析はしていません、またの機会に。あくまでも「俯瞰」ですから漠然とした推測。
これは2020年末以降の二百年に関する予測です。まずは近未来から、そして後のほうにかけて変革はゆっくり進むと思います

(一部カット)

大国崩壊

2020年末以降。東アジアにおいて孤立化し、困窮して追い詰められた隣の独裁大国がアメリカとの戦争を企てるかもしれません。
アメリカは傷を負って衰退するでしょうが完全に敗北することはないでしょう。
いっぽうの独裁国家のほうは崩壊し、内戦が始まると予測されます。ある学者が提唱している通り経済・人民の「大洪水」が起きる可能性があります。
この場合、難民が津波のごとく押し寄せる。日本もただでは済まないと思います。転覆しないように準備が必要です。

EUも崩壊の可能性大

残念ながらEU(欧州連合)も崩壊の兆しがあります。
東アジア経済の衰退、アメリカの衰退があれば煽りをくらって崩壊する可能性が高いと思います。
山羊座時代に考えた「一つの価値観による支配」としてのグローバリズムは無意味どころか弊害しかなかったと思い知ることになるでしょう。

新貨幣、情報システムの飛躍的進歩

既存の国家や民族主義が失われると感じた人類は、新たなシステムを飛躍的に進歩させることになるのではと思います。
ブロックチェーンの進歩。仮想通貨が当たり前となり、権力に支配されない世界へ。
ただし実力だけが物を言う冷たい個人主義の社会となるかもしれません。

文化の再興、個性際立つ社会

追記。実力社会であるために、なおさら個人の特性に焦点が当てられようになるのでは。
全体社会で踏みにじられていた古い文化も価値が見いだされ、「個性」「特性」として新たな形で蘇るだろうと思います。しかも民族に関わりなくその文化を気に入った者たちが取り上げる。
皆が他者に干渉せず自分の興味関心へ集中するため、今までの価値観で生きている人は寂しい社会になったと嘆くかもしれません。しかしマイノリティは自由にありのまま生きられるようになるでしょう。

(オマケ)宇宙交流が進む


もう少し空想を広げれば、宇宙人の存在が明らかになり他惑星とのコンタクトが始まるかもしれない。
この場合、地球における物質世界そのものが崩壊し、人間は地上を離れて精神で生きるようになるでしょう。


――予測を書いていくときりがないので今日はこの辺で。

最後はオカルトチックですね。
これは別ジャンルのような気がします。また機会があれば雑談として書きます。


他記事からの引用

参考までに要パス記事からの転載です。この記事のベースになるメモ。
“終わりの始まり”が展開する。
価値観が大きく代わり、次の時代へシフトチェンジすると言われている。

鍵は想像していた通り×国か……。
前記事で触れた学者、劉仲敬が表現した通り「大洪水」が起きるだろう。

中東紛争のほうが欧米の関心事なのだろうが、世界がそちらに目を向けているうちにアジアも決壊する。
トランプ大統領ネイタルチャートの天王星サビアン
「Two ***nese men talking ***nese.(**語を話す二つの**人)」
は、……(非公開)……を意味するかもしれない。

東アジアに住む我々にとっては大波に翻弄される世紀となりそうだ。
巨大過ぎる津波が襲えばどうにもできないが、覚悟だけはしておこう。

乗り切るためには
「しがみつかない」
こと。
民族や狭い地域など、物質的で地上的なアイデンティティにしがみつかないことだ。
そんな地上的な価値観は水瓶座には相応しくない。
人類を捉え、宇宙を視野に入れた発想をしなければ新しい時代を生きていくことは不可能となる。


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