「AI歌絵巻」さんに爆笑したり感動したり。『ブルース蜀相』には感謝
軽めのネタ、お奨め動画の紹介です。
本日たまたま見つけた「AI歌絵巻」さんという動画チャンネルにはまっています。
和歌や漢詩など古典にAIで曲を付けているチャンネルで、運営者さんのセンスが非常に良くどの曲も素晴らしい仕上がり。AIであることを忘れ聞き入ってしまいます。
学習用と意識して作られたチャンネルではないと思いますが、学習にも絶大おススメです。
子供たちはこれを繰り返し聴いていれば古典を覚えてしまうでしょう。
おススメソング
「かんじーざいぼーさーつ!」イエー!!! 笑
始めこの動画からはまりました。
家族と一緒に爆笑しながら歌った。ノリノリで一緒に歌えてしまうのが我ながら怖い…。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ
というあれですね。
ロック~演歌までのベストアルバム、どんみすぃっ(Don't miss it)!!
私は『昭和ディスコソングな平家物語』と『シティポップな平家物語』が気に入りです。
いい感じ。
「ある人、県の四年五年はてて~」からのサビが好き。
最後のオッサン化(正体出現)は閲覧注意。笑
これは素晴らしい!
本人の写真を使っているだけあってまるで賢治が歌っているかのよう。
正直に告白しますが本気で感動してしまいました。
この詩がフォークにはまり過ぎていて、最初からこういう曲として存在していたみたいです。
「サフイフモノニ ワタシハナリタイ」の呟きに共鳴し過ぎ、あやうく涙を落としそうになりました。
信玄カッコイイ!
さすが言葉に胆力があり燃えますね。
風林火山の原典は『孫子』なのですが、現代日本人にこそこの闘士が必要。
二胡が効いていて美しい。ちゃんと中華風ロックです。
哀愁があり、好み。日本語なのに中国の歌手さんたちの声を合成しているらしく(発声が違う)AI凄いなと思いました。
YMOっぽい兼好。ファンキーなグラサン、お似合いです。
「つれづれなるままに、ひぐらし、すずりにむかひて…」
日本人なら誰もがすらすら言える冒頭ですが何故か内容は記憶にないという。
改めて聞くと現代にそのまま通用する言葉。
このたび“禍”と呼ばれた売国政治家へ聞かせてやりたいですね。
…ああ紹介しきれません。
他にも良い曲がたくさんあります。ぜひチャンネルへ行ってみてください。
『ブルース蜀相』クラプトンな杜甫に感謝
以上は純粋に私の趣味にヒットした曲を紹介してきたのですが、4日前の最新動画にこのような曲がありました。勝手ながら感謝として貼らせていただきます。
唐のクラプトン杜甫さん!
唐詩にブルースとても合いますね。この乗りの良さは杜甫の原文(天性の言葉のリズム)を反映していて素晴らしい。
意外に思われるかもしれませんが、実は私はこの杜甫の詩に今回初めて触れました。
若い頃に杜甫を気に入って解説書まで読んでいたのにスルーしてしまったのか。何故か意識に止まらなかったようです。
追記【別サイトリンク】杜甫の『蜀相』とは? 解説と朗読
(なるほど… 杜甫と言えば生涯名をあげ功を立てること叶わず、貧しい暮らしで飢えのために子供を失ったという衝撃のエピソードを持つ悲劇の詩人。私は死後に作品だけが出世した彼の運命のほうを理想的と思っていますが、たぶん根本的には似た性格のため彼の詩へ共鳴したのかもしれません)
考えてみれば三国志のゲームにマンガはおろか、有名な杜甫の詩さえ回避して生きて来られたのは逆に奇跡※と言えるかもしれません。
※最近ここへ来られた方へ:
筆者は体験当時まで三国志というものの内容を知らず(里見八犬伝の続編だと思っていた)、登場人物の名を聴いたことさえありませんでした。とは言え決して無知だったわけではなく、読書好きでしたから逆にあり得ない奇跡で回避したのかなという与太話
ここ数年は三国志ジャンルが本気で嫌になり意識的に避けています。
歴史反転して虐殺王へ尻尾を振っている日本人へ軽蔑と恨みしか抱けなくなった今になって、このような動画と出会いました。
「長使英雄涙満襟」……に、胸が苦しくも温かくなります。
人としての心を感じます。
ここの動画に集まったコメントにも心がありますね。
日本人にもこんな心ある人たちが残っていたとは。まだこの国へ望みを抱いて良いのでしょうか?
たびたび「『三国志』など消えて無くなれ!」
(または三国志のない平行世界へ飛びたい)
と唱えている私。
申し訳なく思います。
いくら平行世界へ飛びたいと願っても実現しません。
今日もまたこうして消えていないことを確認することになってしまいました。
でもいつもと違って嫌な気分ではない。
タイトルで「感謝」と述べたのは三国志へ意識を戻してくださったからです。
しかもカルトたちのおぞましい悪意の声ではなく、人間らしい言葉にて。
(コメントでも指摘されている通り)文革という悪魔の所業をした当のC国においても先日まともな演劇を見かけました。
少しずつ時代が変わってきている気がします。
残念なことの多い現代日本とC国ですが、本音を言えば見限りたくないのです。
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