高次霊は人間界の言語を使えない件

 



高次霊と言語


小説を書いていて思い出したのですが、まだ前世など想像もしていなかった頃の夢で、少しだけ過去生の名前のヒントを得ていたことがあったようです。

参考 『僕が見つけた前世』⇒「Age16-April」の最後のあたり
(現実では17歳の秋頃に見た夢。あまりインパクトのない夢だったので、当時たいして気にもとめていなかった。夢ノートの走り書きに残っていたもの)

私はずっと、
「高次元の霊が、過去生の名を教えてくれることは絶対にない。何故なら高次元の視点から見れば、人間界の名前などどうっでもいいことだから」
と書いてきました。

現に、私は
「お前の前世は○○であ~る」
などという尊大なお告げを受け取ったことは一度もありません。
どこかの「ボクは○○の生まれ変わりです!」などと名乗ってビジネスしている方が仰るように、「夢で守護霊から前世の名を告げられた」などということは実際あり得ないのです。笑
もしそんな霊がいたら高次霊でも何でもない。
自分自身の脳の欲望部分の表れか、近くをさまよっていた低級霊が囁いたものと思います。

しかし自分の夢を今こうして改めて点検してみますと、ヒントをもらっていたことはあった……のだな。
私は完全無視していましたが。笑

と言うよりはむしろ、がんばって伝えようとしていたフシさえあります。

それで気付いた。
高次霊が名前を教えないのは「あえて」教えないようにしているわけではなくて、本当に言えないだけなのかもしれない、と。

どうやら音声言語というのは地上に属するもので、地上に近い存在しか扱えないようです。
だから、
「声としての言葉が聴こえたらそれは病的な幻聴か、低級霊の声」
と言うことが出来るわけです。

※彼らのメッセージは音声言語を使わず、意味だけをダイレクトに伝えてきます。ただし彼らの世界に音がないわけではなく、彼らは本性として高度な音楽を持ちます(天界の音楽)。

彼らがかろうじて、地上との共通語言語として使えるのは
「数字」 「記号」 「音楽」
この三点ではないかと思います。
だから昔の哲学者たちは数学や幾何学、高度な音楽を崇めたのではないかと思います。ピタゴラスが数字を神の言語として崇拝し、プラトンが「幾何学を修めない者はこの門をくぐるべからず」と大学の門に掲げたのはこういう理由です。


記号と漢字


ところで、この神々との共通言語のなかで
「記号」
には文字も含まれる可能性があります。

アルファベットもそうですが、アルファベットの場合は組み合わせに人間的な言語力が要るのでなかなか暗号としては使いづらそうな気がします。
その点、漢字は彼らにとって使いやすい記号と言えるのではないでしょうか?

西洋人には漢字が幾何学模様に見えるらしいです。
ということは、彼らにも幾何学模様として見えている可能性があります。

神々とのコンタクトに使うツールとして、もしかしたら漢字は有効なものとなるかもしれません。

なお、世界中で漢字を使える民族は、現在では中国人と日本人のみ。
(韓国では漢字を使える人が少ない)
スピリチュアルな観点から言えば、日本人は優位ですね。


名を教えられた理由

ちなみに夢で高次霊が私の名を教えてきたのは、単に過去生を信じてもらいたかった(=過去生の実在を証明したかった。それで自殺など考えずに前向きに生きて欲しかった)というだけの理由だと思います。

人間の名が彼らにとって「どうっでもいい」ことであるのは、やはり真実です。

もし彼らが人間の名を大切に考えているとしたら、まず先に現在の名を呼びませんか?
過去の名だけ呼んで現在の名を呼ばないなんて、おかしいでしょう。
(だいたい高次元であるはずの霊が、どうして名前で差別するの? 有名だった過去生の名を「高等な名」としてそれだけ呼び、無名の人生の名を「下等な名」として無視する?? 完全公平なはずの高次霊がそんな失礼なことをするわけないでしょうに。名前で差別するのは人間の中でも最も卑しい人たちのすることです)

現在の名を呼んでくれないということは、高次霊は人間を地上の名前で個体識別していないということの証明になります。

 

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前世を思い出したら、すべきこと【前世記憶を現実と照合する方法】

 


もしも前世記憶を思い出したら…
なんとなくの空想で済ませていると記憶に翻弄されがちです。
今の現実と照らし合わせることで、苦手なことを克服し自分らしい生き方を獲得するなど、“今”の人生を深めるために記憶を生かすことができます。

〔目次〕
「夢で済ませるのはもったいない
① 場所・時代を推定(特定)する
② 過去の自分を探す
③ 現在の自分と照合する←特に重要、これだけでも可
(付録) 占いの知識を借りて確認する


「夢」で済ませるのはもったいない


日本のスピリチュアル愛好家の方々は、前世記憶らしきイメージを見てもあまり現実照合や検証を行わないようです。
これは惜しいことです。
特に彼らが前世記憶について「夢」だと仰って、現実・現世との照合を最初から行おうとしないことはもったいないです。

宇宙との一体感を味わう、などの神秘体験は「体験すること」それ自体に意義があるのだろうと思います。
ただ輪廻転生という現象は現世に近いところで起きています。そして前世記憶というものは、何か前世起因のトラウマによる不調があり、その調整をはかるために思い出すもの。だから前世記憶は現実と考え、現世と照合する作業を行うことが非常に大切です。
この現実との“すり合わせ”分析を経て初めて、現世の問題は解決に向かいます。

(ワイス博士などの行った退行催眠では、前世を思い出した瞬間に症状が改善されるというケースが紹介されています。しかしそれは幸運なケースなのかなと思います。一般的な退行催眠治療は、やはり長い時間をかけた客観的な分析が必要で、その分析を行ううちに徐々にトラウマが薄れていくものだったはずです)

ヘミシンクでも自力でも、前世を思い出したら必ず現世と照合する作業をしていただきたいものです。

ここに私自身の行った照合経験から、具体的な「照合」の手順をご紹介しておきます。
(過去記事とも重複しますが、改めてまとめてみました)
参考にしていただければ幸いです。 

⇒私の体験と現実照合メモはこちら

【前世記憶を現世と照合する方法】

① 場所・時代を推定(特定)する


これが第一歩となるでしょう。
覚えているイメージを手がかりとして、今の時点での知識を総動員し場所と時代のアタリ(見当)をつけてください。
「西洋か、東洋か」 「100年前か、1000年前か」
最初はこの程度で構いません。
どうせ自分の知識など浅いものなのですから、国の見当をつけたとしてもたいてい間違っていると思ったほうが良いです。(私は当初、激しく間違えていました) 
なお、この時に自分の願望が出やすいことにも注意してください。「自分の前世がこの国の人だったらいいなぁ」と願っていた国とは、現実には異なる場合が多いと思います。

だいたいの見当をつけたら、その周辺の国や時代の記録を読みます。
ここでは消去法で自分の記憶と違う国や時代を片端からカットしていきます。

※追記でご注意 
前世記憶は誰でも必ず、現世イメージが混ざり作り変えられていることが考えられます。このため調度品や服装等々の細部についてはこだわり過ぎないようにしてください。もっと本質的な習慣や時代の状況で考えるようにします

そのようにして、出来る限り狭い範囲に絞ります。


② 過去の自分を探す


次に①で狭めた範囲の時代における、自分自身の痕跡を探します。

100年以内に生まれ変わった人は、前世の家族を探すことも可能でしょう。
近い時代に生まれ変わった人は前世の自分の名や住所を覚えていることもあり、早い段階で過去の自分を発見出来るはず。前世で生きていた土地へ旅し、前世の知り合いと再会して語り合うことも夢ではないと思います。

ただこれはかなり幸運なレア・ケースです。
ほとんどの方は100年以上経過してから生まれ変わっていて、前世の家族や友人もとっくに地上を去っています。前世の住所など仮に覚えていたとしても、もちろん残っていないでしょう。国さえ残っていないことが多いと思います。

そもそも名前を自分で記憶しているケースのほうが少ないはずです。
(言語記憶は一番に失われやすいため。またはダウンロードする必要がないのか? たいてい言語記憶は蘇らない)

でも、諦めないでください。
前世で国家的な役職を持っていたり、何か大きな事件に関わった覚えがあるなら、前世の自分を記録のなかに発見することが出来るかもしれません。
特に中国人やギリシャ人・ローマ人などには記録癖があったため、古代でもかなり現実的で詳細な記録が残されており、「記憶通り」の記録を発見出来る確率は高くなります。

たとえ自分自身を発見出来なくても、自分が関った人のなかに有名人がいれば照合の手がかりになります。
記憶のなかに同時代で生きていた有名人についての知識があれば、これも照合に役立ちます。

ただ注意していただきたいのは、フィクションと現実の記録文献は明確に区別しなければならないということです。
世の中には歴史モデルのフィクションというものがたくさんあります。
もし自分の記憶がフィクションと一致して現実の記録と一致しない、などということがあれば、その記憶は今世で得た単なる知識であり前世記憶でもなんでもありません。
その記憶が本当に「自分が体験した記憶」なのかそれとも知識なのか区別するために、何がフィクションで何が現実の記録なのか、しっかり学んでおく必要があります。
(混同を避けるため、始めの段階ではフィクションを避けて極力触れないようにするのが良いでしょう)
 

③ 現在の自分と照合する


これが誰でも100%出来る、最も確実かつ重要な現世照合の作業です。

ほとんどの方は自分の前世の記録を発見することが出来ないでしょう。
(私自身もほとんどの記憶で発見出来ておりません)
でも、現在生きている自分自身との照合だったら、誰でも100%可能です。

ただしこの照合で「自分のことだから」と気を抜いてはなりません。
漠然としたイメージに走り、満足してしまっては全てが水の泡になります。
たとえば
「あたしはベルサイユ宮殿が大好きだから、前世はフランスの貴族に間違いないわ~♪」
的な、適当な考えは思い込みの域を出ません。
たとえそれが事実だとしても心地良いイメージに溺れているだけでは、いつまでたっても前世の欠点は改善されませんし成長出来ないでしょう。

大切なのは客観性です。
前世の自分と今の自分を客観的に比較し、今のどこが前世と共通しているのか調べてください。

たとえば次のような点を列挙して調べていきます。

●前世の自分の欠点 / 今の自分の欠点
=冷静に欠点を挙げることが最も重要な作業になります。欠点こそ現世の問題解決として役立ちますし、欠点には願望が入る余地がないからです。欠点を挙げるときはなるべく具体的に。自分で思っている欠点だけではなく、他人に言われた言葉も列挙するのが良いです。

●前世の家族関係 / 今世の家族関係
=家族関係や家系の特徴など共通項を列挙しておきます。前世の家族関係は、今世でも似通ったものとなりやすいです。特に家柄、貧富の度合い、家系における性質は引きずりやすいと言えます(何故なら自分自身がそのような家系に生まれやすいカルマを引きずっているので)。
 
●前世での得意・不得意 / 今世での得意・不得意
=性格もそうですが、能力も引きずりやすいものです。肉体に障碍がない限り、たった一回の転生ごときで激しく能力が変化することはありません。能力は生きているうちに訓練して少しずつ成長したり、少しずつ退化するものです。特にスポーツや音楽、勉強などの得意ジャンル(好み)は変化しづらいと言えます。


(付録)占いの知識を借りて確認する


これは最終確認としての裏技です。

何度も書いてきたように、占い、特に西洋占星術のホロスコープには前世の経験が刻まれています。
宿曜占星術ですと、さらにピンポイントに前世の職業まで当ててきます。
参照ページ:筆者のホロスコープ

 ※ただし宿に反映されるのは直前の前世に限る

占いも「科学で実証されていない知識だからあてにならない」と思うかもしれません。
しかし、占いの知識が自分が生まれる前から既に存在していた、自分の脳とは完全に切り離された情報であることは確かです。
この「自分と切り離された」場所にある占いの知識と、自分の前世記憶が一致していたら、その記憶はもう「現実の前世である」としか説明がつかない確信となります。

もちろん他人はそれでも信じてくれないでしょう。
「占い」や「前世」という言葉だけで最初から無考えに否定する人ばかりだからです。
ただこの「現世照合の作業」とは、他人を信じさせるために行うものではなく、自分自身でそれが現実であるかどうかを確認するために行うもの。そして現実のこととしてトラウマを受け止め、先のステップに進むために行うものです。それを忘れないでください。

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